オトノナイセカイ。
掲載日:2018/01/06
この世界は音がない世界なんだ。
いろいろと困ることがたくさんあるんだよ。
先ずは、会話が出来ない事。
手振り素振り伝えるけど、ドコまで伝わっているか分からない。
車が通っても音がしないから危ない。
子供たちの遊ぶ音も何もしない。
赤ちゃんの泣く音もしないから、お母さんは大変だ。
赤ちゃんの表情や動きだけで何を訴えかけているのか?
気がつかなくてはいけない。
静かな世界。
音のない世界。
僕には好きな女の子がいる。
でも、僕の本当に伝えたいことは彼女には伝わらない。
きっと彼女も同じ事を想っているはずだ。
音がない事はいいこともある。
僕の見えている世界は僕だけのモノだと思える時がある。
音がないから自分の世界に入りやすい。
彼女と一緒に居る時も二人だけの世界にでいれる。
それとね? 音がないから違うところが敏感になると言うか?
それが目だったり鼻がよくきいたり味覚も五感以上のモノが
敏感になる。
ただ聞いてみたい音があるよ。
鳥のさえずりや川のせせらぎ虫の鳴く音、自然の音。
僕の世界では絶対に聞けない音だ。
僕がどうしても聞きたい音がある。
彼女の話す音を聞きたい。
どんな音なのだろう?
『この世界には音がない。』
最後までお読みいただきありがとうございました。




