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unKnown  作者: 縁側 熊男
序章 始まりの出会い
6/8

序章+ 旅路/帰り路

話数が"+"のものは、別に読み飛ばしても構わないものです。

章の終わりに、ギャグっぽい感じで入れていきます。

なんか、話のつじつまが合わなくなってきたら、ここで修正していく所存です。


それでは、どうぞ!

 「その…… 白銀の騎士団とやらの本拠地はどこにあるんですか?」

 「そうだな…… よく知らないが、とりあえず帰り路を記したメモがあるから、帰ることはできる」

 帰り道か……。 私にとっては、旅路だな……。


 4月17日 午前9時23分


 あの後、結局私の家に戻り、夜が明けてからの出発となった。

 一刻も早く帰りたい彼女は少し渋ってたような気もするが、なんとか賛同してくれた。

 元に戻らない右手に対しては、包帯を巻いた上に長袖の服を着るという対処をした。

 学校等の諸々(もろもろ)の事情は、彼女の上の人がやってくれるらしい。

 学校とかのことは、あまり深く考えないことにした。

 あいつも……。

 ちなみに、この出発までの間でもう一つ分かったことが……。

 「なぁ、これってどう行けばいいんだ?」

 「はぁ?」

 彼女は、かなりの天然+馬鹿だ。

 少し複雑なこととか、初めてのこととかにはかなり動揺する。しかし、何といえばいいのか……、クールに

振りまわろうとしている。なんか、背伸びしているが、何も知らない子供のようだった。時々偉そうにするし。

 ちなみに、昨日彼女が持ってきたカバンの中には、着替え等の生活必需品が一切入っていなかった。入っていたのは、大量の食糧と本。かなりの数を家に置いてきたが、軽く泣きつかれた。

 お守りをしているのはどっちの方か、分からなくなってくる……。

 彼女が分からないと見せてきたメモには、電車の路線図が手書きで書かれていた。かなりきれいに。そして、ここの最寄り駅とその周辺の駅を大きく囲うように赤い丸が、かなり遠いところの駅に青く丸が示されていた。遠いとは言っても、2時間程度でつく場所だった。乗り換えは多いが。

 なるほど。これは、帰り路だけでなく、行き路も記されているものだと考えれば、説明がつく。

 彼女は、私に用があってきたのではなく、この辺に用があったのだろう。赤い丸は目的地周辺の駅ってことだろう。

 で、青い丸は……。

 「ここに行けばいいんじゃないんですか?」

 目的地、白銀の騎士団の本拠地近くってところか……。

 「そうなのか」

 「たぶんですが、おそらく」

 「じゃあ、そこに行こう で、どうやって行くんだ?」

 「……」

 彼女は……大人……だよな……。たぶん…………。


 そして、ここからは、完全に私が彼女のお守りである。

 かなり乗り換えが多く、さらにこの馬鹿が一緒だったが故に、4時間かけて、目的の駅に到着。

 道中のことは、語らせないでくれ……。

 

 「見たことのある景色だ」

 「そうじゃなかったら困ります……」

 私のイライラは、再度Maxだったが、疲労の方が強かった。


 そして……


 4月17日 午後2時10分


 白銀の騎士団とやらを、私は見ることになる。



to be continued……

おまけ 道中のワンシーン


「お、駅弁だな うまそう…… 買っていいか?」

「なんで私が許可あげなきゃいけないんですか…… というか、食べる場所ないですよ」

「あれって、電車の中で食べるものだろ?」

「誰が一般車両で駅弁なんか食うか!」

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