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私立天才と公立バカの勝負  作者: 学園・文学好き
2/2

石より重いから

 私は、通学路が長い事にいつもイライラしていた。


 なぜって、ファイアとコトの邪魔する時間が増えるから。


 「やーい!!」


 ああ、今日もまた来た。何度追い払おうと、やっぱりついてくる。


 正直、邪魔だ―――


 「今日はこれもってー!!」


 と、リュックを出してきた。中学の荷物とは、とても重たいものなのが普通と言って、その通りと言われるくらい重たい。そもそも運動能力が皆無に等しい私に、そんなの持てるわけない。


 だからこそ、嫌がらせをしてくるのだが。


 「やだ」


 「2文字は無いよー(笑)」


 「じゃあ、絶対嫌」


 「そうじゃなくてー…」


 「じゃあ何?同じ学校に通っていたのなら、運動能力・・」


 「何、じゃなくて、その根性を…」


 「4年前も同じ事を言っていたので、信用なりません」


 「まあ固い事言わず・・・」


 「だれかー、この人が仕事を押し付けて来まーす、助けてー」


 「わああああああああああああああ」


 「だって本当にそうじゃん、他にたとえはないよ」


 「無くていいから~、おねがいみのがして~(くねくね)」


 「いや」


 そのとき、神が舞い降りた。


 「何ですか?」


 「あ~、この人達が…」


 「な、何でも…」


 「じゃあ何?今まで人に宿題押し付けたり、人を階段から突き落とすのは、何だったの?」


 「え…ええと…」


 「だそうです。」


 「分かりました。そこの人達!!」


 「「はい!?」」


 「人を怪我させたり、勉強を押し付けたりするのは、駄目な事ですよね!?」


 「「は…はい…」」


 「なら、これからはこんなことしない!!あ、あなた、携帯持ってる?」


 「持ってます」


 「なら、アドレス交換しましょ♪」


 「はーい」


 これで、2,3日平和になった。


 2,3日だけ。

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