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ウェディング

雲一つない晴れ渡った青空。

爽やかな風と時おり聞こえてくる鳥のさえずり。

なにか良いことが起こりそうな、そんな気がしてくる最高のシチュエーション。

朝からなんだかちょっとワクワクしていた僕。

そして・・・

「迎えに来てくれないし言ってくれないからこっちから来ちゃった。もう観念して結婚しようよ」

美しいウェディングドレス姿のまま華麗に壁ドンしてくれた恋人。

涙目のまま突きつけられたのは彼女が用意したらしい小粒のピンクダイヤのついた結婚指輪。

ついさっき宝石店から受け取ってきたばかりの僕が用意したプロポーズ用のブルーダイヤ指輪が手の中から滑り落ちる。

明日は彼女の誕生日だから、明日になったらさっき取り落としてしまった指輪とびしっと決めた僕を誕生日プレゼントにしてプロポーズしようと思ったのに。

「貴方の誕生日、今日でしょう?この結婚指輪とウェディングドレスの私をプレゼントしてあげる。たから、結婚してください」

どうやら考えていたことは同じだったらしい。

無理矢理左腕をとられ薬指にピンクダイヤの指輪を押し込まれた。

待たせてごめんなさいと土下座した僕がいる。

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