084⚫️見送りに込める想い & 085⚫️青いボートのふたり
084⚫️見送りに込める想い
あなたを見送る。飛行機が離陸する。
暫くは会えない。リモートで顔を見て話す、というのでは物足りない。
ううん、それがダメというわけじゃない。
でもね・・・。
ミサヨは飛行機の影が見えなくなるまで、手を振り見つめ続けた。
085⚫️青いボートのふたり
「でもね、ビリー、Misa にいきなりボートに誘う、っていうのはダメだったよ。」
「あっ、そうなんだ?なんで?」
「ふぅ。あのね、女の子をいきなり、こんな大きなボートに招待すれば、みんな警戒しちゃうぞ。」
「あれ?そうなんだ・・・。うーん、そうかあ。ああ、そうなんだあ。」
「あなた、これまでそういうことを考えないで口説いてたの?」
「・・・いや、あの・・・やったことないから分かんなかったんだよ。」
「うぇえ?!ちょっと待ったあ!あなた、モテるでしょ?なんでデートの誘い方がわかんないのよ?」
「う・・・ん。なんか、誰も近寄ってこなかったし。声をかける勇気っていうのも・・・本当のところなかったような・・・。」
「ふ〜ん・・・。ハンサムな富裕層にも悩みはあるのねえ。」
「・・・でもさ、ヤオは来てくれたじゃないか。なんで?」
「そりゃあ・・・トモダチだからよ!そう、トモダチ!」
「なるほどお!じゃあ、トモダチにcheers!」
「あなたね、いくら王国では18歳から飲酒OKって言っても、真っ昼間からアルコールはダメだからね!ジュースよ、ジュース!!そういうのが、ダメなのよ!」




