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037⚫️王虎が見ている & 038⚫️マーマレード・キャット
037⚫️王虎が見ている
ー王虎、どうだ。レグナスに変わりはないか。
ーはい、マイロード。相変わらず、いろいろと企んでおります。
ー実行に移す気配は?
ーまだです。条件が揃っていないと判断しているようです。
ーそうか。では引き続き観察を頼む。’彼女’ とも連携を頼む。
ー承知いたしました。
038⚫️マーマレード・キャット
どうにかならないか。
カナタは公妃の子だったのか。
・・・いや、養子ということか。
ふむ、人質としては悪くない。
だが、どうもうまく事が進まん。
予の考える策が、ことごとく裏目に出る。
統治困難な地方を鮮やかにまとめ上げ、文化面でも国に貢献してしまう 。
あやつは、なぜこうも成功を重ねてしまうのだ。
次にどんな策がある?
失敗をさせ、幽閉し、公国に無理難題を突きつける・・・。
その筋書きが必要なのだ。
どうすればいい。
どうすればあやつを嵌められる?
レグナスは深く考え込む。
その左手が、無意識に愛猫の背を撫底ている。
マーマレード・キャット、名はウーファン。
虎斑を宿した黄金色の毛並みが、
薄暗い部屋で、静かに波打っていた。




