023⚫️なんとかできるの? & 024⚫️自分で対応しないと・・・
023⚫️なんとかできるの?
どうすんだ、出小保湖くん!
苦情がいっぱい来てるじゃないか!
あの痩身サプリメント、どうなってるんだ?!
わからん?下請けに丸投げしたあ?!
バカモンがあ!
いや、これはハラスメントになるな・・・取り消す!
だあが、どうなってるんだ?
あっ、専務!えっ、わが社のサーバーが?
えっ、系列グループのも?
うぇ!国内外に広がってる?ウィルスが?!
ひえぇえ!
出小保湖くん!な、なんとかしたまえ!
024⚫️自分で対応しないと・・・
「んで、この’スグヤセールン’の流通の過程で、巧妙なウィルスが仕込まれてたってことか?」
オレの問いにココアが答える。
「はい。後手になりました。すみません。」
「いや、ココアのせいじゃないぞ。局長の連絡が遅かったからな。もうちょっと早く反応して、こっちに振ればいいのによ。」
「どうしよう?ジン、あなたのところのラボで対策できないの?」
うん、エイミー、それそれ。
どうも最近、オレが言おうとしていることを、誰かに先に言われちまってる気がするな。
「そうですね。巧妙な手口ですね。意図的にこれをされると厄介だな。」
「じゃあ、打つ手はないのかよ?」
「いえ、もうワクチンソフトは出来上がりつつあります。しかし、感染したすべての利用者が、対応するかどうか・・・。感染の事実にすら気がつかない、あるいは気がついても、放置してしまう、ってケースもありますからね。」
「うぅん。じゃあ、ともかく一味を捕まえればいいんじゃないか?」
「オオガミさん、位置の特定ができました。国外ですね。直接乗り込むのは、時間がかかりそうですよ。」
「くそ!何とかならんのかあ、ジン!」
「それなら海外のエージェントにやってもらいましょう。」
「海外?誰か近くにいるのかよ?」
「現地駐在員がいますから。向こうの政府の許可を取り付ければ、動けますね。」
「それじゃあ、そこは局長の出番ね。交渉事は彼に任せましょうよ。」
また、わたしか。
局長を何だと思っているんだ。
警察庁と話をつけた時のように、海外にもやってくれ、というのか。
ううむ。あの時、高校に乗り込めたことで、4人とも味をしめたな。
まあ、仕方がない。被害の拡大は阻止せねばならんからな。
おい、直通回線を開け。
丸投げを丸投げで返された、という感じだがな。




