最終話「ムチとこれから」
拝啓
私の名前はキャンドル・クイットネス。
貴族だけが集まるダーニエッタ学園に通ってます。
学園に通って文武両道で頑張って、楽しい学園生活を送るつもりでしたが、なんの食い違いか、色々と大変な学生生活になってしまいました。
この国の王位継承権第1位であるクリス・ダーニエッタ様、そのクリス様とライバル関係にあるエドワード・ファング様、縦巻きロールでプライドの高いエリザベス・ジョーンズ様、主席でこの学園に入学したダリル・ベンジャミン様、色んな人と出会うことができました。
全員が全員、ちょっと…というかかなりクセのある人間ばかりです。
ですが、弟のニコルのサポートのおかげで不自由なく暮らしています。
学園でお友達を沢山作るつもりでしたが、なかなか上手く行かず、その割には銀行強盗に遭ったり、変な大会に参加させられたりなど、トラブルが満載でした。
そういったこともあり、一度は退学も考えましたが、みんなやお父様の説得もあり、1年間だけ頑張ってみるつもりです。最近は少し落ち着いて勉学に励めている気がします。
私に今のところ将来の夢とかはありません。
今後どうなるかはわかりません。
でも、私の人生は私のもの。目標は自分で作るもので、神様や誰かが用意してくれるものではないと知りました。
人生は長いです。これから学園生活を終えるまでにゆっくり生き方や目標を考えていこうかと思っています。
なせばなる!
行動は起こさなければ、可能性は最初から0だということ。
それがこの学園生活で学べた事のひとつです。
少し短いですが、この辺で終わりたいと思います。
またあなたとお会いできる日を楽しみにしております。
愛を込めて
キャンドル・クイットネス
追伸
『キャンドルとムチの愛好会』は解散させました。
あんなもの、必要ないので♡
中庭で食事をしているキャンドルをつけ回すいつもの3人組。
それを追い払うニコル。
いつもの日常を校舎の屋上から眺める人物がいた。
「フッ、キャンドル・クイットネス。四天王のうちの3人まで籠絡したようだが、あの3人は四天王の中でも3弱。この私はそうはいかないぞ、ククク」
完
小説をロクに書いた事もないのにいきなり連載してしまい、この拙い小説を読んでいただきありがとうございました。
予定通りの全20話で完結できました。
この小説を書くにあたって、キャラクターを動かす事の難しさがよく分かりました。
完結まで読んで頂いた全ての読者の方々に御礼申し上げます。
ありがとうございました。




