統合失調症は「病気」ではなく脳の形態変化による「障害」だという説。(神から教育を受けているように感じる)(寒くて昼寝が出来ません)
昨日、おなかを壊してしまい、仕事を休まざるを得ない状況に追い込まれた、井上和音です。
統合失調症になると、何もする気が起きず、ぼーっと、寝るまではいかないけど、寝込んでしまうことがよくあります。
ぼーっと、天井を見て、何かを考えている。
しかし。
ここのところ、寒いですよね。暖房で28度に設定しても、床のほうが冷たく、畳の上で昼寝をしようとすると、冷徹な寒さが体を襲います。
誰でも知っていることですが、暖かい空気のほうが部屋の上の方にたまりやすく、暖房をつけても、床のギリギリのところには、暖かい空気は降りてきません。
なので、寝ることができないのです。布団をセッティングして、電気毛布でも用意したら、寝ることは可能ですが、私は面倒くさがりなのでそこまではしません。
神から「寝るな、起きとけ、読書でも、YouTubeを見るでも、北京五輪を観るでも、何でもいいから、ぼーっと過ごす無駄な時間だけはやめておけ」と言われているような気分になります。
じゃあ、夏はどうなんだ? という話になりますが、夏はぼーっと寝てるのでしょうね。冬だけの、そして、おなかを壊した、ここ数日の間だけの神からのメッセージのように感じます。
狂ってますよね。「ぼーっと寝る」のも統合失調症の陰性症状の一種でありながら、神を妄想して、「ぼーっと寝るな」というのも統合失調症の妄想の一種です。
なんとなく、統合失調症の神からの命令指令である、という妄想の中には、「神が私を教育している」と感じることが多々あります。
例えば、テレビの料理番組を見ていたら「お前も料理に挑戦しろ」みたいに感じるのです。ニュース番組を見ていたら「世の中のことをもっと知れ」みたいにも感じます。この妄想を信じすぎると、いたらん行動に移してしまうことが大半なので、ほぼ無視を決め込んでいますが。
昔の話。閉鎖病棟で過ごしていた2018年サッカーワールドカップがあっていた時期のこと。
入院患者の女性が相談しに来ました。彼女はこう言いました。
「三浦知良さんが、サッカーを観ろって言ってくるんです。私は観たくないのですがどうすればいいのでしょう?」
私は、その気持ち、妄想の気持ちが良く分かっていたので、「馬鹿じゃないの」とか「頭がおかしい」などとも思わず、かといって私では対処できないために「看護師さんに相談してみたらどうですか?」と返答しました。
統合失調症(本物)の患者さんは、誰かから命令されている、と感じることが多いみたいです。いろいろなものが暗号に見える、指示されているように感じる、というのは、私自身、散々味わってきた苦しみで、解決しようもない症状の一つなんですよね。
《《すべての物事が、私に向けて言っている、話している》》ように感じる。これは妄想ではなく、脳の認知機能が謎の原因によって構造ごと変化してしまったことにより生じる、当事者にとっては邪魔で邪魔で仕方がないです。病気というより、脳内の形態変化で、まさしく障害という言葉が当てはまると思います。これが統合失調症の脳内に起こる本質的な部分なのではないかと思っています。
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(統合失調症とは関係ないおまけ)
北京五輪の開会式すごかったですね。聖火台にトーチをぶっ刺すというのは考えもしませんでした。雪の結晶のなかに点のように光り続ける聖火は、一つの淡い星のようにも思いました。




