表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
統合失調症(本物)になると、起こること。(雑記ブログ)(とうおこ)  作者: 井上和音@統合失調症・発達障害ブロガー
51記事以降
60/1049

統合失調症(本物)4年目になると、自室に居ながら、精神科閉鎖病棟の隔離室にいるかのような状態になる

 こんにちは。井上和音です。


 何も不思議なことは起こりません。


 この前も駅ですれ違いざまに「心配せんでいいよ! 一生あんたはこのままだけん!」と言われました。


 脳みそが麻痺している私にとって『だからなんだ』という気持ちしか浮かびませんでした。


 物理的に、不思議なことが起こらず、物損とも思えることも起こらず、何もない日々が続いていきます。


 働くのも、かなり楽な仕事を振り分けてもらっている(ように感じる、もしくは無能なので単調的な作業しか振り分けてもらっていないのかもしれない)ので、なんとか続けることができています。


 読書もしていますが『だからなんだ』という気持ちになります。本を読んだ、だからなんだ。金でも入ってくるのか? そんな腐れた気持ちになってしまいます。


 統合失調症が薄れるにつれて、昼間の疲れがどっと増すようになりました。本日も十時に寝て、九時半まで寝ていました。予定では十時まで寝て、疲労感をとにかく取ろうと考えていましたが、どうやら長く寝ることも身体は許してくれず、目覚ましが鳴る前に起きることにしました。


 夢とかどうでもいいと思うのですが、ポケモンのカポエラーと喧嘩する夢を見ました。


 統合失調症(本物)らしいことは何一つ起きていません。読書してNISAとかしてみたいとも思いましたが、親から許可が出ず、お話はそこで終了。


 将来の夢というか、何がしたい、とかいうのは何もなく、何もないとどうなるかというと、横になってじっと目をつぶるだけになります。


 なんというか、タイトルそのままなのですが、閉鎖病棟の隔離室にいたころのような状態を、実家の自分の部屋の中で創り出している状態です。


 父親や姉から、なんやかんや頼まれるのですが、大抵頼まれるときは、寝ています。多分父親からは呆れられているし、父親も私に対して諦めの気持ちを持っているのではないかと推測しています。


 父親や姉が構想を練って、それを手伝うのが私の役目だと思うのですが、大元の構想が何も分からないし、《《積極的に関わっていこうとしない姿勢》》のために、多分諦められているのだと思います。


 家事などの仕事をするのが普通で、それをいかに《《素早くテキパキとこなすかに重点を置いている》》家族に対し、《《私はいかに家事などの仕事を減らすことが出来るか》》に重点を置いていることなども、大学の学部学科の出身が違うのか、優秀だったのか、優秀では無かったのか、の違いなどで、生き方の判断そのものが、私と家族では違うのだな、と感じています。


 例えば、熊本県代表の大津高校が高校サッカー選手権大会で初の4強まで進んだことを、仕事が終わってから知り、父親に話したところ「お前は余裕があってええな」と皮肉を込めて言われました。《《忙しいことを誇りに思うタイプの人間なんだな》》、と感じました。統合失調症患者とは真逆の視点で生きているような感じがしました。


 今日は仕事は休みで、精神科に通院しなければいけない日なのですが、暇なのか、閉鎖病棟の隔離室にいるかのように、ぼーっと天井を見上げて、刻々と時間が過ぎていきます。働いて気付いたのは、この、ぼーっとして、やり過ごす時間がいかに貴重かということを知りました。閉鎖病棟の隔離室には二度と入りたくはないのですが、実家で、それと似た環境を創り出すことは、統合失調症患者やうつ病患者、双極性障害の患者などにとっては、とても貴重な時間なのかもしれません。


 脱成長、とでもいうのですか。流れに身を任すというか。


 テレビ見て笑って、仕事をなんとか続けていく。


 もしかしたら将来、何か変わることがあるのかもしれない。変わらないことがあるのかもしれない。


 お金の問題以外は、なんとか解決できているように感じます。


 寝ている時間がもったいない、とは感じなくなりました。脳が収縮を始めてしまったのでしょうか。将来的に利益になることはなんなのか。全く分からなくなりましたし、寝ている時間が多くなりました。これも症状なのかもしれません。コンサータを飲んでこれなので、飲んでなかったら本当にヤバかったかもしれません。


 何事も起きず。無難に生きれれば、それでよし。


 世間の人は、精一杯働いている。


 私も、自分なりの力で、精一杯働ければ、それでよし。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ