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統合失調症(本物)になると、起こること。(雑記ブログ)(とうおこ)  作者: 井上和音@統合失調症・発達障害ブロガー
2021/11の記事
49/1049

仕事中に手が止まる、転換性障害とは? 慢性化するとヤバい病気。

 『やろうと思わなければ横に寝た箸を縦にすることも出来ぬ。』

 夏目漱石の名言として知られていますが、夏目漱石が神経衰弱、今でいえば統合失調症に当たるかもしれない、症状を持っていたこともまた有名です。


 この『やろうと思わなければ横に寝た箸を縦にすることも出来ぬ。』が、今日、仕事中に来ました。ワッペンシールを何百部と貼るという、至極単純な作業中に起きました。


 手が、動かない。


 手どころか、目線も、下を向いたまま動かない。


 筋肉が、行動を拒否している。どうみても精神疾患が限界に来ている。


 「これはヤバイ」と思った私は、席を立ち、廊下を歩きました。歩きながら考えました。統合失調症の症状ではない。しかし、何かしらの精神疾患であることは間違いない。このまま止まっていたら、おそらくは、叫ぶか、倒れるか。どちらの二択にしようと、一度発してしまえば、もう二度と職場に戻ることはできないだろう。


 「正午まで頑張ろう」私の出した結論は、体調不良により午後から休暇を取ることでした。


 休暇簿を出して、直接ではないにしろ、遠くから上司の声で聞こえてきたのは「どうして朝から休まなかったのだろう……なんでわざわざ来たんだろう」とのことでした。


 仕事をしてみないとわからないものです。また、アルバイトの身分でもあるため、一つの単純作業しか割り振られておらず、他の仕事をする、という選択肢もありませんでした。


 家に帰り着きました。『体調が優れない』という理由で休暇を取ったので、素直に布団に横になりました。すると、全く身体が動かない。日ごとに寒くなったのがこたえたのか、電気毛布を敷いた布団に身を包むと寝ているわけでもないのに、身体が、ぼーっと動かない。ぼーっとしていたら、終業時間になっていました。あのまま職場にいたらどうなっていたか、本当に危なかったのかもしれません。


 父が帰ってきて、家事をせねばとなんとか起き上がり、食事をとり、お風呂に入り、あの『やろうと思わなければ横に寝た箸を縦にすることも出来ぬ。』の症状は一体何だったのだろう、とネットで調べてみました。


 『転換性障害』


 てんかん、とは違うのでしょうか。多分違います。精神疾患の一つなのだと思います。ただ、統合失調症ではありません。悔しいのですが、精神が弱いので起こってしまった症状なのだと思います。


 土日は休みです。休暇を取れば恐らくは大丈夫です。この休暇の取得で逃げ癖が付かないか、それが一番心配です。


 あと、心配していることと言えば、セパゾンという安定剤を、一度に二錠、4mg、多いときは一日八錠飲んでいることです。ちょっと多すぎる気がします。劇薬では無いにしろ、かなり心や動悸が安定します。その分、飲まないときの反動も徐々に大きくなっている可能性があります。


 今まで『転換性障害』や『眠気』に対しては、コンサータという発達障害の薬でごまかしてきましたが、コンサータは『飽き性』などには効きません。『転換性障害』は『飽き性』からきていると思っています。コンサータは地盤を作ってくれるだけです。やれるかどうかのその先は、また別のメンタルヘルスにかかってくるか、もはや薬の領域ではないとも思います。適度な休息のレベルだと思います。


 『やろうと思わなければ横に寝た箸を縦にすることも出来ぬ。』

 この症状が、来ないことを祈ります。「逃げない」という強靭な精神もまた必要になってきます。

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