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統合失調症(本物)になると、起こること。(雑記ブログ)(とうおこ)  作者: 井上和音@統合失調症・発達障害ブロガー
291記事以降
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限界です。

 「今日から始まる5連戦。1日目の労働ははどうでしたか?」


 と親に訊かれた。ニコニコ笑顔が殺したくなるような衝動を与えたが、我慢した。


 会議資料の間違いを指摘したら逆切れされたと言ったら、


 「あわれ! 井上和音くん! 統合失調症だから仕方ないね」


 と言ってきた。


 親がである。


 場合によっては暴力をふるう人間が大半ではないかと思う一場面だが、まあ、諦めた。


 どっちかというと自殺したくなってくる。


 未来が決まってしまった。親の元で一生を暮らさなければならない。この親に親戚がまるで付いてこないのは、この発言を平気でニコニコと笑いながらしてくる時点で、精神が崩壊している実家の孤立ぶりが伺える。


 殺してやろうか。そしたら、働かなくてよくなる。なんてね。


 自殺は他殺。自殺した人間はなぜか悲しまれることが少ない。上島竜兵さんのときも同じだった。三浦春馬のときも同じだった。自殺は他殺と同じなのかもしれない。罪の行為。宗教によっては自殺は他殺以上に禁忌であることもある。


 統合失調症だからしかたないね。


 自分で散々言ってきたが、他人から言われると心底ムカつくと気が付いたし、統合失調症は本人が悪いと思っている人が──少なくとも私の親はそう思っていて──いる限り、精神障害者が日の目を見る機会はまず来ないだろうと思われる。


 幻聴がすごい聞こえる。「やめろよ」「書くなよ」「あっ」「何か言い出した」などなど。


 殺すのは犯罪だが、目の前から消えることは、唯一の人と関わらなくていい手段である。それを大学進学を機にやったのだが、統合失調症が私の人生の全てを狂わした。


 幻聴が「だけんが」と聞こえる。


 話を変えよう。


☆☆☆


 「帰り、いつも乗る電車にすごく綺麗なというか、可憐というか、はかなげというか、そういう女性がいますよね。なんか京都の舞妓さんみたいな化粧をして、『ああ、目元の化粧とてもうまいな』と思って見ているわけですが、恰好がジーンズに、サメかワニか分かりませんが、そのがらのフードのついたパーカーを着ていて、顔とファッションのギャップに驚く人がいますよね」


 幻聴で「ダメ」と聞こえてきたので、ここでストップ。


 というか、幻聴が増えてないか?


 キーボードを打つ音も「ダメダメ」と聞こえてくるくらいだから、かなり重症なように感じられるのだが。


 明日休もうかな。生きてても仕方ないし。仕事も特にないし。何も面白くないし。「あわれ! 井上和音くん!」あの親は日本ではなかったら拳銃で殺されていたのではないかと推測する。どんなにうざくても、心が腐っていようとも、殺されないで、しかし仕事などでは決して昇給しないのが日本の特徴でもあるが。


 今日、実は寝坊して休むつもりだった。精神は限界だし、行っても健康保険証とかが貰えるかいなかのそれだけで、あとは7万くらいの月給で、ただ奴隷のように使われるだけだ。


 生殺しというか、生き地獄というか。


 今朝、普通に目が覚めてしまった。行くしかなかった。自分を殺すこともできなくなった。ただ上昇しないエスカレータに乗っかているだけのような人生。


 晩ご飯もワタミの宅食で、何も楽しみもないし。

 お風呂を毎日洗うのも、意味わからなくて面倒だし。

 自分の論理に反することが、徹底して行われていく。


 人は死ぬはずだった人生を取り返すことはできない。


 統合失調症陽性期が、例えば、本当に人によって行われているとするならば、人生をぶち壊すにはこれ以上ない程の罪を被った人間──法で裁けないから、技術で裁く──でないと割に合わない。


 私は有名にならず。お金に困りながら。小さなことに幸せを感じて生きていく。


 もしくは。


 本当に犯罪に手を染めてしまったら、まあ、終わる。特に親近者に対しては非常に危険だし、職場でも非常に危険だ。


 閉鎖病棟という名の自分の時間をリセットしてしまう行為に走りたいような気がする。限界です。職場にも家族にも誰にも会いたくない。


 誰も分かってはくれない。一人暮らしだったら死を選ぶ。

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