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統合失調症(本物)になると、起こること。(雑記ブログ)(とうおこ)  作者: 井上和音@統合失調症・発達障害ブロガー
281記事以降
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哲学科にいた時に学んだことを忘れかけていることを実感し始めた。

 「大丈夫か? おい。統合失調症の陽性症状が出てきているぞ。陽性症状というより、《《世界の統合失調症の陽性症状》》なんだけどな。簡単に言えば、どうしてグーグルアナリティクスがいきなり全部英語表記になっているんだ? 何か間違ったことをしたかお前? やっぱり金を稼いだらいけない、みたいな? 今日は一人で映画を観にいくんだろ? 何も起こすなよ」


 きつくともなんともないが、4年前の世界が一変してしまった状況に似てきてはいる。4年も経ったが、神さまからしたらたかだか4年。私の一生を掌握しているのだとしたら、たかだか4年なのだ。


 たかだか4年なんて言ったら、統合失調症と戦い続けた過去の私から怒られそうな気がするのだが。


 音が、言葉に聞こえる。信じられないが、統合失調症はまだ続いている。


 そして働いている。働くことは大いに結構で楽しいのだが、やはり人間関係がどうしても不安になる。


 下の下。この世の底辺はまだある。この世の底辺にまで落ちたら、おそらくブログを書く暇もなく、延々と働き続けるだろう。


 この前、家の改築に来た人が持っていたノートがイルビゾンテだった。親近者から「40くらいの弁護士が、そろそろ買うか、くらいで買うのがイルビゾンテの財布だよ」と言っていたことを思い出す。


 私は結局、母親からイルビゾンテの財布を折半で買ってもらうことになった。相当気にくわなかったのだろうと思う。


 とにかく、あの親近者は、私を不幸に陥れることしか考えていないように感じられた。誰とは言わない。しかし、私の自由を奪い、なんなら、殺してもなんの後悔もないと思っているに違いないと思ってしまう。


 しかし……落ち着こう。


 朝が目覚めるたびに、「実家にいる」と思うだけで、人生が全て結してしまっているようなそんな感じがする。統合失調症になる前の生き方は、本当に楽しかったし、なんなら働かなくていい人生は、なんと喜ばしい毎日だったか。しかし、働いている人生もまた喜ばしい人生なのかもしれない。


 結局のところ、未来に希望を持っていたか、絶望しか持っていないか、その2種類に分けられる。


 私は今日、本当に映画を観に行きたいのであろうか。正直、戯言シリーズや金持ち父さん貧乏父さんやフランス語の勉強など、家にこもってやりたいことがたくさんあるのだが。


 外の空気を吸うだけでも違うかもしれない。


 本来なら自家用車で行きたいが、それもお金が無くてできない。高校生のように自転車をこいで駅まで行くことになる。


 それだけで面倒くさいというのに。


 大学時代は車も持っていなかったが、京都市はとにかく住みやすく、本音を言えば一生このままでもいいと思えるほど魅力的な街だった。


 いつだってゴミ出しオーケーだし。日雇いバイトだって腐るほどあった。ようやく見つけた日雇いバイトだったが、たった2ヶ月後頃に、統合失調症に襲われて、人生が終わった。


 人生が終わった。その言葉は適切だっただろうか。


 一人暮らしが終わった、のほうが適切な言葉なのかもしれない。


 どんなに仕事をしようとも、実家から離れることはできはしない。どんなにお金をためようと、私がiPhoneを手に入れることは決してない。


 支配者は親なのだから。


 その親も、働くのは好き、というかそれが当たり前なのが田舎なのだが、田舎から出たことがないのが、話が合わない一つの原因なのだと思う。


 何が書きたいのか分からない。頭がぐらぐらする。映画を観に行っても大丈夫だろうか。むしろ観に行ったほうが健康的にはいいのかもしれない。


 何回も同じことを書いているかもしれない。


 「ところで」


 「2022年5月13日、『複数のブログサイトに同じ内容を投稿したらPV数が一気に伸びる傾向があるらしい』と因果の単一因果を発表していましたが、今日になってみればそれは間違いだったと言わざるを得ませんね。今日はPV数は落ち着いています。原因の究明なんてあなたらしくないと思いますよ。『そこにあるから、そこにあるんです』みたいな、因果関係そのものを否定していた、大学時代のあなたの思考はどこにいったのですか。ヒュームで散々読んだでしょう。哲学科に行ったことを忘れたら、仕事のできないただの障害者へと向かっていくだけですよ」


 常識を疑ったら、また統合失調症がひどくなりそうで怖い。


 哲学科に行ったから統合失調症になった? ほら、また因果関係を構築しようとしている。


 この世に因果などない。《《そこにあるからそこにある。》》それ以外の明確な真理は実は存在しないのだから。

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