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統合失調症(本物)になると、起こること。(雑記ブログ)(とうおこ)  作者: 井上和音@統合失調症・発達障害ブロガー
281記事以降
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みんなから、統合失調症を全く心配されなくなってきている危機感がある。

☆☆☆

 タイトルは何も決めていません

☆☆☆


 疲れた。

 

 職場で「ブログとかで収入が出た場合、副業届とか必要か?」と訊いたところ、


「人事に問い合わせたところ、パートタイマーの方は何も必要ではないようです。というかパートタイマーさんの中には、ダブルワーカーの人もいるらしくて、はい。ブログで収入が出ても何も問題ありません。確定申告とかはちゃんとしてくださいね」


 とのことだった。


 逆を考えてみれば、パートタイマーの仕事だけでは暮らしていけない事を、人事も充分に把握しているようにも思えた。


 この世は一体……。


 生まれる世界を間違えたか。


 「でもですよ。給与が2か所以上から出ることをダブルワーカーと呼ぶならば、井上さんも障害年金とパート代と2か所以上から給与……ではなく所得ですかね、は出ているということになりますよ。あなたは存在しているだけで給与をもらっているようなものです。統合失調症で生きていくのがどんなに大変かは分かっていますが。あなたに本当のダブルワーカーは無理でしょ。睡眠導入剤で朝もろくに起きれてないし。それに仕事まみれの一日を過ごすのも嫌でしょうし」


 「ところで」


 「noteでサークルの会費を分からないままに申請してみたら、あっけなく不許可が出ましたね。なんか色々URLとかで調べられるらしいですけど。あなた、Facebookですら本名では無いですからね。FacebookのURLも埋め込んでおけばよかったですね。しかし、審査もかなり早いですね。一体どこからnoteは収入源を得ているのでしょうか」


 審査で不許可が出たのは笑ったが、また不許可が出るだろうと思われる。サークルって何なんだ。私のサークルにお金を払ってまで入りたい人間などこの世にいるのだろうか。


 面白い世の中だ。社会人を経験していなかったら、不許可の時点で『統合失調症患者は儲けてはいけないんだ』とか妄想して、そのままnoteも消してしまいそうな、そんなかつて居た自分を思い出しそうだ。


 「結局のところ、職場もダブルワーカーを承認していることから、あなたの道は決められていたようにも感じますね。最初っからこういう人生を歩むことが決定していたのではないかと思います」


 何かを書く。ただそれだけ。


 それだけを全うする人生。


 「そのうちダブルワーカーになるかもですけど、これだけは一つアドバイス。働かなくても今の仕事に籍は絶対に置いといてくださいね。健康保険証とか、厚生年金とか、生活するのに必要最低限は持っておかなければなりません。健康保険証が無くなるとコンサータも高額になり、人生、いかんことになります。統合失調症も復活しますよ」


 「ところで」


 「昨日、かかりつけ医に全く相手にされなくて『仕事中暴れたらどうなると思いますか?』と少し挑発的に訊いてみたところ『家に帰されると思います』と返事が来ましたね。医療保護入院とかの話は一切ありませんでした。暴れたら医療保護入院でしょ、と思っていたのに、ちょっとショックでしたね。もう完全に薬を飲んでる健常者扱いです。仕事上でも全く配慮が無くなりました。面談が一度も行われずに終わりそうです。なんというか、『障害者だからかくまってやろう』的な空気が一切無くなりましたよね。あなたが限界を迎えなければいいのですが……。かかりつけ医の方に転職も考えてみては、とも言われました。ソーシャルワーカーさんに『今の仕事を絶対に辞めないでください』と言われた一年前と真逆です。ちょっと危うい感じがしますね。最悪なことが起きなければいいのですが」


 私は自由なのだろうか。


 あの、統合失調症陽性期の体験は何だったのだろうか。


 全く無駄だったのだろうか。


 そんな虚しい気持ちが、心の中によぎった。

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