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統合失調症(本物)になると、起こること。(雑記ブログ)(とうおこ)  作者: 井上和音@統合失調症・発達障害ブロガー
2022/04の記事
186/1049

障害者は障害者のパートナーと出会う機会が多い。結婚するかは別として。

☆☆☆

 タイトルは決めていません。

☆☆☆


 「ツイッターに直接リプライで貼り付けなくなったな。二記事出して、今のところのPV数は136PV。最新の問題がありそうな記事だって7PV。よかったな有名な人間じゃなくて」


 晩ご飯食べて、お風呂に入って、ジプレキサとセパゾンを飲んで、疲労が取れて少し落ち着いた私に、誰かが言う。


 と思っていたけど。


 会話形式はやめにしようか。風呂場で散々誰かと話したけれど、忘れてしまった。


 カナブーンの「AhAA聞いてないでしょ私の話」が頭の中で延々と流れ続けた。お風呂場の中で。


 もうわけがわけがわからなくなってきた。


 「お前、今朝自然と六時半に目覚めた奇跡がどれくらい奇跡なのか分かっているのか? 八年間、六時半という時間では眠り続けていたんだぞ。それが、なんの前触れもなく、記録が破られたんだ。大学入学してから八年間。お前は大学時代は朝の五時まで起きて、昼の一時に起きるようなアホみたいな生活スタイル取ってたもんな。友達がいなかったんじゃなくて、お前が合わせられる友達が一人もいなかったんだよ。それで、統合失調症。超ウケる」


 さっき7時半ごろにNHKで両親耳が聞こえない親子のテレビがあっていた。母親、美人過ぎだろと思っていたし、両親二人とも障害者でしっかり働いていたことに、びっくりした。


 障害者同士で結婚するっていうのもありなんだな、と思った。


 K大病院閉鎖病棟に入院していたときも、きれいで同い年くらいの人がいた。同じD大出身であった。彼女は卒業していた。病名などは失礼に当たるので聞かなかったが、テレビの音量を異常に低くして観ている人だった。


 閉鎖病棟に入るくらいだから、統合失調症だろうと思った。テレビで自分のことを言われているような感覚になるのは、嫌というほど自分も体験していたからだ。


 K大病院閉鎖病棟に入院していた時にまた、からからと笑う年上の女性と話が合った。がりがりにやせていて、摂食障害があると食事の風景でわかった。でもその人は話してて楽しかった。夜はずっとテレビの前で二人でけらけら笑いながら過ごしていたので「カップルやん」と言われたこともあった。とにもかくにも、私は男性よりも女性のほうがよっぽど話が合ったのだった。


 地元に帰ってきてからの話はやめておこうと思う。やっぱり、貧しくても一人暮らしの中でパートナーを探すのが一番幸せなことだったのかもしれなかった。


 障害者は障害者とよく出会う。というか、男女のペアは閉鎖病棟とか学校とか無理矢理に同じ空間にいない限りはパートナーは出会えないのではないかと思ってしまう。


 私は結婚できないだろう。というか、これから先、誰とも出会うことはないと思う。人生を消化して、死ぬのだと思う。恐らく孤独死だ。怖いけど、一人暮らしから逃げた逃亡者に統合失調症は孤独を一生授け続けるだろう。

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