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統合失調症(本物)になると、起こること。(雑記ブログ)(とうおこ)  作者: 井上和音@統合失調症・発達障害ブロガー
121記事以降
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人と関わらないほうがいいのか。人と比べないほうがいいのか。どうしようもない敗北感にはどう太刀打ちすればいいのか。

 ブログはブログサイトに書いたほうがいい。

 ここで求められているのは物語だ。

 ピックアップされた小説のpv数を見ると1000万pvを超えていた。剣と魔法のファンタジー。異世界転生。

 私はドラゴンクエストも何もやったことがない。恐らく多種多様ある異世界転生のそれぞれの作品の違いもわからない。全て同じに見える。私の理解が足りないのだろうか。


 ここはカクヨム。異世界転生。剣と魔法のファンタジーを書く場所だ。

 統合失調症の実体験? 伸びるわけないよ。早く出ていってほしい。


 人と関われば、異端は破門されるだけだ。関わらなければ何も起きない。何の得もない。それだけだ。


 私は何で書いているのか分からなくなってしまう。しかし私には書くことしかできない。キーボードを打つ速さだけは鍛えてきたつもりだ。それだけしか能がない。


 心理的にショックな出来事が起こると、すぐに言葉に表してしまう。自由に書ける場所だからまだいいけれど、プロの物書きになるには絶対に不向きだ。


 時間の無駄なのだろうか。鉄扉の中に入れられ、数ヶ月を過ごし、一生飲む薬として与えられた薬を受け取った私の人生は、全く無駄だったのだろうか。あの経験は、あの人生は、ただの不幸として処理されるだけの、悲しい人生でしかなかったのだろうか。


 「どっちがいい? 健常者として努力して生きるか、障害者として楽に生きていくか」そんな選択権も無かった。マトリックスのように、選択する機会さえ与えられなかった。


 自分は特別な存在なのだろうか。健常者は馬鹿にして否定するが、統合失調症の、更に重度な発症をし、自分が特別以外の何者でもないと感じるほどに、何者かと戦って、それでいて、社会の中では普通の振りをして、敗北者として生きていくことに、特別な意味を見出すことはできるのだろうか。


 頭が良いと感じる時がたまにある。頭が悪いと感じる時が常にある。敗北者故に、人と比較して更なる敗北感を味わうことが、ほぼ常にある。


 資本主義の世の中では給与。福利厚生。居住地など。何もかも不幸だと感じてしまうこの脳は終わってしまったのだろうか。


 楽に生きることと、勝者となって生きることはまた違う。勝者は楽に生きる上で、《《更に楽しく生きていく。》》他人を貶めるこの快感は勝者にとって間違いなく楽しみを与えてくれる、恰好の餌食となるだろう。


 誰も貶めてはいけない。そう語るのは兵士に誰も撃ち殺してはいけないと語ることと同義であるから、不可能に近い。人生をゲームに仕立て上げたのは誰であろうか。比較のない世界を求めることは、競争社会では間違っていることだろうか。人間の本性は優位性を保ち、それを快楽とすることだから。

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