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卒業式  作者: 古畑 時雄
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第8話 卒業式

 僕とひとつ下の後輩のコユキが美術室に居ると、同級生のユウコが部室である美術室に入ってきた。


 そしてその時、コユキはユウコに僕の進路と自分の進学について話し、2月14日のバレンタインデーに僕と会う約束をして居る事を告げたのだ。


 この時、ユウコが僕の事をどう思って居るかとても気になったが、僕はこう言って部室である美術室を後にした。

「ユウコ! お互い受験頑張ろう… それと2月14日のバレンタインデー、ユウコも楽しみだよねー」


 僕は取って付けたかのようユウコに、2月14日のバレンタインデーの事を言い、慌ててその場から立ち去ったのだ。


 その後、コユキとユウコがどんな会話を美術室で交わしたのかは分からないが、僕は二人の居る美術室から逃げ、学校から家へと向かった。


 その時、僕は自分でも卑怯で、二人に対しどんな顔をして2月14日に会ったら良いか、情けない気持ちが込み上げたのだ。


 そんな気持ちを引きづりながら、僕は札幌の大通り公園のライトアップされた「雪まつり」の雪像の傍を歩いて居たのだった。


つづく…

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