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4444  作者: 川犬
20/24

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あれからまた、30分たった。

もう何段上ったのだろうか。

おそらく4000段ぐらい上っただろう。

美佐の予想ならもうすぐ4444段目になり部屋があるはずだ。

そこで豊を殺す。ころす。KOROSU。コロス!!!!!

もう豊なんて死ねばいいと思う。

もうすぐ・・・。もうすぐ・・・。

目の前に突然、扉があらわれた。

赤い扉。まだ真新しく、4444と刻まれている。

予想した通りだ。

「はぁはぁ・・・。」

もう美佐の足の筋肉が悲鳴を上げている。筋肉の鳴き声が聞こえそうなくらいにだ。

ここで豊を殺せるんだぁ。・・・ふふふ・・・。

豊は先頭にたって扉を開けた。

美佐は眼を開けて笑うのを必死にこらえる。

もう笑いたいよ。はやくして・・・。

扉の向こうへ豊と美佐は足を踏み入れる。

「やっときたか。」

扉の向こうの部屋に入ると1人の仮面をかぶった、人間がいた。

その隣に、これまた仮面をかぶった人がいる。

しかし、そっちは縄で縛られている。

美佐は直感的に縄で縛られているほうの人は勝だと思った。

ここで豊を殺し、勝を助ける。

一石二鳥!!!!!

そう心の中で美佐は思った。

「こっちへこい。」

豊はその人に向かって歩みだす。

しかし美佐は動かなかった。

「貴様もこい。」

美佐はゆっくりとその人のことをにらみながら歩みだした。

その人の前のテーブルには金づちと大型の包丁が2つずつ、置いてある。

豊はテーブルの前でとまる。美佐もそこで止まった。

「それを使ってお前ら二人で殺しあえ。」

きた!!!!

このときを待っていたのだ。

美佐は本当に笑いそうになった。

だがこらえる。

もうすぐ豊が死ぬんだ!!!

うれしい・・。早く殺りたい。あああははあはっははははっはははっははは・・・・・・・・

美佐の目つきが変わった。

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