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幼馴染みの2人は魔王と勇者〜2人に挟まれて寝た俺は2人の守護者となる〜  作者: 猫又チコ


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エルフの森を目指して

 遺跡探索を終えて、次なる目的地。


 《エルフの森》目指してクリエイ王国を後にした。


 エルフの森は結界によって護られていて、外から結界内部に入ると知らず知らずのうちに外に出てきてしまう。その為、エルフの案内なしにはエルフの森内部に入る事は出来ない。

 そこのところ大丈夫なのかと聞かれたら、僕たちはこう答える。


「どうしよう」


 と。


 誰かにエルフの森について聞いておけばよかったと、今更ながら後悔している。


「どうする? 戻る?」

「歩いて二日も経ってるの?」

「今回ばかりは僕のミスだね。ごめん」

「謝るなよ。なぁ、カリーナ」


 リュクスはそこで勇者のスキルか使えるかもしれないと予想した。


「勇者のスキルで仲間の居場所とか分かったりしないか?」

「え、うーん、ちょっと待ってね」


 それから数秒、スキルを見ているようでカリーナは少し黙った。

 スキルを見終えたカリーナは首を横に振った。


「今の私では使えないみたい。何かが足りないみたい」


 使えないのなら仕方がない。エルフの弓使いは自力で探すしかないみたいだ。

 その前に、エルフを探さないといけない。


「ノルメ、エルフの知り合いとか居たか?」

「エルフの知り合いは私にも居なかったですね。両親が他種族を見下す人たちでエルフや獣人族、他種族は物凄く嫌いだったので」

「そうなんだ、それで、ノルメは大丈夫?」


 両親が他種族を嫌っているという事は、その子供も同じように他種族を嫌い見下す傾向にあると思うのだけど、ノルメはそんなことないと首を横に振っていた。


「それで、どうやってエルフを探すかだよね」


 腕組をしながら唸っていると、リュクスが閃いたように手を叩いた。


「薬屋でも回ってみるか?」

「薬屋? どうして?」


 エルフは森の中で過ごすために聴覚と視覚の二つが発達していて、弓の扱いが上手い。それともう一つ忘れてはいけないものがあるらしい。それが、薬の調合技術の高さだとリュクスは言った。


「薬屋に行けば、外に出てきているエルフに会えるかもしれないってことね?」

「そう言う事」


 それが決まれば後は簡単。次の国目指して出発だ。


 クリエイ王国を出発してから三日が経過した。


「ねぇ、ここささっきも通ったよね?」

「うん」

「お兄ちゃん、私気が付いたことあるんだけど……」

「奇遇だね、ノルメ。僕もなんだ……」


 カリーナが嫌がりながらも野宿をしていた。今日もそろそろ暗くなるからと、野宿に最適な場所を探して森の少し奥のほうまで来ていた。良い場所が見つからず彷徨っていると、何故か同じ場所を何度も何度もくるくる回る場所に遭遇した。

 三日前にエルフについて知った時にそんな結界があることを聞いた。


「ここって、エルフの森の入り口?」


 そう、僕たちはエルフを探すこともなくエルフの森の結界前まで来ていたのだ。

 だが、ここからが問題だ。この結界をどうやって抜けるか……。


「俺が、壊すか?」

「止めて」


 リュクスの発言に間髪入れずに否定の言葉を乗せる。

 魔王がエルフの森の結界を壊すなんて、戦争まっしぐらだよ。

 そんな危ない方法じゃなくて、もっと平和的に行きたい。


「あのー、こんにちはー」


 カリーナは大きな声で結界があると思わしき方向に向けて挨拶をした。

 流石に、そんなことで出てくるとは思えない。

 と、思ったのも束の間、後ろからサッと草が踏まれる音が聞こえた。


「お待ちしておりました。勇者様」

「……は?」


 声のする方を見ると、そこには、カリーナに向けて膝を付いて(こうべ)を垂れるエルフの男性がいた。

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