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幼馴染みの2人は魔王と勇者〜2人に挟まれて寝た俺は2人の守護者となる〜  作者: 猫又チコ


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お祭り当日

 今日は待ちに待った鉱石採掘祭の開催日。

 王宮前の広間にはその広間を覆いつくすほどの人たちが集まっていた。


 それから少し経って、王宮から王様が出てきた。その横には二人の男女が並んでいた。

 王様が出てくると、周りのみんなが膝を付いて首を垂れた。僕だけが遅れて首を垂れた。


「クリエイ王国の国民、そして、このお祭りのためにこの国に来てくれた全員に感謝を伝える。さて、これからお祭りが開催されますが、皆さんには存分には楽しんでもらうために従来だったら二日で終わっていたこのお祭りを三日間の期間に延長した。存分に楽しんでくれ」


 それから、細かいルールなどが隣の女性から発表があった。


・鉱山には、ピッケル一本と光魔石を持って行く。

・その時掘った鉱石は全部掘った人のものになる。

・換金したい人はその日のお祭りが終わったら換金所に行く。

・人が掘った鉱石を横取りしたら直ぐに分かるからやめること。

 もし、それでも横取りした人が居たら逮捕され、十年の懲役刑に処される。

・お腹がすいたら近くのスタッフに声を掛けること。ちょっとしたお菓子や食べ物を貰える。


 といった感じだった。


「それでは、今から鉱石採掘祭を始めます!」


 お祭り参加者は幾つかのグループに分かれてスタッフに連れていかれた。

 僕たち四人は同じグループだった。メーランとラーランは別のグループになってしまった。

 明日は同じグループになれたらいいんだけど……


 気を取り直して、連れていかれた鉱山はとても大きく、あちこちに赤茶色になっている土が置かれていた。


「あれって、捨てられるのかな?」

「捨てられるんじゃないか? あんなものあっても誰も得しないからな。逆に、なんであそこにほったらかしなのか気になるぐらいだ」

「そうなんだ。リュクスはあれが何だか知ってるの?」

「当たり前だろ」


「皆さん! こちらでピッケルと光魔石を貰ってください」


「フォレス! ノルメ! リュクス、楽しみだね!!」

「……そうだね」

「どんな鉱石が採れるんでしょうか?」


 それを楽しみに、僕たちは洞窟の中に入っていった。

 そして僕たちが最後のトリガーだったことに全く気が付かなかった。


 護衛の冒険者十名とお祭り参加者二十名の合計三十名で洞窟に入った。

 護衛の冒険者たちが採掘ポイントに連れて行ってくれる。

 採掘ポイントに着くとそこに魔物が居ないかを冒険者の人たちが周りを探索してくれる。

 安全を確保出来たら採掘の開始だ。


「皆さん。ここは安全です。存分に採掘してください!!」


 そして、採掘祭が始まった。


 僕たちは、みんなと離れた場所で採掘を開始した。


 採掘祭が始まりおよそ二時間が経過した。


「ノルメ、出た?」

「……全然でないです」

「やっぱり? なんか、ピカピカに光ってるやつはあるんだけど、全然見つからないね」

「お兄ちゃんたちは何か出ました?」

「俺たちは、お前たちとは違うんだよ!!」


 そう言ったリュクスの足元には幾つもの宝石が転がっていた。

 その隣にいた僕の足元にも鉱石が転がっていた。


「お、お兄ちゃんの、う、裏切者!!!」

「フォレスのこと信じてなのに……」

「勝手に、信じ込まれても困るんだけど……」

「リュクスさん。お兄ちゃんに何か教えました?」

「少しだけな。お、なんだその眼は? 教えて欲しいか? 教えて欲しいならそれなりの態度が必要だよな」

「お、お兄ちゃん……」

「リュクス。それは嫌いな奴にやる奴。別に、ノルメとカリーナのこと嫌いじゃないなら教えてもいいなじゃないか?」

「嫌いではないが、悔しがってる顔が好きなんだよ。まぁいいよ、フォレスが言うなら教えるよ」


 リュクスから教わったのは、この鉱山自体に魔力が微力に流れているらしく、その魔力が鉱石や宝石に流れ込んでいるらしい。

 その魔力を辿って掘っていくと宝石が見つかる。

 これを教わってから一時間。ノルメとカリーナの足元には幾つもの宝石が転がっていた。


「夜になると魔物が活発になるからそろそろ終わりかな」


 取れた功績を袋に入れて僕たちはみんなが居る場所に戻った。

 そこには、家族で参加している人達が嬉しそうな顔で集まっていた。


「よーし、全員集まったな。数を数えていくから動かないでくれよ」


 点呼も終わり僕たちは洞窟を出た。


「なぁ、最後に合流した四人見たか?」

「見た見た、袋いっぱいに宝石持ってたよな」

「私、何回もこのお祭り護衛として参加してるけど、あんなに持ってる人は初めて見たわよ」

「俺も初めて見た。普通の人は一個二個だけなんだけどな」


 護衛の人も驚く量を掘り出した僕たちは何も知らずに次の日を迎えた。

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