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幼馴染みの2人は魔王と勇者〜2人に挟まれて寝た俺は2人の守護者となる〜  作者: 猫又チコ


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唐突な別れとノルメの嘘

 日の出と共に起きたので、院長とピーカックで交替して行っていた見張りをピーカックと交替した。


「朝ごはん食べるときに起こすからね」

「別に、寝なくても平気なんだがな……」

「良いから寝ておいて」

「はいはい」


 焚火を消さないように薪を入れながらみんなが起きるのを待っていた。

 こういったときに荷台で寝れる馬車はとても役立つ。速めに馬をどうにかしたい。

 別に、馬じゃなくてもいい。荷台を引くことができる生物なら何でもいい。


 焚火で朝ごはんを作り、出発の準備を終えて、みんなで歩き始めた。


 それから四日後。日が頂点に来ている時に村を見つけることが出来た。

 そこには、宿屋もあるようで久しぶりに魔物も気にせずに寝ることが出来た。


 次の日、朝早く起きると隣にはカリーナが寝ていた。

 無防備な寝顔にドキッとしながらも一階の受付のところに向かった。


「おはようございます」

「あら、朝早いのね」

「はい、いつも早いと体が覚えちゃうんですよね」

「分かるわ~、特に用事なくてもいつも起きてる時間に起きちゃうのよね」


 少しの間、宿屋の女将さんと話してから、聞きたいことを聞いてみた。


「この辺りに、勇者か魔王に関係する遺跡とか祠とか有りますか?」

「う~ん、ここら辺には特にないわね。あるとすれば、昔滅びた国があるくらいかな」

「昔滅びた国って何ですか?」


 十三年前、この辺りは別の国の領地だった。その名も『ノウェール王国』十三年前まで存在し、今いる王国『ドライズ王国』に攻め滅ぼされた。その国の残骸がこの先行ったところにあるらしい。


「今でも看板は残ってるから、気になるなら寄ってみたら? でも、悪い人たちが住み着いてるかもしれないから気を付けてね」

「分かりました。ありがとうございます」


 それからは、筋トレやランニングで体を起こして読書を始めた。


 今読んでいる本は、この間遺跡で見つけた本『魔王と勇者の真の能力』を読んでいた。

 野宿をしている時にもメモをしながら読んでいたが、次の日も歩かなくちゃいけないから、数ページしか読み終わっていない。それに、メモも空中か地面で書いていたために汚い。今のうちに清書しておかないといけない。


 本に集中していると、ぞろぞろとみんなが起きてきた。


「それじゃ、朝ごはん食べたら先に進むよ」


 やっぱり、歩くのは大変だ。

 あの村を出てから一週間が経過していた。


 その間に大きい出来事が幾つかある。

 一つ目が、院長が離れたことだ。院長は、村を出てから数日後に何かを思い出したかのように用事が出来たから一旦離れると言って別れた。

 悲しかったけど、また会えるからいいかと気持ちを切り替えた。


 二つ目が、ピーカックが居なくなったことだ。弟子は断ってたし勝手についてきていただけだから良いんだけど、置手紙があった。


『ちょっと、昔の仲間に会いたくなった、また会う時までさよならだ。世話になった。フォレス、次会うときは本気で戦おうぜ』


 何とも、彼らしい。


 三つ目が、カリーナの我慢が限界まで達したことだろう。

 もうヤダ! 歩きたくない!! と駄々をこねて今現在カリーナを背負って進んでいた。


「フォレス、大丈夫か?」

「うん、大丈夫だよ。カリーナ軽いから」

「……喜んでる」


 僕の背中に乗っているカリーナの顔は見えないが、ノルメが見たカリーナの顔はとても嬉しそうでこっちまで嬉しくなってしまう顔をしていた。


 カリーナを背負いながら進むこと数時間、看板が見えた。


「この看板、お姉さんが言っていた看板か」

「なにその看板?」

「なになに? 私にも見せて」


 その看板にはノウェール王国とドライズ王国ジューエルースと書かかれた看板があった。


「別に、急いでない旅だしちょっと寄っていかない?」

「どういうこと?」

「ジューエルースは今向かってる街だけど、ノウェール王国は昔栄えていた王国なんだけど、昔の戦争で滅ぼされたんだ。で、その後が残ってるみたいだから少し興味があるんだよ」

「なんだ、俺はどっちでもいい」

「私は、フォレスに従うよ」

「ノルメはどうしたい? ……ノルメ?」


 ノルメの意見を聞こうと顔を向けると、そこには過呼吸で胸を掴んでいるノルメがいた。


「「ノルメ!?!?」」


 そして、バタッと倒れてしまった。


「あそこの木陰に運ぶよ」


 何だか、同じようなことがあったことを思い出していた。

 あの時は、ティアラを見たときだった。

 そして、今回は昔あった王国に立ち寄ろうとしたときだった。


 それから少し経ちノルメが起きた。


 そして、ポツリポつりと話し始めた。

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