8話 極振りさんと妹
目を覚ましてVRギアを外すとそこには
ベッドの横にちょこんと座る中学三年性の女の子が…
名前は黒谷 彩である
まぁ俺の妹なのだが本当に俺の兄妹なのか疑うほどにかわいい、かわいいのだが、特に俺の部屋にいるとかで別になんとも思わないし下着とか見てもなんとも思わない、兄妹ってこうゆうものである不思議ではあるがそうゆうものなのだ
っとそれより
「で?彩、何の用だ?俺はいまゲームを楽しんでたんだが?」
「真にぃ!それってLOKでしょ!?私もほしいんだけど…」
残念ながらこのゲームは一度ログインすると脳の、電子パターン(?)が登録されて他の人には使えないらしいしな
「いやいや、このゲーム俺で登録したからお前できねーし、てかお前友達から買う!って息巻いてたろ」
「よく調べるとね?転売防止のために応募の時送った位置情報と起動した時の位置情報が合致してないと起動しないらしいの、一度登録したらどこでも大丈夫らしいんだけどさ、だからねっ?」
それは割と驚きだ、結構すごいなぁ、ようやるよKARON
「はぁ…しかたねぇな、そうゆう事なら俺も売れないから、えげつないくらい早い入学祝いって事でこれをお前にプレゼントしてあげよう」
ちなみにだが妹の入学はあと何ヶ月も後である。
「やったぁ!真兄ぃだいすき!!」
「ん、ちなみに俺は国北ね、自由にどぞー」
「おっけーよ!あとご飯早くつくってよぉ、私お腹ペコペコなのよ」
我が黒谷家は両親同じ会社で2人とも出張のため海外に飛び立っていて兄貴は…っ!何もない、またいつか話そう、今は妹と実質二人暮らしなのだが家事全般は俺の仕事なのだ。
妹など命令するだけして自分はなにもやらずに甘えるだけ甘えて人任せな生き物なのだ、しかし学校での猫かぶりは半端ないがだれおまっ!?って感じである
「めんどくさいからスパゲッティね、たらこスパゲッティ」
「やったぁ!私もはやくゲームしたいからちょうどよかったわっ、今の内に風呂を入ってこよーっと」」
さーて俺は掲示板などで情報を纏めつつ料理作るかなぁ
「ふぇ?ふぉふふはっふはほほひひふぁん?(で?どうだったのお兄ちゃん)」
「なんの事だ?よくわかんねーけどとりあえず口の中なくなってから話せ」
「んっ!だーかーらー!Lokはどうなったのかってきいてるの!!」
「いやいや、そんくらい自分で確かめろよ、実際そこまでできてないからなんとも言えないが楽しいぞ、β版とはかなり変わってたけどな」
「ふーん、まぁ私には関係ないしいっか、あー!はやくやりたいっ!!」
我が妹ながらせっかちなものである
「夏休みの宿題ちゃんとやっとけよ〜、どうせやらないで最終日徹夜する羽目になるんだからよ」
「真兄ぃに言われないでもわかってるもん!真兄ぃこそ早く終わらせないとね!」
「まぁ俺は受験生だからほとんど宿題ないけどな、今日からゲーム三昧だ」
「なーんーでー!!私も受験生なのにー!宿題たくさん出てるんだけど!」
「それを俺に言われてもなぁ、お前が私立中学行ったせいだろ、俺はやめとけって言ってたのによ」
「いいの!、仲の良かった友達と同じ中学入れたし満足してるの!」
「わかったわかった、はい、ごちそーさんっと、じゃ、俺Lokやるから部屋に戻るわーお前の分のLok部屋の前に置いとくな」
「ほいほーい、じゃあ今度レベル上げ付きあってね!」
「気が向いたらな」
俺は適当に話しを聞き流しつつ携帯端末で公式情報を見てみる。
するともう明日に闘技場イベントが開催されるらしい
まぁ、やるだけやってみるかぁ運営やる気がすごいぜ
Dive On!
しようと思ったら端末にメールが来ていた、
差出人:冬北 雪菜
宛先:黒谷 真
おいおい真君、私を誘わないとはひどいなぁ
いくら学校で眠そうにしてるからって声ぐらい掛けてくれてもよかったんじゃないのぉ?
私は今東の樹海に潜ってるからよかったら来てくれよ〜
気が向いたら実況に参加してね〜
こいつは冬北雪菜、通称ゆきまる
ニマニマ動画で動画投稿をしている
よくわからんが結構人気があるらしくイベントに出るとか度々自慢される
毎日動画投稿をしてるせいか知らないが学校では常に眠そうで授業寝てるんじゃないか疑惑が浮上しているが、テストでは毎回満点と、意味わからない事をやってのけるリアルチートな奴だ、まぁあいつの実がそこそこあるトークにはその知識量があってこそじゃないかと俺は思っている
しかし実況中も眠そうな声を出していてネット上では眠り姫なんて名前もつけられてるのだが学校でふざけて言ったら殴られた、俺の周りは暴力をすぐ振るう奴ばっかで困る
まぁそのゆきまるなのだがなぜか俺をよく実況に誘ってくる、まぁこのゲームはハマる事間違いないし行ってやるとするかなぁ
それでは気を取り直して、
Dive on!!!
まずフィールドに出ようと思ったのだが前回は初心者用の東の草原に出たのだが
どするかな、適正レベル無視して良さげだから
東の樹海にいってみるかな、フィールドボスとかいるらしいし、旨味多そうだなあとゆきまるもいるし
ん?運営メールが来てるな、なんだ?開いてみるか
開くと俺がプレイヤーネームなどを決めた部屋に飛ばされた
はっ?意味わからん。。どゆことやねん
「突然申し訳ございません、私運営の高谷と申します。」
「はぁ、俺何かしましたかね?なにかした覚えないんですけど」
「いえ、シン様は悪くないのですが私達が本来取れないと想定した上で作成した称号を取ってしまったので、調整を入れたいのですがよろしいでしょうか?」
「いやぁ、運営さんには悪いんだけどさ、嫌なんだよね、取れたのも俺の運なんだしさ、諦めてくれませんかねぇ?」
「ダメですか、そうですか、ならば仕方ないですね、じゃあ欲しいスキルを1つ渡すので効果は変えずに少しハンデを背負ってもらうのはどうでしょう?」
「んー、スキルよくわかんねぇけどさ、敵とかの空間把握するスキルってある?あったらそれでハンデはハンデの内容によるかな」
「えぇ、スキル、魔力探知や千里眼はございますよ、ハンデに関してですが、魔法を使った際に体から雷のような光が出るのはどうでしょう?
あと称号名を変更させていただきます」
「あー、それでいいや、俺魔力探知にしとくわ、じゃ高谷さん、俺戻りたいんだけどいいか?」
俺に対してそこまでそんなくないか?と思ったがあえて口にしない。
「えぇ、ありがとうございました、宜しければ明日の闘技大会、シン様もご参加ください」
「へいへーい、あと俺のことは様付けしなくていいぜ、適当によんでくれよ」
アスター城下町 中央噴水
ほんじゃまぁやりますかね、いざ!東の樹海へ!
名前の変更
魔術の極
↓
限界突破