61話 VSキョンシー
書き方変えたけだみにくいかな!
ハート視点
「モンスターながらいい筋肉してるじゃないっ」
自身の二倍近い身長を誇る人形を見て思う感想だ
側から見たら壊れている、イカれていると思われる
んー、これなら最大まで引き上げてもいけるかしらね!
そんな事を考えながら力を込め、スキルを使う
筋肉増量、筋肉増強、筋肉限界、発動♡!
この3つのスキルを説明しよう!
筋肉増量は言葉の通り筋肉を増量、つまり増やすスキルである
次に筋肉増強、このスキルはまた言葉の通り筋肉を増強!攻撃力、守備力と、ともに引き上げるスキルだ
またまた次に筋肉限界、このスキルは隠されし筋肉の限界を引き出すスキルである、端的に言うと攻撃力、守備力、速さが二倍になるスキルだ!
ただしこれらのスキルにはデメリットがある
1つ目、全く意味がない筋肉増量は、増えた分の筋肉の感覚が掴めなくなる、そして動きにくさが増す、軽くプラスして装備1つ多くつけているようなものなのだから
2つ目、筋肉増強、このスキルは体力を削る、だが効果は絶大なものを得る
3つ目、筋肉限界は武器が使えなくなると言うデメリットが存在する
3つ発動したハートの姿は変貌する
ただでさえ筋肉モリモリの体が膨れ上がり二倍ほどに膨張する
筋肉でできた巨人である
ステータスが実質二倍になったハートがキョンシーに近づき、殴る、殴る、殴る、殴る、殴る、さながらパンチの雨である
だがキョンシーは意に介さぬように、文句を言うように、呪詛を吐き始める
呪詛を吐き始めるとキョンシーは闇に包まれ、頭についていた札が吸収されていく
これが効かないなんてやばいわねぇ…どうなっちゃうのかしら…
ライト視点
切れたかな?
ゆっくりとライトは目を開く
目の前を見るとわずかに赤いエフェクトの付いているキョンシーが見えた
刃で断てない?断ててない?
キョンシーはニヤリと笑うようにライトに地を鳴らし近づく
ドシン!ドシン!
両足から作りだされる衝撃は次第に大きくなっていく
「……『抜足』」
スキル名をライトがつぶやくとスライドするように超高速で3メートル程の長さを離れる
どうしよう…倒せない…
「『飛斬』」
飛ばされた斬撃が2つ飛んで行く
気休め程度たけど打っておこう
ハナシ、オモイツカナイ、モウ、シンサクカキタイ