59話 極振りさんと強そうな襲撃者。
テスト終わったァア!!!!
「パパ!敵の軍勢が近づいているらしいの…」
「知っておる!だから王の間にいるのではないか」
「でも…逃げちゃだめなの?パパが死んじゃったら…私…」
「はっはっは!娘よ、ワシを誰だと思っておる。拳王と名高いワシがそう簡単に死ぬと思うか?それにお主が選んだ勇者様がおるのだろう??」
「それはそうだけれど…心配で!」
いやぁストーリーとかほんとすごいなぁ
どうプログラムとかされてるんだろうなぁ
「そうよ王様、その渋いイケメン顔の貴方が亡くなるなんて世界の損失だわ!」
お前何言ってんだ!ストーリーに変な言葉を入れるなやこのおかま!てか拳王とかこのゲーム内の強職業的な物に興味示せよぉ!
「ふむ、褒められるとは思っていなかったよ勇者殿、そこまで言われるのならばワシをしっかりと守ってくれよ」
突然のイレギュラーにも反応できるとかこのゲームのプログラマー天才的だわ
「当たり前だわん、この2人もいる事だしねん♡」
何勝手な事言ってんだ…まぁするしかないんだけどな?
ギギギィィイィ
歯車の模様の入ったドアが開く
「どーもどーもお出迎いありがとさん、あー疲れたぁーてかこの城高スギィ!」
王の間の大きなドアを開いて入ってきたのは
ローブを着て、目が黒い髪で隠れた簡単に言い表すと隠キャのような人間だった
「よぉ、お前誰?」
「俺?俺だよね?」
肯定のために俺は頷く
「えー自己紹介しますかぁ、俺は西の国から参りましたスカーと申しますよっと、フレ申請しとくんで承認よろっ、あと実況もしてるんでよかったらチャンネル登録よろぴく」
「へー、興味ねぇわ!じゃこちらシン、ライト、ハート、よろしくなぁ!じゃ戦おうかい」
「え?ん?3対1?1on1ではなく?」
「当たり前だろ?なんならこっちは1人姫騎士と拳王とか言う強そうなやつら参加させないでやってるんだ、感謝してほしいくらいだなぁ?」
「いやいやばか、マジばか、こちとらただでさえ戦闘職じゃねぇのよ、死ぬよ??お兄さん余裕で死んじゃうからさ…だからこっちも人数増やすね」
「は?どうやって…」
「アイテム!“召喚陣”選択!起爆札、増強札、アメジスト、オパール」
スカーは巻物を広げアイテムを選択し設置を一瞬で終わらせる
「召喚!グレーターキョンシー!」
身長180近く、体格はアメフト選手の如く、頭には札が二枚
名の通り、キョンシーが現れた、それも二体
「グレーターキョンシーは今のレベルじゃ倒せない不死属性のモンスターさ!ウチの国は金さえあればなんでもできるからな、召喚も余裕さ」
「へぇ!でも俺がお前倒せばいいだけじゃない?召喚って言うくらいだからな!」
「その通りだが俺がそう簡単に倒せると思うなよ?」
「じゃ試してみるか?」
「おう!じゃあ勝負と行くか!」
新作書く予定。。よかったら見てください……