54話 集合!
テストやら学校やらから解放!赤点はない模様!
部屋に入ると2人の美少女と
1人のガチムチが座っていた
「お久しぶりですね、皆さん!この時を楽しみにしてました!」
ガチムチがいてなんとも言えない顔になっていた俺を差し置いてなんか感動の再会的なのをしているお姫様
あんたこそ勇者や!!とか思ってる俺
おそらく座っているお三方は多分各国のお姫様(?)
なのだろう、まず人として当然の事、挨拶をしようではないか、日本人として挨拶は基本だからな
どんな相手だろうが挨拶は欠かしてはならないのだよ
ふーーー
息を吐き出し注目を俺に向けさせる
「えー、麗しいお姫様方、俺はお姫様の守護騎士であるシンと申します、ぜひお見知りおきを」
こんな感じかな?こんな感じだよ!こんな感じってことにしよう!
さてさて、反応は?
縦ロールはふむ、的な顔で見てきている
和装ロリはあー!みたいな顔
ガチムチはなんかクネクネしている
非常に気持ち悪い、不快である
「も〜う、麗しいお姫様なんて口が上手いんだからぁ〜」
2人の姫さまは絶対お前に言ってないと言わんばかりのスピードでガチムチの方に振り向く
「ワタシも自己紹介するわぁ?ワタシはハート!プレイヤーよ、よろしくねん?お・う・じ・さ・ま♡」
このような時俺はどんな顔をしたらいいのだろうか、答えは決まっている
「アハハハハ」
そんなのは苦笑い一択さ!
苦行は乗り越えられるものでは決してないのだ
そんな時は苦笑いで乗り越える、これぞ人間!
あーなんて人間とは素晴らしいんだろう
筋肉ダルマ?しらないな
「お主が彼奴が言っておったシンであるか!ふむ、思ったよりも強くなさそうじゃの」
なんだこの失礼なお子様はあと彼奴って誰だよ
「私もユイに同意だわ!なんか強くなさそうよね!」
ひどい言われようだ…なにこいつら
「あらぁ、そんなこと言ったらシンちゃんが可哀想じゃないのぉ、いい子にしてなさい?」
「カレン怒られてるのじゃ!愉快じゃ!!」
「貴方もよ!ユイちゃん!」
拳がちびっこ2人に振り下ろされる
ガチン!
「痛い(よー!)(のじゃー!)」
「シンちゃん、ごめんなさいねぇ?この子達礼儀がなってなくってねぇ?」
「いえいえ。大丈夫です、ほんと大丈夫なんでこっち近づいてこないでください」
そうこの男ジリジリと俺の方に近づいているのだ、やめてほしい、切実にやめてほしい限りだ
「私の守護騎士にに近づくのやめてください、ハート様?」
俺とハートの間に入る姫さま
客観的に見ると恐ろしい光景である
男に忍び寄るガチムチの間に入る美少女
騒ぎまくる子供達
恐ろしい光景の9割の理由がガチムチだがそれは置いておく
「ユイ様!?大丈夫ですか!?」
そしてそこに追加されるのは男の娘
ライトであった
だが忙しいですよ!