5話 極振りさんと宮廷魔術師
短いかも?
そんなわけで宮廷魔術師のばあさんの家に俺は今いる
こんなイベントだかクエストだかがある事に驚きだ、β版の時にもあったのだろうか、まぁそれは運営のみぞしるだ、
宮廷魔術師って言うからにはすごい魔法を知っているのだろう、俺たちプレイヤーがNPCに教わって魔法が習得できるのかは謎だが
まぁできるだろうと自己完結しておく
ばぁさんの家は宮廷魔術師って言うだけあって王宮内の一部屋だった、大体大きさは学校の教室で言うと4部屋分くらいだ、広いっちゃあ広いが思ってたのと違う
怪しい研究道具的なのもないしぱっと見で地下施設とかもなさそうだしなぁ
王宮の中に勝手に地下施設とか作ったら打ち首とかありそうだしまぁ当然?なのか?とかどうでもいい事を考えているとばーさんが話しかけて来た
「さて、じゃあやるとするかの」
「おう!、んでなにすればいいんだ?」
「まずは、この水晶の上に手をかざすのじゃ」
ばあさんはそう言ってどこからともなく出した水晶を机の上の台座のようなものに置いた
まぁ俺はこのアイテムの正体をしっている、魔法水晶といわれる魔法の向き不向きを診断するアイテムだ、このゲームは一人ひとりプレイヤーのアバターによって魔法の威力や操作がしやすくなるらしい、俺はβの時は純戦士職だったからそんなもの使ったことはないがありがたい話だ
ではやってみよう
まぁ全属性を持っている俺からすれば分かりきってることなんだが全ての中でどれが一番俺に向いてるのかがわかるしな
「ほっ!こうか?」
すると一瞬で七色の光に染められあげ、3秒ほどたつと光が消え、透明になったあと中心から、ゆっくりと水晶の中には漆黒の光がたまっていった
「なんだ、これ?」
「ほぅ…お主は魔法適性だけはあるようじゃのう、しかも全ての属性とは、これは異例といっても過言ではないの」
「それはまぁわかってたからどうでもいいけど最後の真っ黒なのはなんだ?見たことも聞いたこともないぞ?」
「これはのぅ、漆黒魔法といってな、稀に見る魔法じゃ、わしも100ね…いや久しぶりにみたの」
「へぇ……珍しいのかぁ、発現条件とかわかったりする?」
武術家兼ゲーマーの俺としては珍しいスキルは重宝できるし自慢できるレベルのものだが発現方法がわかってればなおいい、他の奴に教えるつもりはないがな
「そうじゃの、わしが知ってる事じゃが水、闇の属性が一定以上とゆう事じゃな」
属性魔法は 火、水、土、雷、光、闇 の6種類だまぁ俺はスキル【全属性】を持ってるから適正は全て最大まであるが
普通のプレイヤーは2つくらいまでしか適正はなかった気がする、運のいいやつは3つくらいはあるが正直なかなか全てのスキルを上げるのが厳しくて大体二つに絞られる、たまたま2つ水と闇の適正があっても漆黒魔法とるやつあんまいなさそうだなぁ、しかもまだなにか条件ありそうだし
「それだけか?ならまだまだいそうな気がするが」
「まぁ待つのじゃ、まだある、それは生まれつきの魔法力の大きさじゃ、お主は魔法力だけは有り余ってるからのう、どの程度の大きさで覚えられるのかは知らぬがな」
へぇ…INTが100なんだがどんなもん必要なんかな?生まれつきって事は最初のステ振りって事なのだろう、まぁ魔法を教えてもらうとするかな
「なるほどなるほど、それで俺にはなにを教えてくれるんだ?」
「まぁお主はなんでもできるからの自由にするのじゃな」
「じゃあ全部で、お願いしまーす」
「アホなのかのぅ?まぁ覚えるだけなら一瞬でできるがの」
できるのかよっ!?じゃあお願いするわ
「一瞬ってどうゆう事だ?そんなことできるのか?」
「まぁまずは転職の間にいくとするかのぅ
それとわしのことは師匠と呼ぶように」
「え?なんでそんなとこ行かないといけないんすか俺無職ですよ、いみないじゃないですかしかも師匠って…まぁ別にいいけどよ」
「まぁお主にはまず近衛魔術師にジョブチェンジしてもらう」
「なにそれかっこいい、そんな職業につけるんすか。」
「まぁこの国はくだらない貴族どもがプライドのために金を払ってこうゆう肩書きを欲するからの、推薦と金さえ払えば職にはつけるのじゃよ」
「金とかないですけど師匠、ちなみにいくら程かかるんだ?」
「まぁ軽く50万リル程かのう、まぁ大抵そんなもんじゃろう、なんだかんだ魔法は使えないと推薦何ぞもらえないからの、安い方じゃろ」
たけぇよ!!説明なんぞしてなかったが
この世界の通貨の名前はリルだ
初期は1000リルもらえる
ポーションは一本300リル程だな
NPCレストランで食べると物にもよるが50リルくらいだな、まぁ空腹度を増やす効果もあるから妥当なんだろうが、
まぁ俺が今持ってる金は1000リルくらいしかない、圧倒的にたりねぇ…
「いや師匠…俺がそんな金あるように思います?」
「まぁ、わしがここは払ってやるからわしの弟子として大成していつか返してほしいの」
おっおう!俺は大器晩成型だからな、
「まずの、近衛魔術師のローブを渡しておくかの、それを着ておけば城門の検査は無視できるのじゃ」
そんなわけで俺は無職から脱脚した
近衛魔術師とかゆうめちゃかっこいい職に就いて