36話 極振りさんと実はユニークボス
様々な魔法を撃ちまくる
まぁ頭に全てヒットすれば30発くらいという計算であり、急所に当たらなければそこまでダメージは喰らわないので辛い戦いとなっている
そしてマジックナイフは全て弾かれた、謎である
魔法→影狼の攻撃→加速で回避→5秒間耐えつつ最初に戻る
というローテーションで攻防を繰り返している
時々影に潜って影から出るときに攻撃してくるがぎこちなさというか、攻撃モーション的なのが見えすぎて避けるのが容易い
かれこれ10分程たつ、黒狼は俺からするとスピードが速いため、常にゾーンを併用している、実はこのスキル、いくらでも使えるのである、使いすぎると頭に負荷がのしかかるらしいがリアルとは違い、そんなに苦ではない
まぁつらいことには違いないので使わない事に越したことはない
お、いまやっと半分くらい減ったかな
おや?なんだか狼の目が赤くなったぞ?充血なの?充血してるの??などと考えていると
狼から半径1キロほど暗黒に包まれる
まぁ俺は魔力探知により、黒狼を把握できているので問題はない
が、ここで突然イレギュラーな攻撃をしてくるとはな、体力でパターンが大きく変わるとかボス戦かよ
そして先程よりイレギュラーな攻撃を奴は仕掛けてきた
魔力探知で捉えていた狼が消え、俺の後ろへ移動を一瞬でした、まさに“瞬間移動”のようだ
そして爪を振りかぶり、俺の頭を横に一振り…
してくることがわかったので試しに状態変換で顔を水にしてみる
すると爪は俺の顔を素通りしていき、空振りする
なんとも言えない感覚であるがまぁいい
俺は距離を取るべく加速で後ろに移動しつつ魔法を連続で打ち込む
こいつの攻撃はまぁおそらく影を高速移動して瞬間移動移動をしているのであろう、つまりこの暗闇は状態異常とかではなく、影、という事だ
だからこれからはどこから攻撃してくるかわかったもんじゃない
万事休すとはこのことか…
とりあえず削りまくれ!!
そしてまたまた時間が経ち、現在狼の体力はレッドゲージになりました。もうMP1000しかないっす、マジやばいっす
そして闇が消える、あれ?いいの?もうそれだと勝ち確だよ?ん?
ワオォォォォオオン!!!
遠吠え?仲間でも呼んだか??
しかし、仲間はこない!
こないんかい!とか内心でツッコンでたら
口ががばっ!とロボのように開き光が凝縮されて
ピュッ!と発射された
移動しようとしたが壁のようなものに阻まれて移動ができなかった
それにあっけなく貫かれた俺はもちろん体力全損と言いたいところだが、慈悲の心により1体力が残る
グルゥ!?
驚いたように見えたがそんな事よりもうチャンスがないのでひたすら発射し続ける、こんな事なら火力を上げるスキルを受付嬢さんから貰うんだったぜ!
先程の光は推測だが周りの光を集めていたんだろう、その効率を上げるための影という事だ
ならば即座に倒して仕舞えば問題ない!!喰らえこの野郎!!
影狼はまた影を発動させるがもう遅い、攻撃のクールタイムができないようにノータイムで魔法を回すガトリング式戦法(シン案)を喰らうがいい!
パリンッ!!
影狼が光となり弾ける、倒したときのエフェクトだ
そして声が聞こえてくる
プレイヤー名シン様がユニークモンスターを討伐致しました、なお与えられる装備品は略奪不可能なのでご了承ください
ユニークボスだったんかいっ!まぁおかしいとか思ってたけどね?いやーそれよりとられることがない装備品とは便利なものですなぁ、まぁ何が落ちたのかは知らないけど
ドロップ品確認いっくぞー!
リル…増えてない、つーか金髪君から貰うの忘れてた
経験値…レベルに上がった!でも少ない……
装備!おぉー!これか、俺だけの装備品は
“影狼礼装”【黒ノ軍服】+零
伝説級装備品
全身装備品
防御力零
耐久無限
破壊不可
状態異常無効
唯一装備品 所持者【シン】
レベル依存装備品 現在レベル15
レベル5
深影
暗黒に染まった影を作り出す、最大半径5メートル程、光を遮断できる、最大5秒間影の中に潜ることも可能
レベル25
レベルが足りません
レベル50
レベルが足りません
レベル75
レベルが足りません
レベル100
レベルが足りません
強い(確信)
やばいこれなにこれっ!?全身装備ってこと以外は満足しかないわ、すごいっ!
いや、よくみると防御力零ってなによ、名前かっこいいけどこれ防御力なくねっ!?
漢字がかっこいいし他の字の並び的にも騙されたわ
ちょっと着てみよう、いや今着ても評価をくれる人がいないな、ちょっと誰かに見てもらいたいから片っ端からフレンドメッセージ送って暇なら闘技場のギルドホームに集合させようそうしよう
昨日投稿できなくてごめんなさい!
どうもクロゴマです
装備品の強さやらなにやら考えまくってたら他の事が手につかなくて大変なことになっておりますw