34 極振りさんとヤンキー風
シン<さぁ、仲間になれ
金髪<ほもになる!
受付嬢<これが変態マジック……
始まるよ〜
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金髪君が仲間になった!
よし!じゃあサーニャに報告しようかなっ!
「おーい!サーニャ!やってきたぞー」
東の樹海にいるPKを倒したのでその報告である
「さっすが私のお兄ちゃん!やりますなーって、その金髪の人…」
「ほんとだ…」
「私たちをPKした人だ…」
左の金髪君をみた人は気がついたようだ、しっかしどうするかなぁ
「金髪君、今金いくら持ってる?」
「五万ほどもっているわ」
「一旦全部渡せ、後で返す、全部じゃないが金返さないといけないからな」
決してカツアゲなどではない
俺は他のPKから奪った分と闘技場の賞金、金髪君から貰う金で現在合計23万程だ
「ところでサーニャ、ここにいるやつ全員でなん人くらいいるの?」
「んー、だいたい20人くらいかなっ」
思ったよりも少ないな、もっと人数いると思ってたんだが
「多分どっかに行っちゃったとおもう、でも大体の人森から入って出てこないからボス待ちとかしてるんじゃないかな」
「そうかそうかなるほど、ちょっと頼みがあるんだが、ここにいるやつ俺の前に集めてくれないか?」
「りょーかい」
しばらく経って……
「えー、皆の衆!って見えないか、アースウォール!」
俺の立っているばしょから土壁、調整して一辺が40センチほどの大きさの土柱をつくりだしてその上に乗り、全員の位置から見えるようにする
「あー、あー、えー君たちに重大なことを話そう、俺が樹海のPKを倒したのでもう行っても大丈夫ですよ」
「ホントですか?やったあ!やっと楽しめます!」
お前誰やねんみたいな謎の演技力でサーニャか喜ぶ、ほんとだれおま
「で、だ君たちが失ったリルは本来戻ってこない、まぁいい勉強代といえば終わりだろうが納得ができない人や萎えてしまう人もいるだろう」
ちらほらとまぁ…とか、うん、だとか肯定する声が聞こえてくる
「なので俺が君たちが失った分のリルを補填してやる、自己申告だとこじれるから五千リル固定だ、文句のあるやつ出てこい」
「ありありだぜ、五千じゃたりねぇよ、つかお前レッドじゃん、しかもレベル14、俺らより下だしさ、しっかり絞ってあげねぇとな?」
へー、俺よりレベル上の人いるんだ、へー?
「俺よりレベル上の君がなんで奴らを倒そうとしなかったのかがきになるなぁ」
「ハッ、んなもん同レベルの奴らに囲まれたら4人のパーティ〜でも余裕で沈むわ」
「俺は余裕だったけどね?まぁいいわ、お前らは金いらないのな、りょーかい」
「ちがうね、俺らがお前から奪うんだよ、嘘つき野郎が!」
「皆さん血の気が多いこった、はぁ、緑に戻すのめんどくさくなるなぁ…」
レッドがグリーンや、オレンジ色のプレイヤーを攻撃すると問答無用で犯罪レベル的なのが上がってしまうのだ、これは仕様である
攻撃される、なんかいつも攻撃される、俺何にもしてないのに…
まぁ攻撃されたら抵抗するで?魔法で!
毎度のことながら相手は爆散する!
そういえば死体が残る設定はオフにしておりますゆえ爆散いたします
「ハッ素人がっ!調子に乗んなよ」
周りはなんともいえない空気のなか金髪君と受付嬢さんの拍手が聞こえてきた