31 極振りさんと男の娘
受付嬢<お主には魔王になってもらおう
シン<イエッサー!
受付嬢<男の娘が仲間になるぞ?
シン<ヒャッハー!
受付嬢<転移!
シン&ライト<頭イッテェ!?
はっじまるよー?
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「えっ、あぁ、君がライト君?」
男の娘とは聞いていたがもうほぼ女の子にしか見えない、いやー、聞いた事はあるけどみるのは初めてだな
「はい!僕がライトです、隣にいるシルフちゃんに勝って魔王になりました!」
「お、おう、俺はシンだ、俺も隣の受付嬢さんもといウンディーネと戦って一応勝ったからここにいる」
間が空く
そう、コレは
コミュ障特有のスキル
消音結界
である
「ではあちらに腰でも掛けながらアイテム交換など行ってみたらどうでしょうか?」
10秒の沈黙を破ったのは受付嬢さんである
ありがたやー
「そうだな!よし行こう、えっと、とりあえず移動すればなんとかなるだろ!」
「はっ、はい!そうですね!とりあえず座ってっと、えーと話題話題…あ!そうだ!シンさんってβテスターですか?ちなみに僕はβテスターです!」
出た!コミュ障の特技!俺に答えさせられるけど聞かれる前に自分の方から答え言っちゃう奴!
「そうだな〜まぁね?一応βテスターだけどその時とは今とビルドが全然違うよ?」
「戦士を選択して色々な生産スキルとか使ってましたよね?」
なぜこいつ知っている!ストーカーか?次の変態の種類はストーカーなのか!?まぁ自身では楽しかったけど器用貧乏すぎたよなぁあれ
「そ、そうだな、うん、そのシンであってるよ?」
「やっぱりですか!“万能”のシンさんでしたか!えーと僕は“神速”って呼ばれてたんですけどわかりませんか?」
万能?まぁね、器用貧乏をよく言えばそうだけどね?
「いや知らないな、そもそも万能って呼ばれてたことすら初めて知ったわ」
「あー、掲示板とかみてなかったんですか、小さいけどありましたよ?まぁ今見ても使えないとは思いますが」
「で、その神速のライト君が俺に何か聞きたい事でもあるの?」
「はい!ありありですよ!あのシンさんがやっていた持続小回復の方法が聞きたくて…PVPで昔負けてから気になってたんです」
「あー、あれ?そんな大層なもんじゃないよ、あれはなんでもいいからポーションを錬金で極小ポーションに変える、それをどこでもいいから体に接触させといて隠蔽とか偽装スキルで隠しとけばいい、それを使いたい時に使用すると思えばふつーにできる」
「なるほど!そんなトリックがあったんですね!やっぱりそれを思うとアイテムは制限したままPVPをした方が良さげです」
「あぁ、そうしといた方がいいよ、アイテムは強いのも多いからな」
「ではシン様、アイテム交換などなさってはいかがでしょう?と、聞いたのですがもうしましたか?」
「あー、いっけね!てか俺ほとんど闘技場しかしてないからアイテムないんだわ」
「僕もそうです!シルフちゃんなにかいいものない?あれ?シルフちゃん?」
シルフと呼ばれた銀髪を長く伸ばしたお姉さんのような女性は笑っていた
「クフフフ、なにそれ、ウンディーネ?いつもの喋り方と違いすぎて私笑い疲れちゃいそう」
「あら、どうしたんですか?シルフ、私はいつもこんな感じですよ?頭でもイカれやがりましたか?」
「おいまてまて、何でそんな喧嘩腰なんだよ!?やめろお前ら」
それじゃあ流石に止まらないらしい
「ちょっとライト、頼んでみろよ、一回だけでいいから」
「えぇ…まぁいいですけど、
シルフちゃんたち!喧嘩はだめだよ!」
「クフフ?かわいいですね、ライトきゅんは!」
きゅん!?
「食べてしまいたいですね!さぁライトきゅん一緒になりましょう!」
シルフがライトに近づいていく
「えぇ!?ちょっと!やめて、やめてってば!」
「抵抗をしないライトきゅんも素敵ですよ」
「ーーやめろって言ってるよね?ーー」
瞬間、刀がブレてシルフの首が落ちた
「へ?」
素っ頓狂な声を上げてしまった
「もー、照れ屋さんなんだからぁ、でもそんな簡単に首は落としちゃだめだぞ?」
シルフの体と首が空気に溶け込み、またシルフの身体が構成される
1つ言わせてもらおう
やっぱりこいつら変態だっ!!!
衣替えの季節ですね
どうもクロゴマです!
話もだんだんと進んでいくんですが
我が友達のリアル男の娘のセーター姿が可愛くて素晴らしいですはい!




