30話 極振りさんと重大なる事実
さて、どうするかなぁ
受付嬢さんを倒す方法が全くもって思いつかんぞ!
魔法はきかない、いや?効きそうなのもあるか、別にボールやウォール、バレットだけが魔法じゃないんだ、使ったことはないが、光属性にはライトなんて魔法もある、まぁ十中八九目潰しになるだろうな、なのでまぁ
目潰し→殺人鬼の処刑城→勝ち!
こんな小学生レベルの作戦でいこう
ワンチャンかてるっしょ!うん!
「脳内作戦会議は終わったかー?私はもう初めてもいいのかぁ?」
「いやー、そのまま動かないで俺に倒されてくれれば助かるんだけどなぁ」
そうだ!思いついた事その1を繰り出すか
「ファイヤーボール!」
と言いつつ別の攻撃は前にやったので今回はファイヤーボールの中に火属性で作ったマジックナイフを入れてみた
「ファイヤーボールなんざ効かねぇの、わかんないかいなぁ?つか火属性が効かないからそのナイフも効かねぇぞ?」
ばれてるぅぅう!?
「ナッ、ナイフ?ナンノコトカナ?ワタシワカンナイ」
「はぁ、魔力探知持ってんのはなにもお前だけじゃねぇの、誰でも取れる普通のスキルなんだからな、普通にわかるんだぜ」
くそー!!だめかぁ、でも魔力探知がない人には!
でもあれか、普通避けるわ、うんじゃあダメじゃん?
思いついた事をやってみようその2!
現在マジックナイフのレベルは闘技場で使いまくったのでレベル6!
6本だせる、なので殺人鬼の処刑城を再現してみよう
五本まず一気に突撃させる、こんな感じだった気がする
避けられた
いやまぁそうなるだろうとは思っていたさ、えぇ思っていたともさ!つーか操作難し過ぎて真っ直ぐにしか飛ばなかったわ、練習したら自由自在に行けるかな?
今はそんなことを考えてる場合じゃないか、思いついた事その3は考え中だから次はどうするか
「そんな悠長にしてていいのかぁ?こっちからも攻撃はするんだぜっと」
お次はマシンガンではなくウォーターバレット単体で1発飛んでくる
つーか無詠唱か、つよいなぁ…
もうなんかせこいわ!せこいせこい!
もうウォーターバレット切ってやる!切り刻んでやるぅ!!
ゾーン!!
またまた時はゆっくりと流れる
風属性で作り出した刃で切り刻もうとした時、ウォーターバレットが俺を避けた
避けた
そう、避けたのだ
これは非常にまずい、雑魚の攻撃で死ぬ俺がこんな格上の魔法なんて食らったらどうなる?
もちろん死ぬ、ゲームオーバーだつーかなんて技だよ、仕方ない、もうウォーターバレットは俺の懐だ、あー、やりたくないんだけど死ぬよりマシか…
加速!
俺は自身の腕を加速させて、ウォーターバレットと自身の腹もろとも切る、加速はまだあまり制御出来ていないので仕方がない
体力バーが削られて、俺の体力は1残る、自身の攻撃では死なない
そしてでてきた感情は痛い、だ
現実でナイフを腹につきさされたら確実に声にならない悲鳴がでて泣き叫ぶにちがいない
だがゲームといっても痛覚100パーセント、今まで負ける時は即死や物理的に痛かったので耐えられたが刺される痛みになんて耐えられるわけもなく戦闘中に目を閉じてしまう
「シン様、目を開けてください」
優しい受付嬢さんの声を聞き何事かと傷みを忘れて目を覚ます
「あれ?俺負けたの?」
今いる場所は闘技場、勝ち負けはどうなったのか、それが全くわからない
「いえ、シン様の勝ちですよ、私は死にませんので一定体力あなたが削ったのでシン様の勝ちなのです」
へー……って、は?俺がいつ攻撃当てたっけ?
「俺は攻撃当てた記憶がないんだけど?」
「最後のウォーターバレット、実は私の体の一部でして、まさかあれで負けるとは私も思ってもいませんでしたよ、普通あれをそこまで攻撃するとも思っていなかったので」
いやまぁどんな攻撃でも即死ですのでね、はい
つーかそれなんてスキルだよ
「さて、なにはともあれ、闘技場一位、おめでとうございます、発表はされていませんでしたが一位報酬はなにがよろしいでしょうか?」
「なにがあるの?それ聞かないとさすがにわかんねぇわ」
「そうですね、私のスキルを1つ使えるようになれますそれと私があなたの眷属となりましょう」
ほー!あのスキルチートが1つゲットできるのか!楽しみだぜ、なににしようかなぁ、まぁ決まってるんだけどさ
「EXスキルの状態変換で!」
考えがあるのだよ、ふふふふ
「了解しました、ではここからが本題です、現在私たちを破ったプレイヤーはシン様ともう1人、シオンにいるライト様と言うプレイヤーです、よろしければそのプレイヤーと同盟を結んでいただきたい」
「同盟?違う国なのに?」
「はい、なるべく強いプレイヤーがいれば目標になります、そしてよろしければですが貴方達にはこのゲームのラスボス、魔王になってほしいのです」
「なんかそんな設定どっかで見たことある!え!?心躍るよ?まじで?バリバリ楽しむよ?」
「はい、その前にこのゲームの目的を説明しなければなりませんね、シナリオとも言いますが、そして今から言うことは他言無用です、わかりましたね?」
「あぁ、もちろんだとも!絶対こんな美味しい話他人に言うもんか」
「了解致しました、
そもそもこのゲームは各国にある合計4つの石版を集めて中心部にある聖域と言われる場所にはめ込むことがクリア条件でした
その4つの石版を奪い合うのがこのゲームの醍醐味とも言えました、しかしとあるクリエイターが言いました
「これ協力したらすぐおわんない?SNSで連絡取って石版はめてグランドクエ終了とかなんてクソゲー?」
と、そして他のクリエイターたちも言われてみれば、といったふうにダメじゃねぇかおい、
国家対戦ってなんぞ?と思うようになり
「仕方ない、これは石版はめた後に強キャラばっかりの国を聖域のところに作り出すしかない」
と思った社長は最強のPVPプレイヤーをラスボスに仕立て上げよう!と誰でも考えつきそうなシナリオを作り上げ、そうだ!側近キャラめちゃ強くしたらいいじゃん!と謎のノリになり私達が作り出され、今に至るわけです」
いやいやいやなにが今に至るわけですだよ、確かにね?ただでさえPKすらする人いないんだし国家対戦って難しそうだけどさ、社長ノリで頭おかしくなってるじゃん、社長は馬鹿なんだ!そう思おう
「えぇ、でもいくら強くても3万人のプレイヤーは捌き切れないでしょ、まぁラスボスだから負けてなんぼなんだろうけどさ」
「まぁこれは1つのイベントとして考えているので大いに国家対戦をするために頑張って国の関係をグチャグチャにしていただければ幸いです」
「了解だ、で、そのギルドホームってどこ?シオンにテレポート!みたいなところあるの?」
「えぇ、闘技場にギルドホームがありまして、まぁそこで落ち合っていただければそして今シン様のギルドの名前をつけてください、名前は恐ろしい方が好ましいです」
「そう?じゃあー、ね
“Murder Field”で、まぁ意味は殺人鬼の居場所的なニュアンスね」
「了解です、ではこちらにいらしてください」
闘技場 ギルドホーム
「ここがギルドホームです、そしてあそこから魔王になる方々の集会所のような所にはいれます、
おや、今ちょうどライト様がいるようですね、行ってみましょうか」
いかにもテレポートしそうな魔法陣が敷いてある
「ん、あぁ、どんなやつなんだろうな」
「そのですね、まぁいわゆる男の娘というやつらしいですよ、シルフが可愛いと喚いていましたので、でも怒ると男らしくなるとかなんとか」
「あぁ、そう、今回は変態がいるんじゃなくて周りに変態がいるパターンなのね……」
「では行きましょう、魔法陣に乗れば一瞬で移動します」
光に包まれ俺は移動する
移動すると目の前には女の子がっ!?!?
「痛いっ!びっくりした
えっとごめんね?大丈夫?」
女の子と頭を打ってしまった
「痛かったぁ、って!あー、えーと僕の方こそごめん、僕の名前はライト、仲良くしてね?」
これが俺のこのゲーム内での最高の相棒となるライトとの出会いであった
いやー、時間がない時間がない!
あっ、どうもクロゴマです
いやー、小説書くのが楽しすぎて他の事に手が回りませんw毎日投稿も楽しいのでこれからも続けら予定です!




