20話 極振りさんと準決勝
前回のあらすじ!
カグヤ<買い物行こう?
シン<いいぜ、お前の金でな(キラッ)
カグヤ<着替えたいんだけどなぁ
シン<ひたすらガン見、正義のためだ!
ゆきまる<変態ぶっころ!そして離脱!
野次馬<シンを見るな!ホモにされる!
シン<…………………
カグヤ<あはは、楽しいねぇ
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準決勝はまず最初に俺が戦う事になるらしい
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準決勝第一回
シンvs.あいろん
準決勝第二回
カグヤvs.ツイン
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となっている、確かあいろんって人は2属性を使いの魔法使いって聞いたな
まぁ?俺は初級魔法だけとはいえ?全属性使えちゃいますしおすし?
しかも高谷さんたちの実況でもツインって人の話は出てくるけどこっちの人は話題にすら上がらななったなぁ
あ、なんか可哀想になってきた
「じゃあシン君頑張ってくれよぉ決勝戦で戦える事を楽しみにしてるさぁ」
「そっちこそ負けんなよ?」
「もちろんだよぉ」
そーんな口だけの軽い約束を交わし、俺は一足先に闘技場内に入る、そして中心に歩き出す
どうやらあいろんとやらも丁度きたらしく同時に中心につき、話をする
「どうも初めまして、俺はあいろんって名前でやってる、ところでなんでそんな服装なんだ?随分と動きにくそうな格好だが、あと魔術師は普通ローブだろ!」
「あぁよろしく、シンだ…ってあっ!やべぇ!着替えんの忘れてた…さっきまで外にいて着替えてなかったんだよ、しかもローブカグヤに貸したままだし」
思い出した俺は慌ててコートとジーンズをインナーと半ズボンに着替える
今更思えば着替えるの装備スロット使えば脱ぐ必要ないじゃん!と思う
「ちっ、リア充め!魔術師たるもの恋愛なんかにかまけてないで研究だとか魔法だとかに熱中したらどうだよこの***ヤローが!」
観客もその言葉にどっ!と湧き上がる
?どっ!と湧く?おいどう言うことだ、とゆきの方を振り向く
「え〜シン君が間抜け顔をこちらに向けているので説明いたしますと〜、観客席の要望で会話を聞きたいとのことだったので今回は試しに高谷さんの協力を得て会話を会場中に流しておりま〜す、くれぐれも暴言等に気をつけましょ〜」
「「そうだ***野郎!発言に気をつけろよ!」」
確か会話っていうより俺の発言がきこえるっぽいなじゃあいいか
「おい、今言ったやつ、顔覚えたからな、フィールドでは背後に気をつけろよ?」
とりま簡単に殺害予告的なのをだしておく
「まぁどうでもいいがお前は魔術師として失格だ、そんなお前にこの俺が負けるわけにはいかない!」
さっきからこいつなんなの?宣戦布告してみたりさぁ、こんな奴ほど弱かったりするしな
「まぁーどうでもいいわ、すぐ終わってもなくなよ?餓鬼」
「誰が餓鬼だ!お前が餓鬼だろ、そっちこそすぐ終わっても泣くなよ!!」
あー、もう反応が餓鬼だもん挑発すればなんかすぐ終わりそうだな、よし!やりますかね
そこそこの距離をはなれて合図を待つ
「さぁ〜、10秒カウントダウンし、開始ですよ〜」
10
手首を回す
9
首を鳴らす
8
相手はバカみたいに
7
突っ立っている
6
俺は手に柄をもつ
5
刃のないナイフを構え
4
戦闘態勢をとり
3
魔法に注意をし
2
迎撃することを考える
1
心を無にし
「試合開始〜!」
野生の獣のように獲物を狙う
現在皆初級職だ、魔法も初級魔法しか使えない、
俺が恐れる範囲魔法は初級魔法にはないので今最強の魔法使いは俺なんだよ、わるいな
あいろんは初手俺に風魔法のウインドバレットを、放ってくる
確かに速度など考えるといいのかもしれない
俺には効かないがな
俺は瞬時にファイヤーウォールを脳内で選択して作り出す、風は火に弱いんだ
「なっ、なんでお前に無詠唱ができるんだよ!おれはβ特典でそれをもらったっていうのに!」
は?無詠唱?知るかんなもん、できるもんはできるんだよ、つーか喋る暇があれば攻撃しろ!
俺はファイヤーウォールごしにファイヤーバレットを撃ち込む、敵は目で見えないが心の目でわかる、
諸用魔力探知である、魔力探知は便利で相手が魔法を使うときの歪みの様なものがみえ、魔法の名前まではわからないがいつ、どこから飛んでくるかがわかる様になる、なんて便利なスキルなんだ…
おっ当たった、魔法職だし死ぬかな?
そんな事をかんがえてファイヤーウォールを消す
「ふっ、隙を見せましたね!ここで使う予定はなかったですがアイテムはこのルール上問題ないのですよ!これがニ属性使いの力です!」
どうやら生きてた様だ、口から察するになんかしらのアイテムを使ったようだな、せこい!
そして少し接近しつつあいろんが接近して必要もないはずの技名を叫ぶ
「これが現在の最大魔法です!“スカイウインド”!!」
青い風?まぁ名前と見た目から察するに水と風の魔法の混合だろうな、俺は属性魔術師じゃないからそういう技は覚えられそうにない
念には念を入れて一応ウォールを6枚ほど貼る
バン!ドン!ドカン!
魔法と魔法が衝突する
おぉー、2枚ほどやられたようだそこそこの威力じゃないか?まぁもう終わりだな、奥義スキルを使うまでもねぇよ!
5つほどの属性のボールで身を弾けさせる
ついでにマジックナイフも飛ばす
シールドが出現するも俺の極振りステに敵うわけもなくあっけなく突破されあいろんは生き絶える
「いじめとも思える鬼畜の所業!シン君のしょ〜り〜」
「「……………………」」
「高谷さん、今回の見どころはどこだったでしょ〜か」
「まぁそうですね、今回は無詠唱とPK系統の職の死体の有無など話しましょうか」
「そういえばあいろん選手は無詠唱をβ特典で手に入れたと言ってましたね〜」
「はい、まぁ無詠唱の利点としてはプレイヤースキルにもよりますが不意打ちができる事ですね」
「シン君もβテスターと噂を聞きましたがシン君もそうなのでしょうか〜?」
「いえ、彼は別のスキルを手に入れてますね、何とは言えませんが人によってまちまちです、彼の無詠唱はプレイヤースキルによるものです」
「ほ〜、私にもできますかね〜?」
「ゆきさんは魔法職ではないのでなんともいえませんがやろうと思えば誰にでもできます」
「ほ〜、じゃあ無詠唱は不遇スキルという事でいいのでしょうか〜?」
「まぁ無詠唱と言ってますが内容は無言詠唱と言った感じなのでなんともいえません、が上級職の詠唱は長くなってくるのでそれこそ人によります」
「なるほど、で、PK系統についてですがどうなんでしょ〜?」
「そうですね、シン君はマギ・アサシンと言う魔法職と暗殺者職の両方に属する職業です、とりあえず初級はスキルなどでPKした場合は死体が残りますね、中級からは厄介で自身が通常攻撃でPKした場合も死体が残ってしまいますね、それ以上は例えば罠などでPKした場合も死体が残ります」
「死体が残ると言ってますけどデメリットってなんなのでしょ〜?」
「そうですね、実害的なデメリットは基本的にアイテムが奪われることやほんと極稀に装備が落ちるくらいですが死体に関しては特に何もありません」
「と言うことは〜?」
「見れるだけですね単純に、けど嫌でしょう?特に女性アバターの方なんか特にまぁ、死体は3分も経てば消えますがね」
「うわぁ〜それは絶対嫌ですね〜私は絶対切れます」
「まぁPKの皆さん、オンオフはできますので是非オフするように、嫌われてもしりませんよ?」
「もう私はシン君が全プレイヤーに獣のような視線を向けてると考えると気がきじゃないですね〜このへんたいっ!」
しらねーわ!!!ばーっか!!