2話 Dive on!!
今回はまだリアルですが次回からVRへレッツゴーです
「βん時のステータスは単純にSTRとAGIとVITを適度にふった戦士だったな」
「普通だな、それで今回は?どうするんだ?」
ふっ、俺が単純なプレイングをするわけがないだろうっ!聞いて驚くがいい!!
「今回俺はなんと、INT極振りで行こうと思う」
「は?お前バカなの?死ぬか?貴重なゲームソフトをそんなネタに使うとは、買えなかった人達に土下座してこい」
いい奴なんだが全く、すぐに小学生レベルの暴言を言うのがたまにキズってものだ、時々本当に殴りにくるから怖い…まぁ避けるのも容易いのだがそれはしないお約束だ
「まぁ待てまて、理由を聞け」
「聞いてやろう、どうぞ?」
「そうだな、まぁ抽選アプリでテキトーに決めただけなんだけどなぁ」
「殴るぞ?」
腕を振り上げて本当に殴ってきそうだったから俺は焦る
「ぼっ、暴力変態!やめろ!まともなのも抽選にいれたさ!2つ引いたら結果が
・極振り ・PK
の組み合わせだったんだよ!!」
最悪リセマラのような事をすればいいしなぁ
「極振りはわかるわかりたくないけど、お前の実力を知ってる俺からしたらまぁ心配はしないけど、PKってなんだよ、PKって人に確実に嫌われるし、本気でゲームを楽しみたいならPKなんてやめたほうがいいだろう?まぁ一個人の意見だけどよ」
まぁ言ってしまえば空矢の意見など聞く必要ないのだが流れとして聞いておく
「おふざけと冗談半分で入れたらなんか当たっちゃってて…ほら俺って自分の言ったことは曲げない主義者じゃない?まぁだからしょうがないって言うか…」
「そうかそうか、なら仕方ないなじゃあせめてPKはPKでも暗殺ギルド的な感じにしとけよー無差別だといろんな奴に反感買うからさ」
国家対戦的な感じだから敵国の重要プレイヤーを暗殺とかめっちゃかっこいいわぁやりてぇなぁ
つーか暗殺ギルドでも反感買うのは変わらない気がするぞ、俺だけかな?
「へいへーい、考えとくよ、まぁ最悪キャラクター消せばいいし」
「はぁ…俺は言ったからなー、どうなってもしらんぞー!」
「そう言えば空矢、お前東西南北どの国に所属するんだ?」
国についてだが4つの種類がある
北 アスター王国
ザ・西洋みたいな感じで創作物で描かれるような中世的な感じが特徴的だ、これぞ異世界!の定番だな
南 ガザニア公国
機械仕掛けの都市で機械都市と呼ばれている。砂漠に囲まれているが独特な武器は魅力的だ
東 和ノ国 シオン
名の通り和風の国だ、まぁ建物は昔の日本家屋みたいな感じだ
サムライや陰陽師などの職業が出るのではないかとβ時には噂されていた
西 ダリア皇国
なかなか住みにくいとされているが上手くいけば爆発的に金やいい武器などが手に入るらしい
貴族御用達のギャンブルなんてものもあるとかないとか
「んあ、そーいや特に決めてないわ、真と同じとこにするわ、真どの国?」
「俺はβの時は北のアスター王国だったからおなじかな、やっぱ西洋感味わいたいしな」
「了解っと、しかし神な運営でよかったよな夏休みスタートとは」
全世界で発売されてるわけなのだから日本がたまたま夏休みだっただけなので肯定はできない
「それはたまたまな気がするけどまぁラッキーだったよな、っと、もう12時になるじゃん俺もう帰るわースタートダッシュ切りたいからな、んじゃ始めたらフレンドメッセージかなんかで呼んでくれ、気が向いたらいくわ」
俺は空矢にそう伝えて颯爽と家に帰るのだ
廃人だとかなんだと言われているが俺には知ったこっちゃない。
黒谷家 自室
俺は家に帰って風呂などの支度をし
12時前に改良が重ねられた軽めのVRギアをかぶり、
ベットに寝転ぶ
よしクーラーおっけー!飲み物やトイレは全て済ました!さてさて行きますか
Dive On!
まだ見ぬVR世界に入るための掛け声を言い電脳世界に俺は入っていった