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5-2.蝙蝠

「倒さないといかんのでな。送る人材を考えると・・・うちの部下にはちょうどいいのがいない。それ実際に倒したのは君だしな」


たーしかにそーですねー。

ん・・・デーモンか!


ディメンションアロー、ディメンションストーム、ディメンションソード


良く考えたらいろいろ見せてくれましたね。

煉獄は・・・もしかしたら魔法がてんこ盛りなのでは・・・私にとっては天国だな。


「気がのらないなら断ってもらっても構わない」


ここは折れるのかイケメンエルフ・・・だが行きたいですという訳にはいかん。

理由がいるな・・・


「いえ。行きますよ。あの爺には借りがありますから」


ぶっ殺されましたからな。やつはちっちり殺しておかないといけない。私も同じだ。


「そうか。これが領主への手紙でこれが冒険者ギルドへの手紙だ」


準備がいいなこいつ。


「それと・・・これが裏領主への手紙だ。これが地図だ」


至れり尽くせりですね・・・。地図は・・・不正確がひどい気が。

まあ略図なんだろうな。


「その地図は戦略兵器扱いになる。絶対に無くさないでくれ。奪われたら燃やしてくれ」


本気か・・・落書きレベルだがな。


「それと・・・不在期間は最短でお願いする。それとこっそり行ってこっそり帰ってくれ。こっちで魔道具・・・魔道具はまずいか。頼みごとをしているから家に籠っていることにしておく」

「それはなぜに?」

「君が不在としれればよからぬことを考える輩が増えるだろう。最近は減ったが君の領地に侵入を試みたやつが農地の入り口に毎朝転がしてある。ゴーレムにやらしてるんだろうがこっちもうんざりなんだ。君もうんざりだろうがな」


おや・・・。

ゴーレムに出した命令は<正門以外から入った者の捕縛を行え。捕縛できないときは無力化を行え>

捕縛したその後は指示していないが・・・正門に捨てると。

何気に親切仕様だな。確かにそんな奴らはいらない。

その後少しばかり打ち合わせをして北の領地の家に向かう。


目的地は普通に移動して三か月くらい。どうやら普通とは徒歩らしい。

一日30km進むとして月に25日移動で3か月で2250km。

確か札幌那覇間がそれくらいか。

違うな。歩いて2250km・・・でもないな。

道が悪ければ一日かけて数kmもありうるかもしれない。そういうのも込みで3か月と。

馬ゴーレムで全力爆走前提だと・・・

時速100kmで12時間で1200km・・・違うか。

これも道路しだいで変わる。

ゴーレムで爆走したことにして空から行く。道が良かろうと悪かろうと関係ない。

ただ馬ゴーレムで爆走したことにするから・・・向こうに着くまでに3日はかけたほうがいいだろう。

もしなにか突っ込まれても・・・

一日750kmとして馬ゴーレムで20時間爆走しましたということにすれば時速38km。

これならぎりぎりOKだろうか。

途中の日の様子を見ながら調節しよう。


後は一応馬ゴーレムをアイテムボックスに入れて置くか。予備も含めて3体くらい。

待機している馬ゴーレムを一度素材に戻して最大性能で再ゴーレム化する。重さは1tにしておく。

ついでなので今アイテムボックス入ってるゴーレムの分も作るか。

元リビングアーマー4体。魔鉄ゴーレムが12体。

銃装備が6体。盾装備+銃装備補佐が12体。

予備こみで全部で40体の馬ゴーレムにしておこう。

残りは帰ってきてからやろう。


移動はどうしようか・・・バトルイーグルの烈風は縄張りの巡回でいそがしそうだな。

雪風は川を南下しているな。今回は自由行動と言うことで。

デーモンのもんさんは北の森を徘徊・・・じゃなくて巡回中と。もんさんは家の留守番だな。

ぴーちゃんに運んでもらうか・・・その前に椅子を作っておくか。

頭掴まれても困る。

ぴーちゃんが掴む軸部分を作って私が座る椅子部分を作る。

繋ぐ部分は・・・鎖を作るか・・・ワイヤーを使うか。

いや木の皮を使う。もし落としても全部木なら問題にならないだろう。


ぴーちゃんを呼び出す。私の魔力を使ってぴーちゃんが巨大化する。

前回は根こそぎHPまで持って行かれたが今回もかなりの魔力を持って行かれる。

MPを6割ほど持って行かれた所で出発だ。一旦北に向かってから東に向かう。

地図に載っている街道ではいったん東に向かう。

その後北東に行ってトロール族の都市を通って東。

もしくは東南東に行って竜人族の都市から北東。

だが・・・ここはその真ん中を抜けよう。

どちらを通ってもトラブルの予感がする。

立ち寄らなければ問題は起きないのだ。

魔物が強いと言っていたが経験値に変えればいい。

強すぎたら北か南に避ければいい。最悪の場合は街道を行くと。


おっと忘れていた。


魔法発動<隠蔽>

武技技能<気配遮断>

武技技能<魔力遮断>


高度はあまりとらずに飛ぶ。

これで発見される確率は低いはずだ。ある程度飛ぶと南東方向に都市が見える。

真ん中に小さ目な城壁があってその周りに都市が広がっている。

進路を北にして都市に近づかないようにする。ある程度北上してから東に向かう。

今度は北に村が見える。建物が数十戸で周りには木で杭を打って土塁にしている。

東に延びる街道の北側を発見されない程度の距離をとり東に移動する。


おお・・・ゴブリン発見。

そうだよな。いるよな野良ゴブリン。というかこいつらが本物のゴブリン。

30匹ほどはいるか・・・湿地で狩りを行っているようだ。

目指す先にはサイ・・・いやカバだ。

ゴブリンもこうやって狩りで生きて行けば・・・

人を襲わなければ普通の動物として存在できるような・・・違った。魔物か。

お。狩りを始めるようだ。後ろから木の槍で突いた。

お・・・ゴブリンがカバに蹂躙されている。

・・・あっという間に全滅した。弱過ぎねゴブリン。というかカバ強過ぎね。

うわ・・・カバがゴブリン喰ってますがな。カバって肉食だったっけ?

おっかねえなカバ。気を付けましょう。近寄りません野生のカバ。


東に続いていた街道が段々と北側に逸れてきた。

地図情報で人がいないことを確認して街道を横断してひたすら東へ進む。


そのまま順調に飛行は続く・・・ん?

高度が下がってますよぴーちゃん?

上を見るとぴーちゃんはいなかった。


は?


ちょっとぴーちゃんさん?


のがっ


地面に正座状態で着陸した。

そこに元の大きさになったぴーちゃんが現れ私の頭に止まった。


ぴーちゃんさん?


どうやら疲れた。らしい。それと魔力が尽きたと。

前回は速度と移動距離がこんなもんじゃなかった気が・・・もしかすると高度を上げて速度を上げないといけないのか。

魔力を渡してもう一度飛んでもらうか。

私の魔力は・・・4割程度だ。おかしい。ほぼ回復していない。


無詠唱 (明鏡止水)

武技技能<明鏡止水>

無詠唱 (明鏡止水)

武技技能<明鏡止水>

無詠唱 (明鏡止水)

武技技能<明鏡止水>

無詠唱 (明鏡止水)

武技技能<明鏡止水>

無詠唱 (明鏡止水)

武技技能<明鏡止水>

無詠唱 (明鏡止水)

武技技能<明鏡止水>

無詠唱 (明鏡止水)

武技技能<明鏡止水>

無詠唱 (明鏡止水)

武技技能<明鏡止水>

無詠唱 (明鏡止水)


1%程度しか回復しない。どうしたことだ?

ヤバイな。魔力がないと何もできないぞ私・・・粗大ごみ以下だな。


ぴーちゃんが疲れているとこうなるのか?

もしかして今まではサービスタイムでした。完。とかじゃないよね・・・


悩んでいても仕方がない。

馬ゴーレムをアイテムボックスから出して馬ゴーレムで移動することにしよう。

真東には結構な高さと幅を持つや山脈があるので地面を行くのはかなり無駄なのでまっすぐは行けない。

まあ飛ぶ場合でも避ける高さではあるが。

北に避けておくか。森なのか丘なのかぐらいのところを馬ゴーレムで爆走する。

道ではないのでそこまでは速度が出ないが普通の馬車や馬よりかはかなり高速だ。

遠くにいい感じの丘が見える。絶景ですな。


ピヨピヨ


ぴーちゃんが何かを言って・・・


ほぉ!


身体が宙に浮いた。

違った。峡谷に全力でダイブ中だ。ぴ-ちゃんさんそういうことはもっと早目にですね・・・

それどころではない。馬ゴーレムをアイテムボックスに収納。


魔法発動<フローティングコントロール>

魔法発動<フライ>


これで峡谷を超えられるはず・・・


あれ・・・


いい感じで落下していきますな。

落ちて来たのと逆側の崖に取りついた時にはかなりの距離を落下した。

魔法の効きが悪くなっているのか?魔力の回復も悪いし・・・

おう・・・魔力が3割程度に落ち込んでいる。明鏡止水を使うがやはり少ししか回復しない。

とりあえず魔法では落下速度を抑えることしかできないからここから飛んで出て行くことは出来ない。

崖を登るしかない。

ちまちま登るが・・・どうしても越えられない壁にぶち当たる。ここはマジックハンドですな。

マジックハンドを出して壁の突起を掴み壁をよじ登って行く。

少しすると異変に気付いた。マジックハンドが以前に比べてくっきり見える。

気のせいではない。

こんなに見えるのならばマジックハンドに武器を持たして遠隔飽和攻撃の練習はしない。

見えないのが前提の攻撃だからな。


わたしが纏っている魔力が減ってる・・・違うか。

魔力遮断を使っているのでそれはない。

マジックハンドの魔力が上がっている?

それだとフローティングコントロールとフライの効きが悪いのが分からない。

となると考えられるのは・・・

ここの空気は・・・もしくは土地というか空間は魔力がない。もしくは魔力が薄い。

マジックハンドの魔力は変わらないがここの魔力が薄い。

フローティングコントロールとフライは空気もしくは空間の魔力に反応して飛ぶので効果が落ちる。

明鏡止水は周りから魔力を取り込んでいるので周りの魔力が薄いと回復が少なくなる。のか?


北の活動停止したダンジョンの南に新ダンジョン。

その南に迷宮都市。地図によると王都とやらもその線上の南にある。

トロール族の都市と竜人族の都市はここからかなり東の南北の線上に存在する。

魔力の地脈から外れるとその地域は魔力が薄くなる。だといいな。


この崖を登って東に移動し魔力の地脈に到達して魔法効果と魔力回復が元に戻ればこの説が正しいということになる。

苦労に苦労を重ねて崖を登りきる。

先ほどまで乗っていた馬ゴーレムをアイテムボックスから出す。

まてよ・・・いい機会だ。試してみるか。

走っていない馬ゴーレムも一体出す。

両方を見比べてみる。じーと見ていると魔力の差があるのが分かった。

走った馬ゴーレムは魔力が少ない。

ここは新しい方に乗って行くか。

そうして地脈があるであろう場所で1体目とこれから乗る馬ゴーレムと走っていないもので差が見えるか試してみよう。


馬ゴーレムに乗って東に爆走する。夕方になる前にいい感じの丘に到着した。ここで野宿しよう。

1体目の馬ゴーレムとまだ走っていない馬ゴーレムを出して見比べる。

時間をかけると魔力の差が見えるようだ。

見えるようだ・・・と言うことだ。これが魔力かどうかは分からない。

この減っているであろう魔力は充填できないだろうか。

もしできなければ毎回ゴーレムは再作成になるな。

ああ・・・だから他のゴーレムは魔石がついているのか。なるほど。


この目で見えているのもを魔力と信じて・・・体の中に同じものがあるはず・・・感じてみる。

それを馬ゴーレムに流し込む。・・・出来るようだな。おっと。自分の回復を忘れていた。

明鏡止水を10連発。

2割程度は回復した。地脈からの距離でその地の魔力が違うというのが確定の模様。


日も暮れてきた。落ち葉や枯れ木を集めてたき火を作る。

フライパンで魔物の肉を焼いて食べる。ひさしぶりだな。

さて・・・このペースだと明日には目的地近くに着きそうだ。

手前までは一気に行ってその後は狩猟と採取を行おう。

後はデーモン対策だが・・・加勢しろと言うことならいろいろ問題だな。

ソロなら装備をオリハルコン一式に変えてゴーレムを全部出せば楽勝とはいかなくてもかなり楽にいけると思うが・・・

協調とか団体行動とか言われても困る。

確か裏領主と呼ばれるデーモンがいるんだったな。

そっちが主力なら別行動がとれそうだが冒険者ギルドが主体なら困ったことになる。


・・・ゴーレムに持たしている銃でもチェックしておくか。

材料はけっこうな量を仕入れたので弾が増えているはず・・・増えてないじゃない!


MG3 汎用機関銃 7.62x51mm が120発

M2 重機関銃 12.7x99mm が110発

ミニミ機関銃 軽機関銃 5.56x45mm が200発

アサルトライフル 7.62x51mm 30発入りマガジンが3つ。

対物ライフル 12.7x99mm 標準タイプ 10発入りマガジンが2個

対物ライフル 12.7x99mm 対空タイプ 10発入りマガジンが2個


最初の定数に戻っている。弾丸を錬金術で追加したはずだが。

12.7x99mmを一つ選んで錬金術で複製開始。開始できない・・・

つまり・・・武器の修復で弾丸は再生される。

なので材料はあるはず。なのに複製は出来ない。

銃本体も試すが・・・出来ない。

対象を絞って試してみよう。

45口径拳銃のスライドストップをはずす。

これでバレルとスライドが同時に外れる。

スライドをこれ以上ばらすのは面倒なのでバレルを持って複製開始・・・出来ない。

バレルを手に持ち鉄を材料にして全く同じ形状の部品を作成開始・・・

処理が始まったようだ。この処理はキャンセルする。


この間壊れた銃はどうなってる?修復されているようだ。

ということは・・・銃は本体も弾丸も修復される。

複製は出来ないが同じ形状で部品を作ることはできる。

これはどういうことだろうか・・・魔道具の複製は出来た。

ということは・・・錬金術のレベルが単純に足らないのか?

魔道具のほうが銃より難易度が低いとは思えないな・・・逆のような気がする。

となると・・・銃は模型を元に最高神が作り出して凍結している。

最高神がコピーガード掛けているのか・・・だったら最初から作らないか。

私が持っている金属と違う材質で出来ているとか・・・実は特殊な鉄だとか。

おお・・・よく考えたら魔道具の複製も成功しているとは限らないな。

複製した魔道具はかろうじて動くレベルなのかもしれない。

今回は複製出来るレベルが低いので複製できないとか・・・


おおいかん!疑問を持つな!

使えなくなると困る。

分析技能と錬金術技能がレベルアップしてからまた考えよう。


後は・・・九六式二十五mm機銃というのがあったな。銃だけを持って撃とうとして失敗した。

台座に乗せて運用するか。台座は円錐上で床にボルト締めする形状だ。

このままでは使えないな。アイテムボックスに入っている石を使って円錐の下部を固める。

その石から3方向に石製の円柱を伸ばす。

これで撃てるだろう。持ち運びは諦める。アイテムボックス前提だ。

マガジンが1個で弾丸は15発だが・・・そんなはずは無いよな。

もう一度取りついていた場所を調べる。

およ?戦艦の名前が大和改になっている。

まあ魔改造してるからな・・・


銃が付いていた場所にはマガジンはなかった・・・が金属の箱があった。

もしや・・・錬金術で解凍すると簡単に解凍で来た。前回はものすごい魔力を食ったのだが・・・

箱を開けるとマガジンが15個入っていた。ビンゴですな。

後一個入るスペースがある。16個で一箱と言うことだな。

もしかすると九六式二十五mm機銃があるところにはこの箱があるのでは・・・探すか。


ん・・・なにか感じる?これは危機感知。銃をすべてアイテムボックスに格納する。

地図上には反応はないが・・・おかしいな。

地下でも地図上には出るはずだが・・・方向はあっちか。

月がほぼ満月だ。蝙蝠が飛んでいるのに気が付いた。

方向はあっているが・・・蝙蝠?

地図に反応がないということは動物だよな?

・・・気が付くとおかしなことに気が付いた。

蝙蝠がデカい。普通なら目の前にいる位だが・・・地図には反応がない。

蝙蝠はまっすぐこっちに向かって来て大きさはどんどん大きくなっていく。

どん近づくが大きさがおかしい。ジャンボジェットでもここまでは・・・

!もしや・・・

トンネル魔法で全力で縦に穴を作りながらその穴に飛び込んだ。

すさまじい爆音とすさまじい振動が!

気が付くと・・・夜空が全面きれいに見えた。全力で作ったはずのトンネルは深さ1mになっていた。


気配がなくなってからかなりの時間動けなかった。

聞き耳を立てて穴から顔を出すと・・・私がいた丘がなくなっている。

半径数百mできれいに切り取られていた。後20cmで首ごとだったな・・・

縦にトンネルを50mほど追加してから横穴を作成し大きめの部屋を作った。

ゴーレムをすべて出して護衛とする。

石に板を出してその上にテントを張る。寝袋出して寝ようとするが体が震えて眠れない。

トロール族と竜人族のみなさんすいませんでした。

魔物が強いって言っていましたね。

というか強すぎだろ!

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