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4-28.密室

イケメンエルフと立ち会い・・・!

いい訓練じゃね!

魔法と気功術で強化なしで上級者と打ち合えばいい訓練になるだろう。

イケメンエルフと向き合うが・・・イケメンエルフは刀を抜いた。

ファッ?


「それ・・・」

「大丈夫だ。手加減するには慣れてる武器を使ったほうがいいだろう。木刀ではすぐ折れる」


まあ木刀だと一瞬で木端微塵だろうな。

魔鉄とミスリルのバスターソードと盾を装備変更で装備する。


「大剣じゃないのかい?」

「大剣は対人に向かないんですよ」


大剣だとイケメンエルフの刀を捌き切れないだろう。


「では・・・始めるぞ」

「はい」


答えた瞬間攻撃が来た。

ぎりぎり見える速度だが首を落とすコースだ。

バスターソードで受けると・・・明らかにめり込んだ。

と思った瞬間左から来た。

これは盾で受けたが・・・盾も切れ目が入っている。

ヤバいがな。

その後も怒涛の攻撃をバスターソードと盾で弾くが・・・これではもたない。

縮地で少し下がった後・・・


<装備変更 零式>


刀に装備変更する。ここまで武器が負けていると打ち合いどころではない。


「私に刀で挑むのか!面白い」


いきなり危機感知が!

刀筋は見えないが危険感知を頼りに避ける。


私に刀で挑むのか!


じゃねえよ!

マジになってんじゃないよ・・・


見えない刀を危険感知で避ける。

縮地を交えてやっと打ち合えるが・・・相手は格段に足さばきがいい。

武技技能の反応はないので瞬歩を使っている訳ではないはずだが・・・ほぼ瞬歩だな。

縮地も瞬歩も武技技能だが・・・ゲームではSP、MPを消費しているが実際には縮地はMPを消費している感じはない。

縮地は一瞬脚力を爆発的にあげて目的地に飛ぶように移動する。

瞬歩はそれを小刻みにして歩くように高速移動する。

こちらは単発で跳ぶように高速移動だがあちらは一歩一歩で高速移動だ。

複雑な動きが出来るため切り合いでは圧倒的にあちらが有利だ。


こちらも修正しよう。

小さく縮地。

歩くように小さく縮地。

難しいが・・・段々出来るようになってきた。

これでかなりいい感じで打ち合えるようになってきた。


格段に大きな危機感知!

イケメンエルフがいきなり衝撃波を打ちやがった。

攻撃に混ぜてくるので避けるのに忙しい。

ソニックブームなら武技技能だが・・・武技なしで撃てると。

純粋にすごい。

それからも打ち合い続ける。

いい感じだ。

瞬歩が出来るようになってきている。

刀技能もぐんぐん上がって行くのが分かる。


もっとだ!もっと!


その瞬間イケメンエルフが瞬歩を使い下がった。

そこを右から何かが通り過ぎた。

なんだ?通り過ぎたものを見ると・・・

ハンマーが飛んで行って・・・ブーメランのように帰ってきた。


なんですと?


そう思った瞬間


あが!


右後頭部に衝撃を感じた。

おう・・・くらくらする・・・


ほが!


ブーメランのように帰ってきたハンマーが顔面を強打した。


「おぬしら!なにをしとるんじゃ!」


右を見るとジークさんがいた。


「なにをって・・・訓練生に見せるために立ち会いをしていたんだが」

「周りを良く見てみろ!」


見てみると・・・地面はぼっこぼっこ。

館には切れ目が入っている。兵士さんがみんな怪我をしている。


「見て見ろ!兵士たちは子供たちをかばったからけが人続出じゃ。もし子供に当れば死人がでるところじゃぞ!」


そんなことより


「ジークさん・・・」

「なんじゃ?」

「さっきのハンマーは魔法の武器なんですかね?それとも武技技能なんですかね?」


ジークさんが真顔になった。

そう思った瞬間顔面に右ストレートを喰らった。

凄まじい衝撃。


「きゃあ!」


悲鳴が聞こえた。頭上からする。

何故かそこにはメイドさんが。・・・どうやら壁に突き刺さって屋敷の廊下らしい。

危ないですよメイドさん。あと少しでパンツが見えますよ・・・


気が付くと屋敷の裏庭に寝ていた。突き刺さった壁から引きずり出されたともいう。


「で・・・こうなったと」


薬師の婆さんが立っていた。


「面倒を見てくれといったが・・・面倒を起こせとは言っとらんぞ・・・ジーク。お前までそろって何事じゃ?お前もこやつらの仲間入りか?」


脳筋三連星ですな。


「もういい。儂が悪かった。暇そうだからとアルゴランに仕事を振った儂がな。もう引っ込んでおれ」


たしかにそーですねー。

おおお・・・危ない!

声に出して言うところだった。

ピヨったおかげで声が出なくて助かった。


「生活用水じゃ。そっちをやれ」


とぼとぼと移動する。

3人だとさびしくない。がみじめなことに変わりはない。


領主の部屋に通されるとメイドさんがお茶を持って来た。

メイドさんの視線は・・・厳しいというよりも失笑だ。


「さて・・・生活用水だがどういう運用にするかな?」


おお。立ち直りは早い。

が・・・何も考えてないのは相変わらずだな。


「そうじゃな・・・追加エリアの地下に生活用水のパイプを引いて・・・立てた建物に給水パイプを繋ぐのが一番いいのじゃが。どうじゃ?」


すばらしい。上水道の考え方。確かにそれが一番いいのだが・・・


「それが一番いいのですが・・・いろいろ問題がありますね」

「問題とは?」

「川から水をとっています。給水は流れに沿っていますしここより高さはありますが・・・各建物に供給すると圧力が足らなくなるかもしれません。それに私が主水路を引いた時点ではいいでしょう。後に建物を作った時にその業者がパイプを繋ぐとすると・・・漏水が怖いですね。一か所では少しずつでも全体では相当量になりかねません。そうなると全体に水が供給出来ないということになります。給水塔を作るという方法もありますが」

「給水塔?」

「魔力か・・・人力か・・・なんらかの方法である程度高さのある場所に置いたタンクに水をいったん汲み上げます。そのタンクから各建物に供給します。この方法だと3階や2階のトイレやシャワーにも給水できますしある程度漏水しても圧力を保てます」

「水をくみ上げる設備か・・・そういえばビスロにあった気がするな」


ビスロ?・・・小麦を多量に作っているってところか。


「小麦を作る灌漑用なんですかね?」

「灌漑?」

「小麦の栽培には肥料を投入するのとある程度の水がいると聞いたことがあります」

「なるほどな・・・風を使った水の汲み上げ装置だった」


あれか・・・風車ってやーつね。


「この地域は風はどんな感じでしょう?一年を通してある程度吹くのならそれで汲み上げ施設がつくれます。毎日吹かなくて吹いた時に水を汲んでおけばいいのですが」

「そうだな・・・ビスロより弱いが・・・ずーと無風はないような気もするな」

「ちょっと待ってくれ!確実に実用化できる当てはあるのか?そうでないのにそれ有りきの設備は無理じゃぞ」


たしかに。汲み上げ能力が足らないと・・・断水頻発になると。


「そうですね・・・風車は一度実験モデルを作ってみます。となると・・・給水は円形の管を地面のある程度まで垂直に出しておいてそこから常時水が溢れ出るようにするのがいいと思います」

「常時溢れ出る?それではもったいないんじゃないのか」

「水は留めると・・・悪くなるんですよ。淀むというのでしょうか。もしかすると消費量が大きければ溢れ出ることはないのかもしれません。その場合は井戸のように使うことが出来ます」

「悩むところだがこれ以上遅れると婆さんの機嫌が悪くなる。水車は実験モデルとやらの結果を見てからでいい。その溢れ出るが井戸としても使える方式で行くか・・・もしくは井戸として整備するかだ。問題はどこに置くかと・・・・それと溢れさせる場合溢れた水をどうするかだな」

「とりあえず・・・この館と孤児院の近くでいいのと。それで様子を見て貰えば。溢れた水は下水に流すか・・・外堀に流すか・・・街なかに水路を作るかですね」

「水路とはどういうことじゃ。それでは生活用水としては使えんと言っておったじゃろ」

「水路にして運搬路か・・・側溝として使うと思いましたが・・・下水もあるし意味ないですね。忘れてください。それでは一度井戸形式で作成しましょう。高さを十分にとって接続してから・・・様子をみて高さをさげます。溢れさせるのは様子を見てからでいいでしょう」

「建物の中ではだめなのか?」

「建物の中だと・・・湿気がすごくなったり・・・冬寒かったり・・・になる可能性があります。屋根は必要ですが・・・建物の中に入れるのはこれも様子を見てからがいいでしょう」


一応仮の井戸の場所を領主の裏庭に決めた。


先日城壁をくり抜いた時の石を使って直径1mで厚さ10cmで管を作る。

トンネル魔法で地面に穴を開けて差す。

深さは3mで上にはみ出す部分は2mで上は完全に塞いでおく。

もしかすると大量に噴き出すとかは避けたい。ここは領主の裏庭だ。


後はいったん北の領地に戻る。

石はどうするか・・・掩体壕から取るのは避けたいが。

掩体壕の底も1m厚の石にしてるな。

下は土でいいだろう。

底に引いた石を回収しながら余っているクレイゴーレムとサンドゴーレムを敷き詰めて埋めていく。

1m立方の石を5600か所で4*4の16なので89600個回収できるな。

そうじゃない。

工事で使うのは・・・直径2mで厚さ10cmの管にするとして16kmで5100個でいい。

領主の舘までとして+1000もあればいいだろう。


管はどこから繋ぐか・・・農地に供給しているのが内堀の南側の出入り口の近くで分岐している。

そこでいいか。

掘削魔法を使い分岐部分まで斜めに穴を開ける。

分岐地点まで移動して開けた穴は塞ぐ。

ここの深さは堀の下だが・・・迷宮都市の北門の堀も深さ10mなのでこのままの深さでいい。

そのままトンネル魔法を使い内側に石壁を張りながら迷宮都市まで南下する。


よく考えたら北門の両脇には下水への入り口を作っていた。

さすがに下水の近くは通したくない。


北門と北西の角の真ん中の堀の下を通るように都市の手前で石壁を曲げる。

堀の下を通った後 生活用水の管の上部分が地下3mになるようにいったん急上昇して石壁を作る。

後は領主の舘の裏庭に埋め込んでいる管まで作業を続ける。

裏庭の管に到達したので石壁魔法で繋げる。

一旦裏庭の管の底は塞ぐ。

そして小さな穴を開けておく。

小さすぎて問題が有ったら後で広げればいい。

後は加速を掛けて農地への用水の分岐点を目指し走る。

分岐地点に今回作った石壁を繋げる。

そして


魔法発動<アクアブレス>


魔法を掛けてから分岐地点に穴を開ける。

水が新しい用水管に流れ込んでいくが・・・この先は完全に塞いでいるので空気が逆流していく。

この空気は農地の用水路から出て行くことになるな。

徐々に穴を大きくしていけばいいだろう。

結構な時間を掛けて穴を元々の管と同じ大きさにした。

あれ・・・。

ここから後ろは・・・領主の舘で井戸部分は封鎖している。

農地の供給部は小さな穴を開けた状態にしている。

ここの水の入り口は内堀に直結している管の下で・・・やっぱり小さな穴を開けて繋げている。

・・・・・・

出るところなくね?


・とあるギルドのお偉いさん

切れてつい本気で魔法をぶち込んだ。反省も後悔もしてない。

ただ・・・気絶だけか・・・

一瞬殺ってしまったかとも思ったが。

これが老いか・・・歳は取りたくないのう。


・とあるギルドのお偉いさん

つい本気でぶん殴ってしまった。反省している。

ただ・・・怪我ひとつないとは。

最近書類仕事ばかりで鍛冶すらしていない。

ダンジョンもたまに覗く程度じゃしな。

鍛え直さねばならん。

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