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4-25.果樹園

およよよ・・・

落ち着け。オリジナルをコピーすることは出来たので錬金術なら出来る。

ただコピーにかかる時間が思ったより掛かったので型枠で量産したかったのだが・・・

作成に失敗した暖房器具の小の魔法陣をアイテムボックスにいれて錬金術での作成を開始する。

この感じだと半日はかかるな・・・魔力をかけて一気に作成する。

数十分程度で作れたが魔力は5割以上消費した。

明鏡止水で魔力を回復させる。

錬金術で作成した魔法陣に魔力を送り込むと・・・魔法陣が反応し発熱した。

ぬぬぬ・・・。

どう見てもこの魔方陣は銅製なのだが・・・

銅のインゴットと魔法陣をアイテムボックスから取り出す。

錬金術で作成しようとすると・・・作成できない。

銅製に見えるが何かが含まれていてそれがないと動かない・・・というかその何かが肝ということか。

だがその何かはアイテムボックス内にはあるので錬金術での作成は出来る。

ただ・・・普通に作成すると半日以上かかるとなると1日に2台は作れないことになる。

さすがにこれでは・・・試作レベルではいいが。

ん・・・ストーンゴーレム用の槍はあっという間に1万本以上出来たがあまりに速度の差があるのでは。

魔法陣に手間が掛かるのか?それとも錬金術も作りこむと速度が急上昇するのか?


もしかして・・・

まず暖房器具の小を対象にして魔法陣を錬金術で複製開始・・・開始出来るようだ。

暖房器具の中の魔法陣を錬金術で複製開始しようとすると・・・開始出来る。

暖房器具の大の魔法陣を錬金術で複製開始。

照明の小の魔法陣を錬金術で複製開始。

照明の中の魔法陣を錬金術で複製開始。

ここまでで5つ同時並行作成可能。


これで1日に最低5台は作れる。これで様子を見よう。


さて・・・だとすると魔法陣を組み込んだ状態での試作をしないといけない。

ばらす前は鉄製だが・・・予定通り石で作る。

形状はそのまま完全コピーで・・・それはまずいか。いろいろと。

オリジナルは魔法陣の上に放射状に鉄板が取り付けてある。

その周りを穴を開けた鉄板で囲んでありその下には4本の脚が付いている。

上は平らになっている。

やかんか何かを乗せるようになっているのだろう。

基本的構造は一緒でいい。足は4本だが少し太くする。

円形の土台を作って魔法陣を貼り付ける。

その上に石の粉を貼り付けるが・・・コピーの魔道具は魔道具用の魔石を置く魔法陣はない。

さてどうするか・・・魔法陣から伸びている導線部分をむき出しにしとくか・・・

それは削れてだめだなたぶん。

導線部分を引っぱって広げてみる。

その状態でゴブリンの魔石を置くと・・・反応し発熱した。

導線部分は伸ばしてもOKと・・・だが魔法陣部分はたぶんダメなんだろうな。

広げた導線部分に石の粉を吹き付けていく。

ある程度の厚さにした後でゴブリンの魔石を置くとちゃんと反応した。

これでいいだろう。導線以外の場所を厚くして窪みを作る。

ここを魔石置き場にすればいいだろう。

火力が弱いのであれば導線部分をもっと広げるか上に張る石の厚みを薄くして試してみよう。

さて・・・オリジナルは放射状の鉄板で熱を伝えているが・・・

石と鉄の比熱とかどうなっているのだろう。

よくわからん。

板の厚さを薄くして枚数を増やそう。

熱交換率はこれで上がるはず。あとは穴を開けた壁で覆い上は同じように平たくする。

魔石を置くところの前は壁は作らないでおく。

・・・これだと何らかの差分が発生したときに放熱板の形状なのか魔石の受け口の差なのかが分からないな。

オリジナルに魔道具用の魔石を乗せる。

今作った魔道具にゴブリンの魔石を乗せる。

同じように中と大も作成する。これもゴブリンの魔石を乗せる。

オリジナルにも魔石を乗せて比較しようと思ったが魔道具用の魔石がなかった。

暖房器具だから温度は同じなのか?それとも大きい方が熱いのかもしれない。

後で魔石を乗せて調べよう。

とりあえず試作品はこのまま動かして様子を見る。

照明の試作にうつる。・・・照明は魔石をはめ込むようになっているが大きさが違う。

専用の魔石があるということだな。

これはいかん・・・まず照明の中から作るか。

フレームを石で作成するが・・・形状はオリジナルは四角だがこちらは丸くしておこう。

後は暖房器具と同じように魔石を置く窪みを作る。

ゴブリンの魔石を置くと・・・光った。

魔法陣は石の中に埋まっているが光は石の表面でなく浮いたところが光っている。

と言うことは・・・銀を限界まで薄く壁魔法で積層する。

より明るくなったようだ。材料費は上がるが魔石の消費は減るだろう。これでいこう。

問題は照明の小。

正面からは角の丸い四角。上からは細長い楕円。紐を通すのであろう突起状の円。

その下には魔石を挟むであろうギミックがある。

専用魔石がないので指から魔力を流しこむと・・・ギミック側の下側が光った。

逆が光ると思ったな。

これまたどうしたものか・・・専用魔石であればこのギミックのところに挟み込めばいいのだろうがこちらはゴブリンの魔石を利用するのが前提だ。

まず・・・四角の板を石で作って魔法陣を埋め込む。

角は魔法陣に合わせて丸くする。

導線部分は窪みでなく円状の穴にしてゴブリンの魔石が入るようにする。

これにゴブリンの魔石を入れれば光る。

これで後はひもを通す穴を開ければいいだろう。穴を開けてこれも銀を薄く積層させる。

ん・・・これだと何かあった時には魔石が外れて光らなくなる。

それと光を消す時に魔石を取り出すのが手間だな。

オリジナルは確実に設置できてかつ瞬時に取り外せるのだろう。

これはオリジナル用の魔石を見せてもらって運用について聴取しないとどうにもならないな。

さて・・・これで魔道具はいいな。

暖房器具はこのまますこしおいて様子を見よう。

後は・・・ストーンゴーレムに槍を配布するか。

掩体壕を回って槍を配る。

今持たしている石の棍棒は・・・そのまま持たしておく。

殴って折れてもいいし投げてもいい。

同時にクロスボウも配置する。

これは家の周りにいる予備兵力のゴーレムに持たして外側の掩体壕に待機させる。


これでないよな・・・あった。

果物の種を植えて行こう。まず葡萄から。ついでに魔法も試そう。

この間野草やコケ、キノコを植えたエリアの東に移動する。

腐葉土ゴーレムを解体し果樹エリアを作成する。葡萄の種を植えてからの


魔法発動<グロウアッププラント>


みるみる魔力が減って行き・・・葡萄の種が発芽し成長し・・・枯れた。

あれ・・・触ってみると干からびていた。下の土も干からびている。

成長を魔法使って早くしているが栄養や水は必要と言うことか。

クリエイトウォーターでまず地面を水浸しにしてから新しい葡萄の種を置く。

明鏡止水で魔力を回復させる。


魔法発動<グロウアッププラント>


魔力が減って行き葡萄の種が発芽して水がどんどん減って行く。

30cmほどの高さになったところで魔法を止める。

地面はもう乾燥気味だ。

魔法で地面を水浸しにしながら果樹の苗を魔法で作っていく。

また何日かしてから水をまいて魔法を掛けよう

。肥料を入れたほうがいいのかもしれないが・・・これは比較実験をするか。

しまった。種を全部魔法で発芽させてしまった。

通常の方法で発芽させた場合と比較できない。・・・また果物を買ってきて今度は魔法無しで植えるか。


それと水場を作っておこう。

場所は・・・家の南東でいいだろう。ここならば癒し草にも野草にも果樹にも近い。

作り方を変えよう。さすがに直径2mはいらないし試したいこともある。

直径10cmでトンネル呪文を使い深さ10mにして西に直角に曲げ地下に埋設している用水トンネルに繋げる。出来た!

穴に石を流し込んでトンネル魔法で厚さ1cmのパイプを作って地下のトンネルに結合する。出来た!

一度魔法を止めてしまうとトンネルの先に追加でトンネルは作れない。

土壁魔法も一緒だ。壁の上に影を作る時は壁に登らないといけないが地面から一気に作ることは出来る。

連続で作れば地下深くでも角で曲げても出来ると。

今作ったトンネルを30cm上に追加して地面に直径2mで高さ50cmの桶のようなものを作る。

ここに水が噴き出すようにする。

・・・しまった。地下の用水トンネルと繋がった時に穴を開けないといけなかった。

それともそんなことは出来ないのか?今度試そう。

さてどうするか・・・閃いた。

タングステンのタガネを取り出してマジックハンドで持つ。

トンネル内にタガネを差し込んで用水トンネルに穴を開ける。

なかなか刺さらない。力が足らないのか。まあそうだな。

ここは・・・


武技技能<スマッシュ>


できるものだな・・・あれ?鍵解除は出来なかったぞ?

まあいいか。もしかするとマジックハンドのレベルが上がったのかもしれない。


武技技能<パワースマッシュ>

武技技能<スマッシュ>

武技技能<パワースマッシュ>


・・・

貫通するのに30分ほどかかった。

ムムム・・・だが細い用水パイプにするにはこの方式しかないはすだしな。


ささったタガネを抜くのにもかなりの時間が掛かった。

タガネを抜いた瞬間水が思ったよりも勢いよく噴き出す。

今内堀への給水は止めている。

農地への給水も最低限になっている。なので勢いよく出てくると・・・

石でキャップのようなものを作ってパイプにかぶせるが浮き上がって外れてしまう。

どうしようか・・・パイプの出口をいったん石壁で塞ぐ。

それから小さな穴を開けてすこし水が出る状態にしてから作ったキャップを被せる。

これでいいだろう。水が必要なときはキャップを外す。

いらない時はキャップをする。

蛇口を開発するか・・・。流通してないか調べるか。もしあるのであれば買えばいい。


さて・・・これで本当に何もない。

家に暖房器具の様子を見に行く。同じような温度で発熱しているようだ。これでいいな。

この試作品を引き渡して様子を見てもらおう。


試作品をアイテムボックスに入れて領主の館に向かう。

家の周りの土壁から外に出たところで待機しているスチールゴーレムが目に入った。

・・・ゴーレムを鋼にするのだった。

とりあえず10体をアイテムボックスに格納する。

錬金術も10キャラいけるのではないか・・・いけるようだ。

5体の鋼化が終わったら次の5体の鋼化を開始するようセットする。


これで本当に何もないよな?・・・今度こそ領主の館に向かう。


領主の館にはイケメンエルフとジークさんがいた。

試作品を渡しえ説明を行った。

様子を見てもらってOKなら量産だな。

その間に魔法陣を作っておこう。


「そういえば木材が積んであると報告を受けたが・・・あれはどうやって運んだんじゃ?それになんであの長さなんじゃ?」


ジークさんから質問だ。わざわざ証拠を残した甲斐があった。


「切った木を川に流しました。河原からは馬車とゴーレムで運びました。もっと長い方が良かったですかね?」

「それ専用の馬車を作ったのか?あんなに長くてどうするんじゃ?」

「馬車は農地で使っているものとほぼ同じですね。高い建物を作る時には柱は長い方がいいですよね?」

「あの馬車では重さに耐えられんと思うぞ。使えるなら借りたいのじゃがな。ここの都市は城壁が11mじゃぞ・・・30mあってどうするんじゃ」


・・・は!たしかにそうだな。

それに1階3mとして・・・10階建。木造としてはあり得ないのか。

なんで30mにしたのだろうか・・・


「そうですね。たしかに。馬車は使った後見てないので確認しておきます。木は短くした方がいいですか?指定してもらえば切りますけど?」

「そうじゃな。そうしてもらうと助かるが・・・どうやって切ったんじゃ?」

「大剣でスマッシュとパワースマッシュで。訓練代わりにと思いまして」

「そうか・・・切る長さは・・・決めてからまた連絡する。まあ馬車で簡単に運べるならこっちで切ってもいいのじゃが・・・」


魔導具と木材について細かい話をジークさんと詰める。これで仕事は終わりだ。


そう思っているとイケメンエルフが声をかけてきた。


「今から用事はあるのか?」

「いえ・・・別にありませんが」


しまったな。どうせろくなことはない。断って食材探しにでも行けばよかった。


「そうか。ならば少し手伝ってくれ」


そういってイケメンエルフは歩いていく。

しかなくついていく。


「何事なんですかね?」

「交流会が終わってすこし暇になったんだが・・・婆さんから仕事を振られてな」


領主なのに暇なのか?薬師の婆さんの方がえらいのか?げせぬ。


「孤児院の教育をやれと言われてな。クルーソーさんはハンターで薬師で職人だろ。なんでもいい。さわりだけでいいから授業してくれ」


思った通り・・・。いやそれ以上だった。

エタるから学園物は嫌いだったので興味はなかった。

なので何をどう教えればいいのか全く分からんな。

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