4-13.魔道具
私もついでに鋼のナイフと短剣を数本買っておく。
確かに現実では消耗品だな。ゴーレムとゴーレムの武器はこれを手本に錬金術を使おう。
そういえば採取の際に勝手にでてくる工具やナイフの材質は何だろう。
オリハルコンだったら笑う。
元定宿の木漏れ日亭で夕食を食べて領地にむかう。
農地の巡回馬車は入り口地点に止まっていた。
車輪の直径が1mの馬車を引き連れて領地の家に馬ゴーレムで移動する。
馬車の改造は・・・明日やろう。というか現地で修正がいるだろう。
まず水作成の魔道具の解析からやるか。やかんの様だが水差しだ。
魔導具用の魔石を乗せると・・・水があふれた。オーバーフロー機能無しか。
水を捨て今度は魔力を流し込む。やはり水があふれる。
どうやってばらすか・・・こういうのは分解すると壊れるように仕込んであるんだよな。
これも錬金術でコピー作成できるのではないのだろうか。
アイテムボックスに放り込んで作成を開始する。
次はコンロを見てみる。これは3口になってるので2口は壊れてもいいが・・・
そんなことはなかった。魔石を置くところは1か所しかない。
これもばらせば自壊する可能性があるな。こちらもコピー作成に挑むことにする。
となると・・・馬車の追加の荷台を作るか。
まず馬車に材木の端を乗っけて木材の反対側を追加の荷台をに乗っける運用にしよう。
木材の細いほうを今の馬車に乗っけるとして・・・荷台は幅広にして1軸で作成する。
幅3m縦3mのフレームを作成して車輪は馬車と同じ直径1mにする。
板ばねは左右2つずつに強化してブレーキは無しでいいだろう。
後は木材を縛るワイヤーを作る。10mほど作ったが思ったより鉄の消費が多い。
縛るのは前回剥いだ木の皮を使うか。
魔導具は明日の朝コピー作成出来ているかを確認しよう。
錬金術に魔力全開にしておく。おやみなさい。
夜明け前に目が覚めた。マジックハンドの訓練を開始する。
違った。そうじゃない。魔導具を調べるのだった。
マジックハンドの訓練は10分程度でやめる。
コピー作成は・・・外見上は出来ている。
やかんの魔道具に魔石を乗せる。普通に水が作れた。
錬金術恐るべしだな。作っておいてなんだが何故作れるのだろうか?
オリジナルがあって材料があれば作れるのか?
おお・・・考えるのはやめよう。
やかんをばらすことにしよう。まず魔石を乗せる台の部分を輪切りにしてみる。
タガネで挑むがうまく行かない。・・・これはオリハルコンの大剣を使うか。
さっくりと輪切りに出来た。ビンゴ!
魔法陣のようなものが出てきた。鉄と鉄の間に・・・これは銅なのか。
銅製の魔法陣が存在する。この魔方陣はやかんの表も裏も表面に浮き出ていない。
どうやって埋め込んでいるのだろうか。
おお・・・魔法陣の型で鉄のほうにへこみがあるのか。
魔法陣はやかんの底部分に繋がっているようだ。
オリハルコンの大剣をつかってやかんの鉄部分を削り魔法陣の銅部分を分離していく。
魔石を置く魔法陣と水を作る魔法陣は繋がって無く途中で重なるようになっていた。
アイテムボックスの中にある金属の抽出が終わった石を使って板を作成する。
その上にやかんの底にあった水を作る魔法陣を置く。
魔法陣から魔石を置く魔法陣に伸びていた部分に触れ魔力を流し込んだ。
魔石を置く魔法陣を重ねて魔道具用の魔石を置いてみる。
同じく水が湧き出た。後はこの魔方陣を解析すればいい。
魔法陣を見てみると・・・日本語に翻訳される。
水を作る魔法陣はどうやら水を作れと書いてあるようだ。
詳細に見ようとすると日本語になってしまう。
ただこれは・・・魔法のスクロールの中身と同じのような。
クリエイトウォーターのスクロールを見てみる。模様は同じ・・・
スクロールの模様が日本語に変わって読めた瞬間魔法が発動した。
いままでは使うと魔法が発動していた。実際にはスクロールを読んで発動するのか。
現状では錬金術で魔法陣をコピーするのは可能だが修正や改造は出来ないということだ。
こちらの文字か魔法の文字を覚えろと言うことか。むむむ。
後は魔石を置く場所の魔法陣だが・・・低出力の魔力だけを受け取るとある。
この魔石を置く魔法陣にゴブリンの魔石を1つ置くと発動しない。
ゴブリンの魔石を多量に置くと少し水が出来た。
魔石を置く場所の魔法陣を外し、水を作る魔法陣から伸びていた部分にゴブリンの魔石を置くと水が普通に出来た。
と言うことは魔道具用の魔石でのみ使えるようにこの魔方陣で制限をしているということか。
レオノーラさんから借りてコピーした魔道具用の魔石の体積をビーカーで測る。
同じ重さのゴブリンの魔石の体積を測る。どうやら比重は同じようだな。
魔石を固めて低出力にする。でその魔道具用の魔石でしか使えない魔道具を作って販売していると。
結構こすい商売をしているな。商売人としては正しいのかもしれんが。
いや・・・ブラックミノタウロスの魔石を水を作る魔法陣から伸びていた部分に近づける。
近づけるだけで爆発的に水が出来た。むむむ・・・
水ならいいがコンロの場合なら焼けて溶けるのかもしれない。
安全対策で低出力の魔石にしていると言うことか。ただ固めて大きくする必要はない。
ゴブリンの魔石ならそのまま使えるレベルだ。
もしかすると固めて低出力にする以外になにかあるのか・・・
低出力か・・・もしかすると魔石は時間経過で小さくなっていくのかもしれない。
アイテムボックスに入れているので分からない。
もしかすると小さくなるのをゆっくりにしたのが魔道具用の魔石なのかもしれないと。
ゴブリンの魔石を使って実験するか。
同じ重さにしてアイテムボックスと拠点の机の上に置いて時間経過を見よう。
ついでに魔法の鞄にも同じ重さの魔石を入れて置く。
これだとアイテムボックス内で魔石が減少したら分からないな。
同じ重さの石を探して机の上に置く。1日ごとに比べて行けばいいだろう。
私の持っている薬師の技能と道具ならかなりの精度で測れるだろう。
コンロも同じ手順でばらしていく。同じように魔法陣が鉄の板の中に存在した。
どうやってこの魔方陣を入れ込んでいるのだろうか・・・
やかんもコンロも完全に1つの部品の中に魔法陣がある。
魔法陣を複数の部品で挟んでいるわけではない。
まあいいか。オリジナルをコピーすることは出来る。いま抜き出した魔法陣もコピーできるだろう。
なにかを作りたい場合はコピーした魔法陣を組み込んでいけばいい。
シャワーも作れるだろう。条件出しを自力でしないといけないだけで。
しまった。かなりの時間を使ってしまった。木を伐採に行かないといけない。
昨日連れてきた車輪が大きな馬車をアイテムボックスに入れて北の森に出かけるか。
いかん。それでは馬車をわざわざ使う意味がない。
見られてもいいように馬車に乗って行って馬車に木を積んで戻らないといけないのだった。
馬車に乗って領地を北に向かうが・・よく考えたらこの領地は南にしか出入り口がない。
まず出入り口から作らないといけないということか。完全に忘れていた。




