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3-17.魔法使い

目覚めた。ヒャッハー。希望の朝だ。

さて・・・状況を整理しよう。

イケメンエルフが迷宮都市の交流会とやらが20日後と宣言してから徹夜して・・・ライトニングウォールに突っ込んで・・・知らないベットで目覚めた。

そのあと朝が3回来てるな。

築城は完全に終わっている。

王国側の代表は2,3日前に来る。

その部下たちはその数日前に来る。

ということであればまだ十日以上余裕があるはず。

全く経験値を稼くこともなく魔法も手にしていないが・・・入手する魔法のスクロールによっては大幅な強化が見込める。

いや・・・全かぶりもありうるな・・・うぶぶ。

異世界でもガチャかよ。

何故かかぶるよなあれ。

報酬を貰いに行くか。

加速をかけて領主の館に向かう。

テントにはジークさんがいたので作業の報告を行う。


「本当に助かったぞい。ぎりぎり間に合ったな」


???あと10日は猶予があるはずだが?


「聞いてなかったのか?何故か10日日程が切り上げられてな。皆てんてこ舞いなんじゃ」


なんですと・・・めちゃくちゃだな・・・イケメンエルフがやらかしたのか?


「いや。アルゴランはああ見えてそういうミスはしない。どこかの誰かがやりおったんじゃろうな」


主催者でないのに前倒し?

そんなことが出来るものなのか?

というか何の目的があって?

まあいいか。

ちょうどその本人が出てきた。

ジークさんと何やら話をした後私に向かって言った。


「ありがとう。クルーソーさん。報酬は薬師ギルドの婆さんの店で受け取ってくれ。話はしてある」


礼を言うと全力で走って道に出る。

華麗に90度ターンを決めた後、加速と気功術を使い全力で北上する。

今なら音速が出せると思う。

農業用水と生活用水と移動手段。

すべて忘れていた。

ばれたら電撃でこんがりだ。

領地の入り口で急停止する。

まず馬ゴーレムを呼び出しアイテムボックスに収納する。

農業用水路は東と西にある土壁の前に作るか。

農地エリアの北西の角に移動する。まず水路を作ろう。

深さ50cm幅50cmで石の厚さは10cmでいいか。

水路の畑側は石壁の高さを低く作っておく。

畑に向かって溝を掘って水路に石を嵌めて水を流し込む運用にしよう。

トンネル魔法で溝を作って石壁魔法で壁を作っていく。

水を畑に誘導する石板は50m置きに作って置いておく。

あっという間に南西の角に到達した。

ここはどう処理すれいいのか・・・

水堀に排水でいいのか。

トンネルを縦に10m作ってその後南に10mトンネルを作る。

これで水堀の石壁に到達する。

トンネル内は石壁にして水堀側の壁には小さな穴をたくさん開けておく。

これで侵入防止になる。

地上に戻るがこれは落下事故が怖いな。

トンネルの中をいったん石壁で塞ぎそこに小さな穴をたくさん開けた。

南東の角に移動し同じ設備を作りその後水路を作って北に爆走する。

給水側はどうするか・・・

トンネルを縦に作り中は石壁にする。

そのまま北上して領地内の水堀に繋ぐか。

給水の場所の処理を2か所するのはめんどくさいな。

給水は入り口部分の橋の下から行おう。

橋の下に向かってトンネルを作成し縦にトンネルを作り橋の下の石壁に繋ぐ。

西側の水路にも同じようにトンネルを繋ぎ内側は石壁にする。

橋の下に戻り壁に小さな穴を開けようとして考えなおす。

ここの水堀は今は満水なので水路に供給できるが防御施設としては問題なので水位を下げようと思っていた。

なのでこのトンネルは川から引いている入水用のトンネルに繋がないといけない。

橋の下のトンネルから北にトンネルを作成し給水用のトンネルの外側に繋ぐ。

トンネルの内側を石壁にし給水用トンネルの石壁と融合する。

ここも小さい穴をたくさん開けておく。

水の流れに乗って農地エリアの西側の給水用トンネルから出る。

ここも石壁で塞ぎ小さな穴を開けて落下防止処理を行う。

トンネルの上に水量調節の石作ってを載せておく。

東側の給水用トンネルもおなじ処理をしておく。

これで農業用水はでっち上げ完了。

生活用水はどうするかな。

トンネル自体は今さっき橋の下まで作ったトンネルに繋げればいいのだがどこに水を出すかかだな。

もともと土地不足もあって城壁を追加している。

建物の誘致したいところに出すべきなんだろうが全くそこいらの事情は分からない。

これは指示待ちということにしとこう。


後は移動手段だが一応考えてある。

大型の馬車を作り馬型ゴーレムで引く。

これを農地エリアを巡回する。

運用は・・・後で考えよう。

車体だが・・・フレームと車輪は鉄で作ろう。

レシピがあるわけではないが錬金術で加工できるのではないだろうか。

ゲームではレシピで作成するが今実際に作成するときには頭で考えた手順で作ってくれるのでは。

馬車の大きさは・・・業務用のバンぐらいで・・・幅は2mで長さは6mでいいか。

10cm10cmの鉄製の角材を作成する。

これでまずフレームを作る。

車輪もこれでいいな。

10cm*10cmで直径1mの円を作る。

円の中を放射状に8本支柱を融合し直径10cmの鉄の棒を車輪に融合する。

反対側も同じ車輪を作り融合する。

軸受はベアリングにするか・・・ばれないからいいだろう。

大小のリングを作って溝を作って玉を入れた後横から支えで押さえる。

いや・・・錬金で作るのであれば組み立てはいらないな。

隙間がほぼないリングを大小で作成。

その隙間に玉が入る隙間を作ってその中に直接玉を作る。

横の抑えのないベアリングが完成と。

車軸にはめ込んでフレームに取り付ける。

いやここは板バネを入れておくか。

ベアリングを止める金具を板バネにはめて板バネをフレームにはめる。

なにかあれば後で改善と。

これで4輪の馬車が完成と。

押してみたが・・・めちゃくちゃ重い。

10cm*10cmだとそうなるな。

計算上では3.8T・・・

一度バラバラにして・・・錬金術で部品を中空に変形させる。

その分部品は大きくなるが大きくなった分は削っていく。

重さが10分の1になるまで削ったら部品の板厚は3mm程度になった・・・こんなもんか。

1cm厚の木の板をフレームの上に張っておく。

後は馬ゴーレムとどう繋ぐかだが・・・

鉄の棒を作って先をT字にする。

これを馬ゴーレムの胸に当てて馬車をひく。

このままでは落ちるのでもう一つT字の棒を作って先ほどの棒に融合して馬ゴーレムの背中に乗せればうまいこといくのでは・・・

いや・・・せっかく馬ゴーレムを使うのであれば本当の馬も使えたほうがいのか・・・馬具の知識はないが・・・

革を取り出し加工する。

まず馬の胸から後ろに廻した皮を落ちないように背中から廻した革と繋げる。

その革の両側にロープを取り付け馬車に繋ぐ。

2頭立てにして完成だ。試走してみるか。馬車に乗り領地から南下する。

いい感じなので馬ゴーレムに命じ全力で走らせる。

・・・時速100kを超えている気がするな。

いい感じだ。

農地エリアの南端が迫ってきた。

あれ?

馬車を馬ゴーレムがロープで引っぱっているが馬車にはブレーキはない。

馬車ってどうやって止まるんだっけ?

いかん!

馬ゴーレムに減速を命じ馬車の後ろを掴んで踵でブレーキをかけた。

熱うううううううう・・・・・

足裏が激熱だ。

何とか壁に激突することなく止まることが出来た。

回りで子供たちがこっちを見ている。・・・ヤバイ気配を感じた。

そう思った瞬間杖が頬にめり込んでいた。


「騒々しいの・・・おのれ・・・まさかとは思うがの・・・これが移動手段とか言わんような?」


痛いです。

杖をぐりぐりしないでください。


「いえ!これは直進できるかどうかだけテストしただけです。馬との接続やブレーキ等を追加しいろいろな試験を行う予定です」

「それならいい・・・でこれはどうするつもりだ?普通に馬車で良かったんじゃないのか?」


いつの間にか杖は頬から離れていいた。全く見えない。

普通の馬車か・・・確かにそうだな・・・


「普通の馬車の場合馬の餌を考えると農地での収穫がその分減ります。なので馬ゴーレムを使います。また巡回バ・・・巡回馬車として運用したいので車高の低い馬車を作りました」

「巡回馬車?」

「この場所から農地の端つまり北に16km地点の間をこの馬車で往復します。ゆっくり走って乗客には馬車を停止させず乗り降りしてもらうか・・・もしくは一定地点で短期間だけ停車するか。手すりをつけますが立ち乗りにしようかと。そういうやり方ならゴーレム馬車で運用できると思います」

「ああ・・・馬車だと御者もいるしな。運用はおいおい考えるしかないか。ついでだ。終点はあの丘でいいだろう」


確かに。

丘での採取も認めていたな。


「で・・・用水はどうした?」

「両端の部分に作成済みです」

「ならばみせてもらおうかのう」


端まで歩いて行こうとするとまた杖が頬にめり込む。


「この距離をこの婆に歩かせる気なのか?」


馬車に婆さんを乗せ東の壁に向かい説明を行う。


「水が必要な地点からここまで溝を掘ります。この石を嵌めることによって水の流れが変わるので給水できます」

「まえまえから思っておったんじゃよ・・・というかお前もあやつと同じなんじゃな」


なんのことだ?・・・


「この石を子供に出し入れ出来ると思っておるのか?お前らは頭の中まで筋肉なのか?」


ぐりぐりしないでください。

激痛いです。


「申し訳ありません。改善します」

「どうするつもりじゃ?何も考えてないがその場しのぎで適当なことを言っておるとかではないよな?」


何故ばれた!・・・どうにかしないと頬に穴が開く。


「車輪付きの台車にします。てこの原理で上げ下げが簡単にできるようにします」

「ほほ・・・あやつよりかは頭はいいようじゃな。で・・・生活用水は?」

「地下の用水用トンネルの準備はしています。後はどこにだすかとどのように運用するのか決めて貰わなくてはなりません」

「運用とはどういうことじゃ?」

「毒を混入とかの破壊工作が無いとも限りません。そこで水浴びをするバカがいるかも。なので兵士がつめるか・・・兵士の目の届く場所でないといけません。給水施設は建物や人を今回の追加エリアに移動させる目玉にはなりますが・・・追加エリアは迷宮周りの城壁を追加しないと初心者たちの税金の安いエリアと同じということになります」

「なるほどな・・・そこら辺はあやつがどう判断するかじゃが・・・兵士をつめさせるとなると・・・有料にするしかないか」

「それはダメです」

「なぜじゃ?」

「今外堀に水を入れています。もし生活用水を有料化すると金のない層は外堀に水を汲みに行くでしょう。衛生的に絶対にダメです。追加した門には兵士が詰めるようになるでしょうからそこで水を汲めるようにしたほうがいいとは思います」

「あやつらはいま忙しいから・・・後で詳細をつめないとどうにもならんな」


そういうと婆さんは鞄を3つ差し出した。


「あやつからの報酬だ。店でなくてここで受け取るのがいいじゃろう」


3つとも魔法の鞄だ。

1つ目は生活魔法のスクロールが多量に入っていた。

2つ目は初級魔法のスクロール。

3つ目は中級魔法のスクロールと中級魔法の解説書だ。


「スクロールだけではと思ってな。中級の解説書もいれといた。追加で工事した分ははいっとらん。それはあやつと交渉してくれ」

「ありがたく」


・・・また杖が頬にめり込んだ。


「魔法の鞄は報酬ではないわ。返さんかバカたれが」


まあ確かに。

こちらの魔法の鞄に入れ替えをおこなう。

生活魔法はほとんど覚えているやつだな。

覚えていないのは後で確認しよう。

白魔法の分類のやつはクリエイトウォーターとライト以外はない。

というか着火とライトは20本以上多量に入ってる。

初級魔法はすべてアロー系の魔法だ。

これも後で確認しよう。

こちらは同じ魔法が10本ぐらいずつ入っている。

中級魔法は数は少ないが・・・今使える中級よりかは数が多いので新しい魔法があるだろう。

いや・・・かぶって入ってる可能性があるのか。

婆さんが見ているので急いで移して魔法の鞄を返却する。


「スクロールの中身が分かってるな?お前さん鑑定持ちなんじゃな?」


いきなり質問された。

この婆さんも薄くだが目が光る。

とりあえず嘘はまずかろう。


「はい。職人ですので」

「職人?・・・本当か?口外しては困るのだがわしは人物鑑定持ちじゃ。おぬしは前見たときは盾士・・・はあ?」


はあ?って何、というか盾士はあってるな。


「おぬしいま 魔法使い になっとるぞ」


なんですと?

職業画面表示は・・・だめだ。

人物鑑定持ち判定される。

ギルドカードで見たふりするか。


(職業画面)

クルーソー(黒猫武蔵) 1レベル 魔法使い1レベル

WE ハイエルフ 118レベル 盾士30レベル 戦士41レベル 魔法使い35レベル 斥候33レベル 薬師45レベル 職人45レベル

LB エルフ 152レベル 戦士152レベル

LB エルフ 98レベル 侍98レベル 黒魔法使い30レベル

LB エルフ 60レベル 聖騎士60レベル 白魔法使い30レベル

LB エルフ 119レベル 賢者119レベル 黒魔法使い30レベル

LB エルフ 121レベル 戦士121レベル 白魔法使い30レベル

LB エルフ 60レベル 忍者60レベル 白魔法使い30レベル 斥候30レベル

PP エルフ 総合レベル368 黒魔法使い60レべル 白魔法使い60レべル 騎士84レべル 侍60レべル

PP エルフ 総合レベル3 白魔法使い1レべル 黒魔法使い1レべル 騎士1レべル

PP エルフ 総合レベル3 白魔法使い1レべル 黒魔法使い1レべル 騎士1レべル 


きた・・・とうとうきた。

やっとのことで無職から脱出できた。

ゴーレムの多量作成が効いたのか。


祝!就職!・・・就職ではないか・・・

祝!無職脱出!・・・なんかきこえが悪いのー。

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