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3-5.堀延長

もんさんもいることなので魔法の検証をしておこう。


「ウォータージャベリン」

<ウォータージャベリン>

「ウォーターウィップ」

<ウォーターウィップ>

「ウォーターオーブ」

<ウォーターオーブ>


この魔法は水がないところだと威力が下がるのだろうか。後で要検証だな。

給水口のトンネルを先に作っておくか。

今あるトンネルの曲がり角の手前まで川側からトンネルを作ることにしよう。

工事をする場所の石をアイテムボックスに回収する。水面下の工事になるので魔法を唱える。


「アクアブレス」

<アクアブレス>


空気の膜に覆われて水中で行動できる魔法だ。使えるようだ。

そのまま沈んでいくのが欠点だがこの場合は利点になる。

石製のトンネルをここから下がるように作成する。

入り口部分は小さなトンネルを多量に作成して網状にしておく。

後は向こう側から繋げればいいだろう。

入り口部分の回りに大きめの石を積み上からは分からないようにする。

直角に曲げた後の通路は通水時に埋めよう。


使い魔は自由行動にしよう。

そういえばもんさんはここまで魔物を狩りながら来たと言ったな。

私が北のダンジョンから南下した時は蟹とレッドキャップ以外には合わなかったが。

聞いてみると結構魔物がいるらしい。

解せぬ・・・ここら辺では見たことないような。


トンネル内を移動して帰ろうと思ったがストーンゴーレムが移動中だった。

どうしたものか・・・

スベスベマンジュウガニの雪風に乗って超高速移動をして排水用トンネルの地点まで戻る。


移動後スベスベマンジュウガニの雪風は自由行動を命じる。

石をアイテムボックス限界まで格納しトンネルに入り石をトンネル出口に多量に吐き出す。

これで外からは埋まっているはずだ。

入り口と同じように小さなトンネルを多量に作成し網にしておく。

加速を使い堀に全力で移動する。


堀に到着したら石を全部吐き出しておく。

堀の内側を石壁にするか・・・癒し草の植え付けが先か。

そのためにはゴーレムを使って道作成か。


土壁の内側に移動してゴーレムを材料に幅10mで高さは5cmで道路を作る。

これも全力で走って作成する。

ゴーレムが相当余った。

家作成エリアにゴーレムを移動させる。

ここに直径500m高さ2mで丘を作る。

残ったゴーレムを南下させ畑を作る。

100m*100mを1区画にしてゴーレムを材料にして畝を作っていく。

とりあえず500m*500m分作った。

25ヘクタールになる。

癒し草を植えるが場所が余りまくる。

何を植えるか後で考えよう。

というかゴーレムがまだ余る。


家用に丘を作ったが遠くから家が丸見えになる。

真ん中を直径20mほどを元の高さに戻す。

その外は滑らかにする。

これだと雨降ると水がたまる・・・直径20mの外側20mを深さ1mににする。

つなぎ目はすべて滑らかにしておく。

これだと丘を作った意味ないな。

外から家が見えにくくなるからまあいいか。


地図に反応があるのに気が付いた。

青ということは人族か。

丘の一番高い地点にに立ち遠目で見てみる。

発見からの鷹の目。

イケメンエルフにマリアさん。ドワーフのジークさん。アンジェさん。レオノーラさん。

が馬でこちらに向かって来る。

全員フル武装だ。

ダンジョンに軽装で潜るイケメンエルフもなんか着ている。

ドワーフのジークさんにいたっては2頭立てのチャリオットだ。

なにか起きたんだな。


加速を使って入り口の開口部に走る。

馬上で手を振っているアンジェラさんが見えた。

まずい!開口部に橋を作るのを忘れていた。

止まることが出来ない!ジャンプする。


<フローティングコントロール>

<フライ>


これで届くはず・・・ぎりぎり届かなかった。

腕でしがみつこうとしたが・・・顎を角で強打しそのまま底に落下した。

魔法が効き始めゆっくりだが上昇を始めた。

ぶざまだなー。

堀から這い上がるとみんなが白けた目で見ていた。


「みなさん武装してどうしたんですか?」

「クルーソーさんが帰ってこないって話なんで探しに来たんだが」


マジか・・・


「2,3日したら帰るって伝えてあったはずですが?」


皆無言だ。私が悪いとかいいださないよね。


「まあ無事でよかったんだが・・・なにこれ?」


これとはいかに?・・・目線からすると堀と土壁のことか?


「領地には堀と塀がいると思いまして」

「領地って何?」


マリアさんとドワーフのジークさんが同時に発言した。


「アルゴラン様がクルーソーさんに領地をとのことですが」


これはアンジェさんが答えてくれた。

つまり根回ししてないのか領地の話。

みながイケメンエルフを見ている。


「私の屋敷の北側くらいに家を建ててもらうつもりだったんだが・・・」


イケメンエルフが答えた。それは領地とは言わんのでは・・・


「それは領地とはいわん。土地をタダでやるというんじゃ」


ドワーフのジークさんがつぶやく。


「勝手に領地を御恩・・・迷宮都市は王国の支配下にないことになっていますがそこら辺はうやむやになっています。領地は爵位にからみます。いろんなごたごたが発生します。取り消してください」


マリアさんがそう発言した。確かにそうだが・・・この堀と塀はどうなるんだろうか。


「一度言ったことを取り消すわけにはいかん。それはできない」


みんなが絶句した。さすが脳筋・・・というかバカなのか。


「どうするにしろ・・・この拠点はまずいぞ」


ドワーフのジークさんの発言だが・・・なにがまずい?


「ああ・・・そうだな」


脳筋さんもそうつぶやいた・・・何のことだ・・・脳筋でもわかるのにあたしにはわからない。


「どういうことでしょうか?」


マリアさんが突っ込んだ。マリアさんには分からないと。


「こんだけ距離が離れているとここが迷宮都市の一部ということにはならん。それにここを狙うやつがいればちょっかいを出すかもしれんので兵力を貼り付けんといかんが・・・領地だとそうもいかん」


ジークさんがつぶやく。

なるほど・・・この都市を狙う勢力にここを占領されると非常によろしくないと。

領地なら防衛義務は私になる。

何者かがクルーソーの領地を占領した場合

ここを迷宮都市であるということで軍事行動をとる=クルーソーに迷宮都市の爵位があることになる。

となると迷宮都市が自身を独自に爵位を行う独立国家と思っていることになる。

そこらへんをうやむやにしているのであればあまりよくない事態だな。


「そのまえにどうやって作ったんだこれ?」


イケメンに聞かれた。・・・もしかして土魔法とゴーレムで拠点を作ったのはまずかったのか。


「土壁魔法とゴーレムを使いました」

「土魔法?ゴーレムを保有しているのか?」


ゴーレムを保有?


「魔法で作りましたが?」

「魔法?」


あれ・・・だめなのか・・・ゴーレムの元が売っているんだがら魔法で作れるはずだが。


「ああ・・・魔法で疑似ゴーレムを作ることが出来るんだ。一番後に作った迷宮都市の城壁の工事に疑似ゴーレムを使っていた奴がいる」

「それといまうちらの都市の下水施設を管理しているのが土魔法で土木工事をする」


おお。ジークさん講義で助かった。仲間がいるんだな。


「そうなのか?・・・あの四本脚で四本腕の工事用ゴーレム?」

「いや。あれのデカいのは工事用に作った特殊ゴーレムのはずだ。コアに魔石がいるタイプだ。遺跡から出てくるやつとも違うやつだ。4脚4腕で小さいやつが魔石を使わない疑似ゴーレムだ」


コアに魔石?遺跡から出てくる?

4脚4腕で小さいやつ疑似ゴーレム?

そうか・・・人型以外のゴーレムも作れるのか・・・ゲームでは存在してないな。


「クルーソーさんそのゴーレム魔法見せてくれないか?」


どういうことだ・・・ああ・・・本物のゴーレムを持ってるんじゃないかと疑われているのか。

そんなに本物のゴーレムがヤバいのか?

それともゴーレムを作れる魔法がヤバいのか。

一人で軍隊を作れるからな。


少しばかし魔力を込めるふりをしてからの


「クリエイトゴーレム」

<クリエイトゴーレム>


ゴーレムを作成した瞬間居合抜きで真っ二つにされた。

何してくれてんの。


「強度は全くないな。持続時間はどのくらいだ?」


戦闘能力を知りたかったのか?乱暴なことだ。


「単純な土木作業で一日持つかどうかです。次の日にはうごきません。戦闘中には尽きないと思います」

「だとするとこれで防御は難しいな」


そっちか・・・領地防御能力を疑われていると。


「それならこうしましょう。ここから迷宮都市に堀と塀を引きましょう。繋げてしまえば都市の一部になります」

「20km近い距離だ。費用が掛かりすぎる」

「領地を貰った代わりということで工事はこちらでやりますよ。」

「なるほど・・・2日でここまで出来るのであれば可能なのか・・・どのくらいで出来る?」

「まだここの工事が終わっていないのでそれが終わってからになります」

「それは困る。繋げるのを先にやってくれ。繋がっていればここは迷宮都市ということで軍事行動が出来る」


むむむ・・・そんなにヤバいのかこの都市。領地貰うの早まったか。


「了解です。」


最短で繋げるしかないな。

で・・・なんでこの人たちフル武装なんだろうか。


「戦闘がある可能性がある時はちゃんと装備するようにした」


とのことだ。

反省したということか。

皆はそのまま帰って行った。


さて・・・しまったな。堀と塀の条件を決めなかったな。

土壁を最大圧縮で2m*2mにして堀のその時に使った土の体積分でいいか・・・

閃いた!

トンネル魔法は周りを圧縮して空間をあける。

左右と下のみに土を圧縮の指定ができれば堀が作れるのでは。

まず2m*2mで土壁を作る。それからのトンネル魔法。

10m*10mの堀は出来たが底が丸くなった。

まあそうだな。

角が出来るように魔法をかける。

出来た。


まず東側を作成する。

土壁を作ってからトンネル魔法で堀を作る。

じょじょに作成速度が上がって行く。

夕方には走りながら魔法をかけることが出来るようになった。

日が暮れたぐらいで領主の館近くまで来た。

さてどう都市の城壁につなげればいいのだろうか。

よく考えたら城壁の土台がどうなってるか分からないので堀を繋げるのはまずいな。

いま館の手前100mなのでここでいったん停止する。

西側に移動して魔法で土壁と堀を作成しながら北上することにする。

西側を作り終わってから気が付いた。

領地の回りの堀と繋げてしまったがここは水堀にするつもりだ。

切り離さないと迷宮都市まで水堀にしないといけなくなる。

どうするか・・・水堀の外に空堀の2重構造にしよう。

切り離しと2重の空堀は明日作ろう。


家予定地に移動してLBの冒険者の家を錬金術で解凍しよう。これが一番小さい。

出来た。MPは0にはならなかったのでクランの家もいけるかもしれない。

冒険者の家の周りにゴーレムを集めて防御戦力とする。

夕食を食べてから家に入って魔力を使い切ってから寝ることにした。

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