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2-20.ダンジョン調査

定宿に戻り明日への根回しをする。

アンジェさんは明日は潜れそうだとのこと。

明日はレオノーラさんと引き合わしてからダンジョンに行くことにしよう。

夕飯を食べてシャワーを浴び寝る準備をしてからの検証タイムだ。

金貨を解凍してインゴットを作っておくことにする。

前回と同じくらいの大きさで固めていく。

100枚ほど作ったがあまり魔力が減らない。

この減ったMPを覚えておく。

後は武具を解凍しておこうか。

長剣、盾、短剣、両手剣、弓、槍、片手用メイス、両手用メイス、ポールアームのグレイブ、ハルバード、ポールアックス。

すべて3つずつ錬金術で解凍する。

昨日寝る時にタイムトップをかける前よりMPは余っているが。

枕を上に放り投げる。


(タイムストップ)


勢いよくMPが減って行く。その後SPとHPも減って行く。


<タイムストップ>


やはり枕の落下が止まった感じはまったくなかった。

HPが結構残ってるな。今日はぐっすり寝れそうだ。


朝すこしばかし早く起きる。マジックハンドを唱えて訓練を1時間ほど行う。

朝食を食べてアンジェさんを連れ初心者エリアの「空腹の獅子亭」にむかう。

アンジェさんは無口だ。勝手に仲間候補を決めたのを怒っているのか。

「空腹の獅子亭」はメインストリートから近い場所にある。

初心者エリアではメインに近ければ近いほどいい場所らしい。

もしかするとここらへんもかなりいい宿の可能性があるが試す勇気がない。

「空腹の獅子亭」は1階が食堂の普通の形式だ。

二人で食堂に入るとレオノーラさんは朝食中だった。

眼帯は付けたままだ。よかった。いなかったら探すのが大変だった。


「おはようございます。レオノーラさん。パーティーメンバーの紹介に来ました」


レオノーラさんがガチで驚いている。食事中はまずかったか。


「外で待ってますんで」


2人で外に出て待つ。

初心者エリアいろいろテンプレが起きそうで来たくなかったが兵士が結構見回っているのが見える。

治安もよさそうだ。

まあ迷宮入り口の手前が治安が良くないといろいろ都合が悪いな。

そこら辺は考えられているのだろう。


「レオノーラさんだったんですね・・・どうやって知り合われたんですか?というか・・・レオノーラさんなんですね・・・」


有名人なのかレオノーラさん。というかなのかまずいのか?


「有名なんですかレオノーラさん?なにか問題でも?」

「レオノーラさんはかなりレベルの高い斥候で白魔法も使えるということで有名人でした。普通あのクラスになれば固定メンバーを組むのですが。目を怪我したら斥候は出来なくなります。普通は白魔法が使えるなら引く手あまたのはずなんですが・・・」


高レベルでソロなのは何らかの問題があるとみなされると。

そうかもしれない。ああ・・・うちらに白魔法使いはいらないということね。


「男から口説かれて困っているとは言ってましたね。目は治ってるみたいですよ」

「治ってるのに眼帯なんですか?」

「眼帯ありだと男がやってこないでしょ」


そういってるとレオノーラさんが出てきた。

歩きながら互いに紹介するが・・・二人はあまり口を開かない。

緊張してるのか・・・まあ馴染んでもらうしかない。

ダンジョンの入り口エリアに到着した。

今日は4区を攻めよう。

宝箱や魔物が化けたスクロールの配分について話し合うか。


「魔石や素材。宝箱の中身。魔物が化けたアイテムの配分を決めときましょう」


ふたりは無言でうなずいた。


「配当は人数割り。魔石については二人がギルドに売り払った後で人数割りでいいです。その他は売り払って人数割り。欲しいアイテムがあった場合は買取値段を調べて人数割してほかの人に払う」


これでいいだろう。・・・スクロールが激超高額だと困るが・・・その時はインゴットを作りまくるか。

そうしているとギルド職員ががアンジェさんに話しかけてきた。


「すいません。少し待っていてください」


そういうとアンジェさんはギルド職員に連れられて行った。いきなりレオノーラさんに詰め寄られる。


「なんで聖騎士のアンジェリカ!まじなのかおまえ!」


アンジェさんも有名なんですね。それとも過去に因縁でもあるのかこの二人?


「いろいろ合って知り合いました。知り合いでしたか?なにか問題ありますか?」

「騎士団にいた聖騎士として有名だ。融通が利かないというか正義感が強すぎて騎士団をやめたという話だった。領主といつも一緒にいるこの街の重要人物だ。ギルド会員をしてるのも何かの仕込みだと思われてる」


そういうからくりか・・・元騎士団員か。


「元騎士団員で領主と知り合い。なにか問題ありますか?」


まあ言いたいことはわかる。わたしも距離を置きたい。

なのであなたとくっ付けるんですよ。

レオノーラさんが絶句している。

元騎士団員で領主と知り合いだからまずいとは声に出しては言えないよな。

気まずい時間が流れる。少ししてからアンジェさんがやってきた。


「依頼が急に入ったんですが・・・お二人にもということになるんですがどうしますか?」

「内容による」

「1区に潜るパーティの補佐になります」


チャンスかもしれない。

普通のパーティの戦闘を見れるかもししない。

まあ変な奴だったら断るか。


「一応会って話を聞こうか」


レオノーラさんも同意したようだ。

そのパーティのもとに移動するが男6人組だ。 

<戦士 Lv48><戦士 Lv37><戦士 Lv36><斥候 Lv39><白魔法使い Lv35><黒魔法使い Lv39>

おお・・・ベストの構成だな。見学にいいかもしれない・・・およ・・・

<聖剣 Lv76><賢者 Lv35><忍者 Lv40><金剛 Lv38>

ああ・・・くそ・・・アンジェさんへの指名依頼か・・・そうなるな。

何故思いつかなった。

というか聖剣か・・・それだと聖剣という剣じゃね?

と思った瞬間

<剣聖 Lv76>

どっちなんだよ・・・というか・・・どっちでもいいのか。

金剛は・・・どうでもいいか・・・硬いのねたぶん。

イケメンエルフにマリアさん。忍者は黒づくめの・・・人間か。

・・・初めて見る・・・よな。

金剛は男のドワーフだが・・・イメージと違う。

身長は小さいが・・・160cmはある。

体格が樽状態だ。

全身すべて筋肉ということか。

グレーの全身金属鎧に大盾にバトルアックス。

大盾を解凍するのを忘れてたな。


「おはよう。クルーソーさん。レオノーラさん。依頼は受けてくれるってことでいいですか?」

「なにをやるのかによりますが?」

「1区の調査に潜る。先陣は彼らが行う。君たちは途中からの私のチームの補佐になる」

「それならば了解です」


レオノーラさんも驚いた顔をしているが了解した。

アンジェさんも驚いているが・・・なんでやねん。

君が持って来た依頼だろう。

そのまま6人組が先行する・・・がとにかく鈍い。

1層で1時間はかかっているのでは。前回わたしは2時間で10層まで行ったな。

武器技能は声を出して使用する。

タメが異常に長い。

魔法もタメが異常に長い。

アロー系は7本とかだったりする。

距離を短く移動して戦闘は避けないということか。

前に聞いた話では騎士団を投入するという話だったが今回は違うのか。

というか先陣のパーティーはバランスはいいがイケメン領主パーティと差がありすぎなのは。

5層の終わりで先陣パーティがギブアップした。

魔法使いのMPがなくなったということだが戦士たちの消耗も激しい。

というか休憩もなかったからな。

先陣パーティはここから戻るよう指示を出された。

イケメン領主パーティはそのまま進む。うちらは戦闘には参加せず解体だけを行う。

武器技能は使用しない。通常攻撃で粉砕だ。

特にイケメンエルフは剣速が尋常でない。見えない。

魔法はやはりタメが長い。

アロー系は21本とかだったりする。敵に合わせていろんな魔法を使っている。

8層終わりでドワーフが初めて口を開いた。


「ここいらで休憩だ。アルゴラン」


初めての休憩に入った。もう7時間は経っている。

本来なら戻らないといけない時間だが。

アルゴランとマリアさんとドワーフは何かを話し合っている。

忍者は先の様子を見に行っている。

私たち三人は固まって座って休憩している。

よく見ると二人とも疲労困憊という感じだ。・・・まあ戦闘は無しだが7時間休憩なしだ。

普通ならこうなるのか。私はまったくどうでもない。


「いつもこんな感じなんですか?調査で潜るのって?」

「いつもはもっとゆっくり休憩をとりながら進みます。先陣チームももっと多いです。さっきのパーティはすごかったですね。休憩なしで5層の終わりまで」


アンジェさんが暗い顔で答えた。


「ああ・・・連中は中堅でもかなり上ののチームだ。そろそろ上級に仲間入りじゃないか」


レオノーラさんの情報も入るが・・・あれで中の上か・・・となるとこの二人は上級になるな。


なんか領主チームとの差が激しいような。


「アルゴン様は焦っておいでです。理由は妙な5人組の話だと思います」


いつもはこんなんでなく焦っていると。向こうでなにか話し合っているのもそれか。5人組?


「話を総合すると5人組を操っていた男はここのダンジョンマスターを倒してダンジョンコアを回収するのが目的とだったのでは思われます。ここの11層でダンジョンマスターと戦ったらしいのですが・・・ダンジョンマスターが全身黒づくめのエルフの女性だったということなんです。それが分かってこの調査が行われています。」


おい・・・それ私じゃね・・・どう間違ったんだあいつら。

黒いリビングアーマーの団体のなかに一人いたから誤認されたのか。


「今回はいつもの調査とは違います。いつもはどちらかというと騎士団のダンジョン内での戦闘訓練でが主です。ダンジョンマスターの目撃が判明して急遽行われています」


・・・もしかして・・・このチームの目的は調査でなくて・・・ダンジョン管理人の殺害が・・・確かにあの4人なら出来るかもしれない・・・それゆえの強行軍か。

・・・めっさやばす・・・ダンジョン管理人がやられたら・・・間違いなくわたしもやられる・・・手加減なしで。

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