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22.忘れてた危機

血の気がひくというのはこういうことをいうのだろう。

いやまじで。ダンプカーよりでかいG。

休憩室に戻ってアイテムの検証を行おう。

アイテムのなかから錬金術で作成するものを選別しよう。

短剣、長剣、盾、ポールウェポンも一通り出しておかないと。

それと人前に出たときに問題になりそうな装備も質問しておくか。

そう思って歩いていると体が身体が震えてきた。体が動かない。

これはGの恐怖ではない。ステータスを見るとSPがほぼ0だ。

満腹度も0だ。だが空腹感はない。

そのまま前めりに倒れた。空腹感ないのに満腹度0、SP0は非常にまずい。

ただ意識ははっきりしている。

これはどういうことだろう。

私は空腹ではないがキャラクターがSP0、満腹度0になっているということか。

急に右足首を掴まれた。地図表記では白点でも赤点でもない。

ということはダンジョンコアさんだろう。そのまま引きずられる。顎が痛いです。

そのまま休憩室まで引きずられ魔法陣に放り込まれた。SPと満腹度が回復していく。

回復の間に装備について質問することにする。


「装備について聞きたいのですがいいですか?今の装備はダンジョンに挑む冒険者としておかしくはないでしょうか?」


すこし装備を見た後評価が始まった。


「今の装備は・・・かなりおかしいですね。まずその鎧の形状。何を考えてるか理解できないですね。全面赤なのはおかしくはないです。そういう冒険者もたまにはいます。」

「形状も目立つこと間違いないですが、材質がかなり問題です。オールオリハルコンです。鑑定されたら騒動になるのは確実だと思われます。オリハルコンの装備をもっている冒険者はほぼいません。それも一部がオリハルコンがせいぜいですべてオリハルコンはないといっていいでしょう。その両手剣もすべてオリハルコンですね。武器に関しては形状が珍しいのはあり得ることだと思います。」


全身赤色の金属鎧。名前は祝福されたドラゴンメイルだが・・・形状はかなりいかれている。

どこぞやのアニメに出てくる異次元からやってくる悪魔を撃退する最終人型兵器という感じなのだ。

コラボでもないのに実装されたがその当時最高性能だったのでそのままそろえたが・・・

今考えればどうせ終わるからいいかと思ってデザイナーがやってしまって管理者もどうでもいいやと思ったのかという感じだ。

つまり考えられないレべルのオールオリハルコン装備で今まで戦っていたと。

死ななかったのは装備がよかったからか。それともキャラクターの頑丈さか。

LB 侍 の装備は

「革がドラゴン。強化についてるプレートがオリハルコンですね。刀は一部オリハルコンですね。」

これもダメ。

LB 聖騎士 の装備

「鎧はアダマンタイトですね。冒険者の中ではけっこう使われている装備だと思います。」

これはいけそうだが・・・全身銀色なんだよね。

盾と剣もいけそうだ。盾はともかく片手剣は技能がない。

LB ビショップ の装備。

「冒険者の装備とすると最高素材と最高技術で作成されています。鑑定されるとこれも問題になるでしょう。」

どこのだれが作ったのかと問いつめられると。

もしくはバックに大物がついてるか、もしくはどこかの宮廷魔導士とかと邪推されるとか。

LB 戦士 元白魔法使い の装備

「鎧はヒヒイロカネです。アダマンタイトより上です。冒険者の中ではたまに使われるレベルです。」

これはダメかな。

LB 忍者

「考えうる最高素材と最高技術で作成されています。補強プレートはアダマンタイトです。」

これもダメ。

PP 黒魔法使い

このキャラは転職できるが装備は重戦士装備、軽戦士装備、魔法使い装備、斥候軽装備となる。

全部LBの少し下評価だった。当然目立ちすぎるということだ。

PP エルフ 黒魔法使い

PP エルフ 黒魔法使い

これらは作っただけの荷物持ちキャラだ。どの職業でも装備できる服よりましな装備だ。

問題はないが性能もない。

WE ハイエルフ 盾士

「革は水竜ですが亜竜ですね。補強のプレートはミスリルです。魔鉄が芯でミスリルの膜がある両手剣です。これならばそこまで目立たないと思われます。」

作成した時に使った素材そのままだ。問題なさそうだな。

これで行動することにしよう。

回復も終わりつつある。アイテムを選別することにしよう。

ます錬金術で作成しないといけないアイテムが入っているフォルダーを開く。

画面一面にびっちり小さいアイコンが表示される。何がなんだか分からない。

一個一個拡大して確かめていくのも無理な数だ。

どうするべきか。ソートや絞込みはできないだろうか。試すことにする。

(アイテム 武器のみ表示)

数は減ったが・・・まだまだ多い。

(作成 武器フォルダー)

武器フォルダーが作成された。これでいけるか。

(アイテム全選択)

表示していた武器が全部選択された。それを武器フォルダーに移動できた。

(アイテム 全表示)

画面一面にびっちり小さいアイコンが表示されるが先ほどよりかは減っている。

アイテムを防具のみ表示にし防具フォルダー作成し移動した。

これでアイテムはかなり減った。

フォルダーをいったん閉めて武器フォルダーを開く。

最初のアイコンを拡大してみると拳銃だった。現代兵器フォルダーを作成して移動する。

拳銃 拳銃 拳銃 拳銃 アサルトライフル アサルトライフル アサルトライフル アサルトライフル アサルトライフル アサルトライフル 

移動するがずーと銃だな。

銃のみ表示にして全部現代兵器フォルダーに移動した。

その後は戦闘機、戦車、戦艦、といろいろ絞り込んで移動した。

強襲上陸艦を見たときはさすがに震えた。才能の無駄使いにもほどがある。

そうして現代兵器を移動していったがなかなか武器の数が減らない。

逆に必要な武器だけ絞り込んでピックアップするか。

剣、弓、ポールウェポン、と分別する。どれもかなりの数がある。

これはLBが転職すると1レベルになり装備にレベル制限があるため一部装備をレベル別にとってあった分だ。

とりあえず作成すべきなのは弓だろうかとも思ったが現状私とバトルイーグルと雀だ。

魔物召喚は魔石を消費するので常時出すわけにはいかない。

ゴーレムがあったな。

ゴーレムで敵を抑えて私は弓で行くか。

さっきのバトルイーグルもゴーレム出しとけばよかった。

あんなフルボッコは防げたな。

弓を錬金術で作成する。

魔法を打つのに特化させたWEの最新の弓だ。

よく考えたら魔法を弓で打つのはこの世界では出来ない可能性もあるな。

外で検証をしないといけない。

そう思っているとダンジョンコアさんに声を掛けられた。


「申し訳ありません。緊急事態に付きこのダンジョンから退去してもらわないといけなくなりました。準備お願いします。」


いったいなにが・・・


「魔王になったオークがこのダンジョンに侵入しました。」


オークの魔王・・・そーいえばいたな。

忘れてた。

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