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18.レベル1

「魔物を倒すと経験値が入り種族レベルが上がります。魔物でないものを倒してた場合種族レベルの上昇はほぼありません。どちらでも技能と職業のレベルは上がります。技能は回数をこなすだけでもレベルが上がりますが魔物を倒すほうがレベルの上りがいいです。」


油断したら次の項目に行かれた。

ここは質問で間合いを取らないと。


「種族レベルと職業レベル、技能レベルは普通に理解されている概念なのでしょうか?」

「人物鑑定という技能があります。職業は分かります。職業レベルはある程度の鑑定レベルでわかります。技能のレベルが分かるにはかなりの鑑定レベルが必要ですので分かることはないでしょう。種族レベルについては存在すらほとんど知られていないでしょう。黒猫武蔵様の分析でも同じことができるはずです。」


後で自分をチェックすればいいと。


「次に魔法ですが魔法とは意思による魔力変換です。魔力を変換しいろいろな現象を引き起こします。」


次の説明を待つがない。

ダンジョンの成立以外は説明が少ない。

嫌われているのか。

質問しないと終了されてしまう。


「私はかなりの種類の魔法、技能を覚えていたはずなのですが現状ほとんど使えません。何故でしょうか?」

「そういえばそうでしたね。技能を見て見ますか・・・」

「まず【分析】ですが鑑定の上位技能になります。鑑定は対象が人、アイテム、武具全般です。対象しか鑑定できない人物鑑定、アイテム鑑定、武具鑑定、武器鑑定、防具鑑定もあります。対象が狭くなる分精度が上がりますし技能を持っている人物も多いようです。分析は解析にプラスして構成要素の詳細を知ることが出来ます。また現象の鑑定も出来るようになっています。主様もよく考えられていると申しておりました。」

「次に【やっているゲームのキャラの能力】ですがこれはキャラクターの数が多くまた武具の数も多かったのですべてを技能としてつけることはできませんでした。一部のキャラクターを技能として付けていますが技能レベルとしては最低限になっていますね。そのためにそのキャラクターの技能、魔法が使えないのでしょう。」

「技能として付けられなかったキャラクターは錬金術のクリエイト技能で作成するようになっています。これはもう作成済みですね。」

「セーブデータのないゲーム、戦略級戦術級のボードゲームはその駒を取り込んでいます。どのゲームで使うか分からなかったフィギュアも取り込んでいますので錬金術のクリエイト技能で作成すれば黒猫武蔵様の外見を変えることはできます。あとオンラインゲームのアイテムも全部クリエイト技能で作成するようになっています。」


ボードゲームの駒。拳銃はそういうことか・・・いや違うはず。

拳銃が駒のボードゲームはない。


「ボードゲームの駒とはいったいどうことでしょう?」

「卓上で行う戦闘ゲームでキャラクターを分かりやすくするために置く駒ということではないのでしょうか?実際にはこういうものです」


元になった物たちのイメージが投影された。

ボードゲームとそれを保管してた棚の上に並べられたRPG用のメタルフィギュア、数々のプラモデルが映っていた。

大戦時から現代までの戦闘機、ジェット機、空母、戦艦、駆逐艦、巡洋艦、イージス艦、強襲揚陸艦、戦車、支援車両、アニメやコミックの人型兵器のフィギュアやプラモ、アニメの女の子キャラのフィギュア、フィギュア用のの個人携帯武器・・・これはゲームの駒ではないのですが・・・


「あの・・・これはゲームのキャラの駒ではないのですが・・・」

「そうなんですか?主様もなんだかおかしいとは言われていたのですが。ただどれが黒猫武蔵様の言われたゲームのキャラなのか武器なのか確認できないので入れときましたとのことです。戦略級戦術級は指揮官がプレイヤーで兵器が使用武器ということになります。武器やアイテムはキャラクターと違い性能100%で作成になりますので巨大な兵器はいくらMPがあっても作成できなから影響でないからいいか!ということです。その分今使用している技能【やっているゲームのキャラの能力】の解放度 つまりレベルが下がっていますがしょうがないですよね?主様の説明を聞かずダイブしたのですから」


プラモやフィギュアのデータが入ってるおかげでアイテムは全部凍結されててキャラクターの能力も最低限だと。

巨大な兵器とはどこからだろうか。

戦車はNGだろうな。

まあ戦艦が制作出来ても運転できないがな。

泥酔のおかげでこうなったが仕方がない。

自分の蒔いた種だ。

というかダンジョンコアさんのあたりが強いのはこれが原因か。

気持ちを切り替えよう。

まず必要なことは・・・他人から何レベルに見るかだな。

人物鑑定だと職業レベルと技能は分かるはずだ。

今何レベルか分からないがレベルの扱いによっては人里に下りれず山に籠ることになる。


「人物鑑定だと私はどううつるのでしょうか?どのキャラクターが鑑定されますか?全キャラクターレベルが足されたり平均したりしますか?」

「人里に下りるつもりならそこは問題になりますね。どうしましょうか・・・私の鑑定はレベルマックスですべて見えるので推測になりますが。」


人里に下りるつもりなら・・・下りない選択があると。

邪神の下僕として使役されるのは避けたいが・・・条件次第だな。


「人里に下りるつもりならとは?」

「ああ・・・後で説明するつもりでしたがこのダンジョンで管理人をするということも希望されるなら可能です。お勧めしませんが。」


管理人?お勧めしない?


「ダンジョンコアまでたどり着くヒューマン族や外部から来た魔物に対して管理人に勧誘することがあります。まれにダンジョンに来て管理人になろうとして意思の疎通を図る者もいます。ダンジョンは通常自動制御ですが管理人に制御を任せることで柔軟性が生まれいい結果を生むかもしれないということです。失敗してもダンジョンが1つなくなるだけなので。」

「お勧めしない理由は?」

「ダンジョンと繋がってしまいます。利点としては繋がることで食事も睡眠必要なくなり不老になります。その反動でダンジョンコアが破壊されたり、ダンジョンから離れ繋がりがなくなったりすると即消滅します。」


ダンジョンを最良の環境に保たないと命がなくなる。まさに管理人だな。

地球に戻れる可能性はあるらしい。

それを探すにはここを出たほうがいいだろう。

いや・・・管理人をやりながら探す手もあるか・・・時間が永遠になるしな。


「で鑑定で見えるレベルですよね。私には全キャラクターが見えますのでそれをお教えします。」


下僕として使役するのもいやだと。さすがですダンジョンコアさん。


黒猫武蔵 1レベル

WE ハイエルフ 118レベル 盾士30レベル 戦士41レベル 魔法使い35レベル 斥候33レベル 薬師45レベル 職人45レベル

LB エルフ 152レベル 戦士152レベル

LB エルフ 98レベル 侍98レベル 黒魔法使い30レベル

LB エルフ 60レベル 聖騎士60レベル 白魔法使い30レベル

LB エルフ 119レベル ビショップ119レベル 黒魔法使い30レベル

LB エルフ 121レベル 戦士121レベル 白魔法使い30レベル

LB エルフ 60レベル 忍者60レベル 白魔法使い30レベル 斥候30レベル

PP エルフ 黒魔法使い60レべル 総合レベル368 

PP エルフ 黒魔法使い1レべル 総合レベル3 

PP エルフ 黒魔法使い1レべル 総合レベル3 


足されることも平均でもなかった。普通にレベル1だった。

10階層分のボスを倒したがレベル1・・・


「人物鑑定だと私は(黒猫武蔵 1レベル)とうつるのでしょうか?それとここまでの戦闘経験がすべての魔物で1なのですがこれは正常でしょうか?」

「人物鑑定では 盾士30レベル になると思われます。種族レベルまで見えるのであれば種族レベル1になると思われます。経験値については前例はないのですが11人パーティーになっているのだと思われます。魔物のレべルと差があると上でも下でも経験値は下がります。パーティー内でレベルが低いと経験値が下がります。」


WEのルールと全く同じである。

高レベルキャラクターと組んで高レべル魔物を倒しても低レベルのキャラクターのレベルは上がらない。道理だ。

が同一人物の中で起きている。

キャラクターの能力を願ったからこうなったのか。

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