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5-9.デーモン

夜明け前にばっちり目が覚めました。絶好調ですな。

違った・・・寝る前に銃の解凍を行わないといけなかったが忘れていたな。

前回使った分の銃弾はやはり回復していない。

なにか材料が足らないのかそれとも何らかの要因があるのか。

今からやるしかない。前回の考察も試さないと。


大和改に残っている25mm単装機銃を錬金術で解凍する。

まずボルトだけを解凍して取り出す。

出来た!

MPはほぼ減っていない。

これで銃を解凍して・・・出来るようだな。

MPの消費は1割もない。5~6%程度か。

残っている弾薬包筐を3個解凍しておく。

1箱に15発入りマガジンが16個入りなので240発。

1丁あたり2箱になるので480発・・・少ないかな?

3連装の銃や弾は同じものだろうか?

調べてみるか?

後にしよう。とりあえず6丁そろえる。

綾波改に多量についていたはず。これからとりあえず追加で4丁解凍しよう。

おっと台座に重石を付けないと使えないな・・・

グズ鉱石は使ってしまっているので・・・馬ゴーレムを使うか。

今持って来ている馬ゴーレムは40体だが・・・

元リビングアーマー4体+魔鉄ゴーレム12体+銃装備6体+盾装備&銃装備補佐12体で34体。

おおちょうどいい。馬ゴーレムを6体使おう。

台座の下に直径2mで内側が少し厚く外側が少し薄い状態で重石にする。

銃と台座で250kg。銃は115kg。重石は1トン。これでいけるだろう。


後は弾だな・・・25mm単装機銃が14基なので弾薬包筐は28個あるはず。

あった。これは全部解凍しておこう。

これで25mm単装機銃6丁に弾薬包筐が32個なので・・・

1丁あたり1000発以上にはなったが・・・

25mm3連装機銃が4基、25mm連装機銃が1基あるのでそちらを調べる。

弾薬包筐は4個ずつだ。

3連装機銃は計算上6個はあると思ったが・・・松級は8個だった気もする。

というかこれは私が作ったプラモデルをベースに作成されているということだな。

もっと積んでおけばよかったということだ。

こんなことになるとは思ってなかったのでそれはいくらなんでも無理か。

25mm連装機銃を見てみるが25mm単装機銃と銃部分は同じのような気がする。

差があるのは台座だけで乗ってるのは同じなのか。

まあそうだよな。同じにしないと補給が続かないはず。

弾薬包筐を1つだけ解凍して単装機銃の所にあったものと比べる。

見た目では同じだ。行けそうだな。

4+1基に4個づつなので20個追加して全部で52個。

これで1丁あたり2080発か・・・まだまだだな。

弾薬庫には弾はまだあるのだろうが・・・さすかに船内だからな。

他の艦の甲板にあるのを解凍していくか。

そう思っていたら部屋がノックされた。相当時間が経っていたようだ。

明鏡止水10連発でMPを回復させておく。


領主のアビリアさんと朝食を共にする。

ここを出てダンジョンの入り口から入れと言うことらしい。

道案内は?と思ったが冒険者風の格好をしたメイドがもう来ているらしい。

そのメイドはデーモンのはずなのでデーモンはダンジョンから出れないのではなくこの都市を覆う結界から出れない。

が正解と言うことだな。

というか昨日もここまで迎えに来ていたな・・・

その子たちだけ実は人間ってことはありないとは言えないのか。

と言ってデーモンですかと聞くわけには・・・分析というか鑑定使えば分かるが。

だが・・・これもパッシブかアクティブか分からん。

ここで使うのは控えるか。連中は魔物なんだが一応味方だからな。

だがダンジョン内ではいいだろう。ソナーを打つという手もあるしな。


冒険者の恰好をしたメイドさんに連れられてダンジョンの入り口に向かう。

話が通っているのかダンジョンの入り口はそのまま何もしなくても通れた。

ダンジョン内は誰もいないようだ。冒険者も戦争に備えてるのか・・・ん?

ゴブリンがいる!

まじか・・・デーモンがいるダンジョンにもゴブリンが存在するんだ・・・

ダンジョンといえばゴブリンなのか。

誰かが近づいてきたと思ったら武器を持ったメイドさんだった。

ゴブリンが瞬殺されている。結構な時間ダンジョン内を進む。

武器を持ったメイドさんがどんどん合流してくる。

武器は持っているが防具は付けていない。

まあ私と移動しているときだけの特別処置なのか。

下りる階段を下りていく。ここまでが1層で下が2層ということだろう。

しばらく行ったところにメイドの団体さんがいてその中には真っ黒のドレスを着た裏領主ことラルスさんがいた。

これも高級品でめちゃくちゃ綺麗なドレスではあるが・・・

着ているのが髭剃り跡が青いオッサンだからな・・・


「おはよークルーソーさん。調子はばっちりなのー?一気に行くけどいけるー?」

「あ。はい。おはようございます。ばっちりです。いけます」


くそう・・・なんか頭の悪い返事になってしまった。


「んじゃー・・・どうするークルーソーさん?とりあえずこのルートがターゲットが一番出そうなんだけど?」


ラルスさんがたくさんある洞窟から1つを指差した。

ここは奴に会って魔法を仕入れなくてはならんからそこに向かうか。


「はい。そのルートでお願いします」

「あらそうなのー危険だと思うけどーいいのかしらー」

「もともとこちらの要望と言うことなんでそれでいいです」

「そーなのー・・・ならそれでいいわーあとのルートはこちらで狩っていくわー全ルートを潰していけば必ず引っかかるよねー」


複数部隊で全ルートを抑えれば確かにどこかには引っかかる。

横取りされないようにしなくては。


「それにしてもクルーソーさんは不思議よねー」

「どこがですか?」

「わたしたちはデーモンなのよーよくそんなにフツーに出来るわねー」

「まあそういえばそうですね。そんなに珍しいですかね?」

「そうーねー冒険者ギルドのギルドマスターはいまだに緊張してるわよーもう付き合い長いんだけどねー」


それはその恰好と喋りに問題があるのでは・・・なんてことは口が裂けても言えない。


「まあ・・・人間にエルフにドワーフ、獣人、トロール、竜人・・・いろんな種族の人たちがいますよね。自分とは違う人たちに囲まれている訳ですからそれにデーモン族が加わったところで不思議ではないと思いますよ私は」


実際の所・・・私は外見エルフだが実際はエルフではない。

中身は人間なのだがこの世界の人間とはたぶん違う種族なのだろう。

一番の異端がわたしという訳だな。


「あらー・・・そちらではそうなるのかしらねー領主がエルフだとそこら辺も変わるのかもねー」


たしかにな・・・あの都市の種族の雑多さは領主がアルゴランだからとと言う所もあるのだろう。


「それではー取り分でお願いがあるんだけどいいかしらー」


取り分?


「今回倒した敵の魔石はすべてクルーソーさんに譲るわ―なので素材はこっちに譲ってくれないかしらー」


素材・・・死骸のことか。デーモンの魔石は超高級品だったような。


「それはいいですけど・・・そちらが損しませんか?」

「これはここでのルールよー冒険者もそうしてるのー」

「では了解です・・・つかぬ事を聞きますがいいですか?」

「いいわよー」

「ラルスさんはダンジョンマスターではないですよね?」

「ちがうわよーなぜそんなことをー」

「裏の領主ってことはダンジョンマスターってことがありうるのかなーと思いまして」

「ダンジョンを仕切ってるわけではないわよーただいるだけよー出れないしねー」


確かどこかの世界の精神体で生体ゴーレムに入っているだけだったな。

こうやって争っているところを見るとデーモンはダンジョンの管理下にない。

ダンジョン産の魔物ではないということか。


メイドさんたちは担当の洞窟に進んでいく。


「何かあったら彼女を連絡に行かせるわ―」


彼女とは最初に道案内をしてくれた冒険者風のメイドさんだ。


「了解しました。相手がデーモンの恰好をしていたらそいつは敵と言うことですね」

「それでいいわーでも相手がメイド姿だからと言って味方とは限らないわよーまあ可能性は低いと思うけどー」


そういえばもんさんもメイドに化ける能力あった。

ということはそういう敵がいてもおかしくはないと。


「まあ攻撃して来たら敵ってことにします」

「そうねーないとはおもうけどーこっちがクルーソーさんに遭遇したら全員メイドに変身することにするわーそれなら真似できないだろうからねー」


メイドに化けられるやつが団体で敵にいることはないということか。

裏領主ラルスさんはここで全体の指揮を執ると。まあそれが妥当なところだろうな。

元リビングアーマーゴーレム4体と魔鉄ゴーレム12体を出す。

銃ゴーレムに関してはその時に出すしかない。1トンの重石付きなのでそうするしかない。

わたしの担当の洞窟を慎重に進むが・・・何にも会わない。

だんだん洞窟が広くなってきた。

元々ここのダンジョンの洞窟は迷宮都市に比べかなり広い。

まあデーモンが活動しているのだからそうなる。もんさんしか見てないが身長は5mはあるはずだ。

明らかに広間のような場所に出た。

鍾乳洞のような円柱が多くあり奥が見渡せない。

このルートが私の担当なので通路が分岐しているはずは無いはずなのでこのまま進む。

かなり進んだがやはり奥は見えない。

暗視だと見渡せる距離が下がるということか。今まで比較したことはなかったな。

天井に向けてライトを撃つか・・・それだと敵にも見つかるんだよな。

しかたがない。

最大威力でセイクリッドライトを撃とう。

デーモンはこの魔法が苦手なはずなのでプラマイでプラスだろう。たぶん。


無詠唱 (セイクリッドライト)*10

魔法発動<セイクリッドライト>*3


これも3発か・・・シリアスヒールやリジェネレイトと同レベルの魔法なのか。

今いるところは思ったより広い場所だった。ここから壁までは1km以上ある。

ん・・・いま何か壁側で動いたような・・・

地図情報では何も映っていないような・・・

じゃねえ!

壁一面に何かがいる。数百以上の何物かに囲まれているな。

デーモン以外の何かがいるってことか?確かに1層にはゴブリンがいたが。

デーモンはダンジョン側が作った魔物ではないなら強さから考えると他の魔物が多量にいるのは不自然な気もするんだが。

え・・・円柱というか岩陰から同時にデーモンが多量に出て来た。

なんか・・・待ち伏せされていたんでしょうか?

というかデーモンが数百匹?

ボスクラスの戦闘能力なんで1体ずつ出てくると思ってました。

ハハハ―。

お約束をしらんのかこいつら。

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