5-3.アンデッド
寝不足だが起きた。というのか寝てないかもしれない。
今思うに・・・あの蝙蝠は胴体だけで数百mあったような・・・
いや。さすがにそんなことはないよな・・・ハハハ―。
さて・・・MPは満タンになっている。
ぴーちゃんに魔力を渡して空を飛ぶ。
ある程度飛ぶがなにも起きない。地図上ではここが地脈上のはずだな。
ここで明鏡止水をつかえばいい。それと魔法を使って効果を見るか。
一度着陸する。
明鏡止水を10連発で使うと30%程度回復した。
魔法発動<フローティングコントロール>
魔法発動<フライ>
地面から浮くことが出来た・・・と言うことは地脈の近くは魔力が満ちているのが確定だな。
再度離陸して空の旅を続ける。
何事も起こらない。平和だなー。
異変だ!ただ・・・これは何・・・
どこかで何かが・・・アイテムボックス内?
ハンターギルドカード?
ハンターギルドカードを見てみると何かが表示されていた。
<ロージ冒険者ギルド発>
<強制討伐指令>
<城塞都市ロージに巨大生物が襲撃中>
<討伐されたし>
・・・強制討伐指令ってなに?
強制討伐指令です。ってことなんだろうな。しかと・・・はまずいんだろうな。
ロージ・・・地図では北・・・というか北西北。
しょうがない行くだけ行くか。行き先を北西北に変える。徐々に高度を上げながら移動する。
ある程度の時間がかかったが城塞が見えてきた。これが城塞都市ロージなんだろう。
さて・・・襲撃している巨大生物は・・・?
・・・おお!
あれか!城塞の一つと思ったら・・・亀だった。たしかに巨大生物だな・・・デカすぎだろう。
さて・・・どんだけデカくても脳天から攻撃を加えて貫通すれば死ぬだろう。
ゲームのようにHPを0にする必要はないはずだからな。
無詠唱 (マジックアップ)(マジックプロテクションアップ)(プロテクションアップ)(アタックアップ)(ヒットアップ)(スピードアップ)
魔法発動<マジックアップ><マジックプロテクションアップ><プロテクションアップ><アタックアップ><ヒットアップ><スピードアップ>
装備をオリハルコン一式に変更する。サクッと倒して旅を続けよう。
魔法発動<フローティングコントロール>
魔法発動<フライ>
亀の脳天目掛けて急降下を行う。
鑑定しておくか。
<神獣 玄武 Lv??????>
神獣・・・
とりあえず攻撃中止。脳天直撃コースを修正するが勢い余って神獣の前に飛び出した。
神獣は左目がつぶされているな。
体中に相当の怪我を負っている。まあこの図体だといいマトだろうからな。
神獣は口を開いているが・・・まさかね。
神獣の口から白い光が放たれた。
やばい。
無詠唱 (シールド)(シールド)(シールド)(シールド)(シールド)(シールド)(シールド)
魔法発動< シールド>< シールド>< シールド>< シールド>< シールド>< シールド>< シールド>
ん・・・何も起こらなかった。直撃だったが・・・ただの光なのか?
後ろで爆音がした。振り向くとそこにあった城壁が消滅していた。
ん?・・・どういうことだろう?生物には影響がない攻撃なのか?
<最高神の加護を受けし者よ。なんの用だ?>
おおおお・・・なんか頭に響く。
と言うことはこれは神獣からのメッセージか?
というか最高神の加護?
ああ。たしかにチートを貰っていた。
たしか他の人には分からないはずなんだが・・・神獣だとそんなことまでわかるのか。
「えっと・・・神獣さん?と呼べばいいですかね?何をされているのですかね?」
<我は玄武。南にある聖域の守護を司る一族の長。我が一族を殺害し喰ったものがこの都市におる。これはその報復だ>
なるほど・・・神獣ぶっ殺して食ったと。チャレンジャーだなー。
<で・・・そなたは何をしにきたのだ?>
「強制討伐指令と言うのが出てまして・・・いえこちらの都合です。お邪魔してすいません」
まことにお邪魔してすいません。
復讐するは我にあるといいますし・・・神獣ですもんね。
お詫びと言っては何ですが・・・
威力最大設定で
無詠唱 (ヒール)*10
魔法発動<ヒール>*10
あまり効いてないな。そろそろ上位の魔法が使える気がする。
無詠唱 (シリアスヒール)*10
魔法発動<シリアスヒール>*3
使えた。3キャラか・・・どのキャラなんだろう。
分からんな。というか焼け石に水状態だ。
・・・眼だけでも直しとくか。
無詠唱 (リジェネレイト)*10
魔法発動<リジェネレイト>*3
・・・治らないですな。ただ・・・ここで取り出しましょう。
課金アイテム!
最高級万能霊薬 !
HP全回復。いかなる異常も治る課金アイテム。
着せ替え装備のガチャを回した際に結構な数を入手していたが使わずにいたので結構な数がある。
HP回復はほかにもいろいろあるし状態異常も万能薬があるから使わない。
そもそも万能薬もあまり使わないでとってあった。
状態異常は対応した薬を使えばいいだけだからな。
貧乏性ともいうがな。
最高級万能霊薬を神獣に掛ける。
傷がみるみるふさがって行く。
はう!ぴーちゃんが神獣さんの左目を突いている。
ぴーちゃんさん!なにをしとるのですか!
ぴーちゃんが神獣の左目の皮膚を引きちぎった!
そうすると神獣の左目がゆっくりと開いた・・・あれはかさぶたか。
<おお・・・目が見えるようになったな。かたじけない>
「いえ・・・お邪魔したお詫びです。それでは」
さて・・・東に向けて旅を続行しよう。
・・・何かを忘れている気がする。
強制討伐指令か・・・どうするかな。
ハンターギルドカードを見てみると
<討伐対象が神獣であることと神獣の一族が殺害されたことを確認しました。指令の撤回を要請しますか?>
おおおお・・・なんか出てるな?
そういえばギルドカードは情報収集端末だったな。
相手が神獣なのはわかるが殺害をどうやって確認したんだ?
言霊だってことか?
いや・・・ほかにもギルドカードを持っているやつがいるはずなのでそっちなのか。
では・・・要請!ぽちっと。
これでいいはず。
すこししたらギルドカードに反応があった。
<要請は拒否されました。本カードの権限を持って指令の排除を行いますか?>
なにげに超高性能だなギルドカード。指令の排除。ポチっとな。
少ししたらまた反応があった。
<強制討伐指令が再発行されました。本カードの権限を持って指令の停止を行っています。停止を解除しますか?>
解除しない。ポチ。
<強制討伐指令が再発行されました。ロージ冒険者ギルドの指令権限を剥奪しますか?>
剥奪する。ポチっと。
<ロージ冒険者ギルドの指令権限を剥奪しました>
・・・おかしいな。
高性能がすぎる・・・ああオリジナルハンターギルドカードだったなこっち。
権限がたまたまこっちが上なのかな。
冒険者ギルドカードもどれかのハンターギルドカードの劣化コピーのはずだからな。
そのまま東に飛んでいると遠くに都市というか城塞が見えた。
これが煉獄というダンジョンがある迷宮都市かな・・・
近づいていくと様子が違う。
かなりボロボロだ。
というか地図では目的地はもっと遠いな。
これは・・・地図だと滅んだ都市のようだな。
もともとはスールグという都市だったようだ。
そういえば強制討伐指令で北上したのに針路を修正してなかった。目的地は南東になるな。
さてどうするか・・・このまま飛んで行っても到着は日暮れ以降になる。
それに昨日の感じだとそろそろぴーちゃんも飛べなくなるだろう。
この都市で一泊するか。その前に泊ることが出来るかどうか調査だな。
もしかしたら掘り出し物が・・・ないんだろうな。
そんなものがあるのはゲームだけだろう。とっくの昔に持って行かれてるだろう。
着陸して馬ゴーレムで廃墟の都市に向かう。
城壁は遠くから見たら形はあるように見えたが近くに来るとあちらこちら崩れている。
崩れているところで入れそうなところから侵入する。
城壁の中は崩れた建物だらけだ。
地下に降りられる入り口を発見した。・・・あれ?
地図技能を使って地下の情報を見てみる。ここってダンジョンじゃね?
元リビングアーマー4体と魔鉄ゴーレム12体を出してダンジョンに潜る。
銃はデーモン相手にとって置きたいので出さずに行こう。
何かいるが・・・この反応はなんだ?動物でもなければ魔物でもない。
近寄って見て分かった。
初めて見たから分からなかったと。
ゾンビだった。これが本物のアンデッド。
威力最大設定の
「セイクリッドライト」
魔法発動<セイクリッドライト>
ゾンビがすべて崩れ去った。
持っててよかったセイクリッドライト。
あれと接近戦闘はあり得ん。全身に寒気が走った。夢に出そうだ。
元ゾンビの死体と言うかなれの果てはファイヤーストームで焼き切る。
これで再復活は・・・ないよね。
どうやらゾンビは経験値が無いようだ。
セイクリッドライトだと経験値がない可能性もあるがそれはそれでいい。
セイクリッドライトで殲滅していく。
多数のゾンビをセイクリッドライトとファイヤーストームで倒しながら進むといきなり天井がなく空が見える場所に出てしまった。
地図を見るに私が侵入した城壁の東隣に城壁が繋がっていてそこの地面が低くなっているということか。
侵入した地点が元丘か何かで地形を利用しているということかな。
4km四方以上あるが庭と言う感じだ。
もう暗くなっている。
ゾンビ相手に結構な時間を使ってしまったようだ。
まあエルフ娘だから見えるんだが・・・
なんか様子が変だな。
地面が低くなっているのだが城壁は侵入したところと同じになっている。
よく見るとここだけが地面が低くなっていて城壁の下は通路が段になっており多量の横穴がある。
その横穴の前に何かいる・・・鷹の目技能で見てみると・・・
あれですね。定番のガーゴイルが置いてありますね。
ガーゴイルはピクリとも動かない。
これは置物・・・ではないんだろうな。
防御用のゴーレムと言うことか。城壁の内側に横穴掘って防御にガーゴイルを配置か。
なんか微妙と言うかよく分からない作りだな。
後ろで爆音がした。振り返ると今来た道が塞がっていた。
トラップか!しまったな。
前を見るとガーゴイルは動いていない。
ただ道が崩れただけか・・・ガーゴイルは動かないが何かが動いているような。
地図技能を使用して見てみても何もいない。
これでガーゴイルは魔物でもなく動物でもないのが確定だが・・・だが何かがいるな。
さっきと同じか。
地図にガーゴイルを表示。
横穴の前のガーゴイルは表示されて動きはないが・・・
横穴の中に多量のガーゴイルがこちらに移動しているのが地図に表示された。
横穴の中を移動しているだけってことは・・・ないですよね。
真正面にいるガーゴイルが動いた気がする。・・・今お前動いたよな?
一斉に横穴の前にいたガーゴイルが一斉に羽ばたいて宙に浮いた。
横穴から多量のガーゴイルが出てきた。
後ろは崩れて道がなくなっている。
ここは魔力の地脈から離れているのでフライで逃げることも出来ない。
ガーゴイルさん・・・
ただ宙に浮いているだけってことは・・・ないんでしょうね。
そう思った瞬間ガーゴイルが一斉にこちらに移動を開始した。
壁一面ガーゴイルですな。
ガーゴイルの後ろにはガーゴイルが見えます。
その数・・・1000。
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