入学式6
いつもより長く書いてしまったので、入学式編は終了で、新しいところへ入ります。気軽に読んでください!
入学式が終わると、新入生は自分のクラスへと向かった。そこで、ようやくクラスメイトとの顔合わせができる。奏太、千花、輝、花の四人はとりあえずクラスに向かった。
クラスの中に入ると、もういくつかのグループが出来ていた。
「みんな友達作るの早いね。」
花が小さい声でつぶやくと千花も口を開けながら頷いた。「俺話しかけることできるかな……」
奏太が心配そうに話すと、ニヤリとしながら千花が中学時代のことを話し始めた。
「まあ、そうよね。誰かさんは一年の頃ほとんど一人だったしね。」
「あれはわざと作らなかっただけだ! 俺は孤独が好きだったから別にいいんだよ! 」
苦しい言い訳をする奏太と、とても笑いながら話す千花たちの後ろで輝と花は取り残されていた。
「俺たち、忘れられてる? 」
「そんなことないよ! 」
少し寂しそうな輝と慌てながらフォローする花たちを見て、クラスメイトもクスクスと笑っていた。すると、そこに担任の先生がが入ってきた。
「はい! みんな着席してーー! 」
生徒たちが座ると、自己紹介が始まった。
「私の名前は、戸倉 香織です。みなさん、一年間よろしくお願いします。ちなみに年齢とスリーサイズは秘密ですよ! 」
とても昭和の香りがする先生だなと思う四人だった。先生の自己紹介が終わると、奏太たちの自己紹介が始まった。
「やりたくないな……、まだ噛んじゃったら高校生活終わりだ……。」
大げさなことを言う奏太は、中学の頃、失敗をしてしまった。自分の自己紹介の番が回ってきたときに、立ち上がるつもりが机の角に足をぶつけ倒れてしまったのだ。それが恥ずかしく一週間不登校になってしまったのだ。その影響で友達ができなかったのだ。
「大丈夫だよ。今回は俺らがいるじゃんか! ミスっても俺らがなんとかしてやるよ。」
斜め前にいた輝は自信満々に言ってきた。
「なんとかってどうすんだよ! 」
そう言われると、全く考えていなかった輝は黙ってしまった。それを見て、奏太はつい笑ってしまった。でもそのおかげで緊張がほぐれた気がした。
「なんか、俺いける気がするわ! 」
そう言っていると、奏太の番が回ってきた。
「出席番号35番幸村奏太です。趣味は読書です、読書と言っても漫画ですが…… 」
みんながクスクスと笑っていると、先生が急に質問をしてきた。
「どういう漫画を読みますか? 」
「ミスちぇりーです! 」
質問がくるとは思っていなかった奏太は、盛大に噛んでしまった。するとみんなが大声で大笑いした。赤面しながら笑う奏太を見ながら、ある少女も奏太を見て赤面していた。
「とにかく、よろしくお願いします! 」
自己紹介が終わり、輝の方を向くと親指を上に突き立て、
「グッド! 」
と口パクで言っていたのを見て、
「センキュー!」
と言い返した。
一方輝は自己紹介を五回も噛んでしまい、みんなに哀れみの目を向けられたことは、奏太たちの心に残っている。
「今日は色々と疲れたな。」
入学式やその他の用事も終わり、学校を出られたのは二時十五分だった。四人で帰っている時、輝が奏太に話しかけると奏太は放心状態に陥っていた。
約一時間前、自分の机にいかにも即席で作ったような半分に折られた手紙が入っていた。そこには、一時に四階に来て欲しいとだけ書かれていた。実際に行ってみると、誰もおらず、帰ろうかと思い、振り返ると人にぶつかってしまった。
「あっ! スミマセン……」
謝ろうとするが目の前には誰もおらず、おかしいと思った瞬間、
「こちらこそスミマセン……」
下の方から聞こえた気がしたので、見下ろすと小さい女の子が立っていた。小学生かと思い少し質問してみた。
「どうしたの? どこから来たの? 」
すると、女の子は怒りながら言い返してきた。
「これでも同い年です! しかも、同じクラスなのに顔を覚えてなかったの⁈ 」
奏太は驚いて声が出なかった。見るからに小さい女の子がまさか同い年だと微塵も思っていなかったからだ。それに、クラスメイトの顔を全く覚えようとしていなかったため、輝と千花、花の顔しか覚えていなかった。
「顔を覚えていなかったのは謝るよ。それで、ここに呼んだのは君? 」
「君じゃなくて、杉村 詩織よ! ついでに呼んだのも私よ! 」
少し顔を赤らめながら言ってきたので、奏太と詩織の間に緊張感が走った。
やっぱりまだ2000字を書くのは厳しいですけど、楽しいので、まだまだ続けていきたいです。
もし良ければ直したほうがいいところなどを教えてくれれば幸いです。




