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姫はドラゴンに恋をする  作者: 楡葵
第1章
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伝説のドラゴン

兄上はいつも周りに煙たがられていた。


『本当なんだ!本当に見たんだ!』


ドラゴンを俺は一度もこの目で見たことはない。


『信じてくれよ!』


「あんな子に関わってはいけませんよ」

母親は孤児で第一王子になった兄上を疎んでいる為、よく俺と兄上を引き離そうとした。


「兄上を馬鹿にするな!ドラゴンは本当にいるんだ!」


俺は兄上を批判する奴に片っ端から食ってかかった。

俺は、誰が非難しようとも、兄上を信じている。

俺だけは兄上を守る。


ドラゴンは、必ずいる!



だが、俺まで巻き添えになるのを避ける為か、兄上はそれからドラゴンについて語らなくなった。


「ドラゴンなんていないんだよ」


哀しそうに笑う兄上の顔を見ていられなかった。









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