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６‐私はまだ諦めない
急に飛び立った鳥達が、騒がしくせわしく大空を舞っている。私は見つめる。私はあそこへは行けない、翼がない…そうじゃない。私には翼があっても行けない。私は独り。私は自由。私は…。
独りにはなりたくなかった、ちゃんと努力もした。でもダメだった。私が悪かったのかも知れない。でも、無理に合わせないと繋がりが切れる様な関係は、要らなかったから…。
そのせいじゃないかと私は思う。翼があったって、言葉があったって。私は独り…。
名前が呼ばれる、私は空想を止める。
私はまだ諦めない。
自分に負けを認めさせない、だって１７、表に出なくちゃ、負けてられない！
