45-止まらない
子供は大人になる
その線引きは曖昧だ
同じ人なのに同じ人などいない
世界には自分と同じ顔の人が3人いるという
はたして中まで似るのだろうか
大きく例えるなら国が違えば
小さく例えるなら家族が違えば
考え方は異なるだろう
生き方も異なるだろう
だからこそ自分という存在は大切にして欲しい
世界中で同じ人などいないのだから
他人に向ける羨望や嫉妬は悪いものではない
それが悪いのではなく
それを悪く用いるから争いが生まれる
人は完璧ではないからこそ個性がある
生まれもっての才能や環境は自分で手に入れたものではない
偶然を運命と見るか必然と見るかそれは自由だ
大切なのは自分が何をしたいか考えて行動すること
与えられただけの人生で満足するのもひとつだ
親に敷かれたレールを敢えて外そうとすることも
好奇心や勇気と身一つで挑むことも
愚かな行為とはなんだ
他を巻き込むことだろうか
巻き込まなければ何をしても許される訳ではない
そんな解釈をすると人生は自由に見えて窮屈だ
当たり前とはなんだろうか
常識とはなんだろうか
時代と共に変化し続けている
奇怪な目で見られて後世で評価される者がいるように
当たり前とは知らない間に刷り込まれた考え方だろうか
自分にとっての当たり前を他人に押し付けても受け入れてもらえるだろうか
何も知らない頃はそれがそうだと思う
多くの事を知ってもそれがそうだと思えるだろうか
子供でも大人でもなぜそれがそうなのかと疑問は持つ
答えに対して受け止め方は異なるだろうか
子供だろうと大人だろうと生き方に間違いはない
正解がない
自由なようで窮屈で
知ることは楽しいけれど自分が何を知らないのか知らない
知らなければ良かったと思うこともあるかもしれない
逆もあるだろう
でも何もしないのはもったいない
時間は有限で貴重なもの
何もしないことも間違いではない
考え方ひとつで見える世界は違うのだから
それでも世界は止まらない
今この時も