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２９‐君だけの物語
いつまでも空が美しいと思っていたら、間違いだ。
永遠なんてどこにもないんだ。
命はどこから生まれて
どこに消えていくのか
考えたことはあるか。
正解なんて存在しない
誰もがその先を知らないから
だから間違いも存在しないんだ。
君が望むものはなんだ。
諦めたらそこまでだ。
そこ以上は進めない。
言葉に出さずに
態度で示せ。
誰が味方か敵かもわからないこの世の中だ。
君は真実に近づくことができるか。
いつまでも甘えているな。
生きていく術を持て。
自分だけを見据えて
周りに目を向けるな
余所見をしている余裕なんて君にはない。
いつまでもこの空が綺麗だと思うな。
青い空があると思うな。
否定しろ。
加速しろ。
自分にしかわからない
行きつく先は、誰よりも輝いているはずだから。
みっともなくたって構わない。
さぁ、準備はできたかい。
必要なものは何もない
その身一つで駆けていけ。
必ず望むものを手に入れることができるはずだから。
周りには誰もいなくても
絶対に立ち止まるな。
ここからは君だけの
物語だから。
