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18‐何かが足りない
やりたいことをして
悔いのない人生を送ってきたはず
曖昧なのは自分の心
何かが足りない満たされない
悔いのないなんてどうして感じられるのか
思えばいつもうまくいってなかった気がする
悪いのは自分なのだろうか
上部しか気にしていないのではないか
世界は自分中心で動いていて
理解なんてされない
されたくもない
悔いとはなんだ
満たされるとはなんだ
些細なことに一喜一憂して
そんな自分を思い返すだけで恥ずかしいとさえ感じた
自分は素直なのか
ありえない
ありえるはずがない
無限に思考が止まることはない
楽しいだけでは
好きなだけでは
面白いだけでは
誰かの不幸の反対は
もしかしたら
自分の幸福かもしれない
思い返すことは何度でもできる
ただ
悔いが
満たされていない心が
見えてくるだけの結果も有り得て
今
この瞬間
自分の行動が正しいのかさえ
解らなくなる
立派な人にならなくても
思いやる人にならなくても
尊敬される人にならなくても
そんなことを気にしなくても
良い
誰かがいるから悔いが生まれて
誰かを思うから悔いを感じる
誰もが独りではない
悔いは次の向上に
汚点のない人生は
滅多に送れる人はいない
と
思った。