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最弱妖怪娘の学園生活  作者: とんぼ。
学校生活編

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31/38

31.髪を揺らす貴方

 体育館。シューズの音がキュッキュと鳴り響く。今は体育の時間で、バスケットボールの試合をしていた。


「かえでっちー!いくよー!」


 純麗すみれちゃんの声がする。彼女のいる方を向くと、丁度ボールが飛んできた。私にも取りやすいように一度バウンドしたボールは、すんなりと手の中へと収まった。

 そして、立ち止まりゴールを視界に映す。ボールを持ち、構える。そしてシュート。


 軽い音が響き、曲線を描いたボールはリングと網を通過した。2点ゲットだ。

 それと同時にブザーが鳴る。試合終了の合図だった。


 「「「ありがとうございました。」」」


 コートの中央で挨拶を終え、端へ避ける。


 運動が大の得意というわけではないので、私の息はあがりきっていた。体育館端で座り込み、休憩することに。


 「おつかれー!かえでっち!」

 「お疲れ様。純麗すみれちゃん。………なんだか元気だね。」

 「へへっ。まぁね!友達とやるバスケは部活のとはまた違った面白さがあるしさ!」

 「そっか。………ちなみにどっちが楽しい?」


 少し意地悪な質問をしてみる。


 見上げた純麗すみれちゃんの顔は驚きに染まったのち、また普段のからっとした笑顔にうつる。


 「もー。違う面白さって言ったじゃん!どっちも楽しいよ!」

 「あははっ。そっか。良かった。」

 「あっ。うち、次の試合も出るから!かえでっち、そこでおーえんしててよ?」

 「うん。頑張ってね。」


 元気に手を振り純麗すみれちゃんはコートに戻る。そしてすぐに次の試合が始まった。

 連続だというのに疲れを見せない彼女の姿はとても眩しい。


 「純麗すみれちゃんは凄いなぁ…。」

 「山吹やまぶきさんもそう思う?」


 突然横から声がした。隣を見ると純麗すみれちゃんと同じバスケ部でなおかつクラスメイトの女子生徒が此方を見ていた。


 「うん。やっぱりバスケ部って体力づくりとかしてるの?」

 「まぁ、してるけど純麗すみれは別格だよ。バカみたいに体力あるの。……ほら、朝だってキャラ弁作って髪巻いてから朝練来てるんだよ?」

 「あははっ。凄い体力だよねぇ。私だったら弁当作りで疲れちゃうかも。」

 「だよねー。」


 女子生徒とそんな他愛もない話をする。そんな間にも純麗すみれちゃんはシュートを決めていた。

 以前はレイアップを決めれるようになったと言っていたが、今日は綺麗なスリーポイントを決めていた。


 走る彼女の髪が揺れる。ポニーテールが体の運動に合わせて弾んだ。持ち主に似合った活発な印象だった。

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